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イタリアンvs中華!栄養士が指南「太らないランチ」の賢い選び方

厚手のコートはクローゼットの奥へとしまいこみ、そろそろ春服へと衣替えの時期。これからの季節は冬よりも露出が増える分、体型が気になります。食生活に気をつけて、少しずつダイエットに取り組もうと考えている働き女子は多いはず。ランチのメニューもカロリーや脂質の低い、ダイエット向きで美味しい食事を選びたいですよね。ランチメニューの定番であるパスタやピザのイタリアン、もしくはガッツリ食べられる中華。どちらがダイエットに向いていると思いますか? 今回は管理栄養士の兵頭よし子さんさんに、“イタリアンvs中華”のダイエット向きランチメニューの選び方を教えて頂きました。

乳製品やバターを使うイタリアンはハイカロリー、油っぽい中華も太る原因……。そんなイメージも間違いではありませんが、「選ぶメニューによってはダイエット向きで食事バランスが取れているものもある」と教えてくれるのは、管理栄養士の兵頭よし子さん。

1:ズバリ! ダイエット向きなのは中華

イタリアン、中華と言ってもメニューはさまざま。選ぶメニューによってカロリーは異なるので一概には言えませんが、太るリスクを回避できるのは中華だと兵頭さんは語ります。

「イタリアンと中華を比較した時、野菜を多く使ったメニューが多いのは中華です。八宝菜、回鍋肉、麻婆茄子など、ビタミンや食物繊維をとることができ、ボリュームの割にはカロリーも少なめ。対し、イタリアンはトマトやキノコ程度のことが。ボリュームも中華の方がありますし、どちらのお店に行くか悩んだら迷わず中華料理店へ」

イタリアンといえばティラミスやジェラートなどのデザートメニューも豊富で、ランチセットでついつい余計に頼みがち。食後デザートの誘惑を考慮しても、中華の方が賢明なチョイスかもしれませんね。

2:最も肝心なのは、メニュー選びと食べ合わせ!

「中華がオススメと言えど、たっぷりの油で炒めたチャーハン、揚げたお肉に甘いあんを合わせた酢豚など、ハイカロリーなメニューは避けましょう。1でも述べた野菜を豊富に食べられるメニュー、とくに蒸し物や和え物など調理に油を使わないメニューであれば脂質の摂取も抑えられます」

揚げ餃子よりも蒸し餃子や小籠包などあっさり食べられるおかずならカロリーも脂質も少なめです。

ラーメン×チャーハンなどの脂質と糖質Wパンチのメニューは、ダイエット中は我慢! しっかり味のついたおかずと白ご飯で脂質の摂りすぎを避けたら、満腹感もあって無駄な間食も減らせそうですよね。

3:食べる時には“太りにくい”工夫を!

よく噛んで時間をかけて食べるというのは、みなさん常に意識しているはず。兵頭さんによると、食事をとる順番でも太りにくい工夫ができるとのこと。

「どんな食事をとる時も、まずはサラダなどの野菜から口にしましょう。そうすることで血糖値の上昇を穏やかにし、インスリンの分泌量も減らすことができます。結果、長時間満腹感を得られ、消化もしやすくなるのです」

また美容ライター筆者のオススメは食後に温かいウーロン茶、プーアル茶、ジャスミン茶などを飲んで食事を締めくくること。これらは腸内で脂肪吸収をブロックする一方、吸収された脂肪燃焼を強力サポートする効果があると言われています。

だからといって何でも食べて良いわけではありませんが、少しでも太りくい働きをしてくれるなら試す価値ありです!

以上、“イタリアンvs中華”ダイエット向きランチメニューの選び方をご紹介しましたが、いかがでしたか?

中華や飲茶は大皿を取り分けながら、たくさんの種類のメニューを楽しめるというのも、ダイエット向きなポイント。中華に限らず「野菜にタンパク質に、炭水化物もバランスよく取ることが一番重要」と兵頭さんも教えてくれました。

ランチは毎日のことなので、ヘルシーなメニューを賢く選んで、無理なく減量を目指しましょう!

 

【取材協力】

※ 兵頭  よし子(ひょうどう よしこ)・・・大和学園京都栄養士専門学校、大和学園京都調理師専門学校卒業。その後、京都市、京都保育センターたかつかさ保育園に勤務のあと愛媛県宇和島市にて、市役所生活環境課の嘱託栄養士として勤務。出産を機に退職。2003年より(有)ヘルシープラネット<現在(株)ヘルシープラネット>にて勤務し、2011年3月退職。その後はフリーランスとして活動中。調理師、管理栄養師だけではなく公認スポーツ栄養士の資格も持ち、現在は専門学校等で非常勤講師を務めている。

2017/3/7 BizLady掲載

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