4つのナチュラル洗浄剤に絞ったら、汚れも見た目もスッキリ!
null以前は掃除する場所別に様々な洗剤を取り揃えていたという大木さん。それをこの4つに厳選した理由は?
「いろいろな洗剤があると収納場所も取るし、結局使いきれなかった……なんてことも。改めて見直すと、この4つがあれば充分ということを知りました。見た目もスマートにさせたくて無印良品の『入浴剤・バスソルト用詰替容器』や『mon・o・tone』のスプレーボトルに入れて、生活感を払拭しています」(以下「 」内、大木聖美さん)
食洗機:投入口に『クエン酸』。これだけで隅々まで汚れをオフ!
nullワイヤーラックが多く、洗いづらい食洗機。でも食器を洗うものに化学系の洗剤を使いたくない時は『クエン酸』を。投入口に入れ、いつもように動作させるだけで細かな部分までピッカピカ。1回につき大さじ1が目安です。
「ほとんど手間がかかりませんが、ワイヤーの接合部分など、細かな部分の汚れまでしっかり落ちますよ!」
カップ:茶渋も諦めないで!『過酸化ナトリウム』で白さを取り戻す
nullがんこな茶渋も『過炭酸ナトリウム』があれば大丈夫! カップに『過酸化ナトリウム』を小さじ1/2程度入れ、約40度のお湯を注ぐだけ。30分もすれば汚れが浮いてきます。
「お気に入りのカップが汚れても、この方法を知っていれば簡単にキレイにできます」
鍋:『重曹』と『過炭酸ナトリウム』が、がんこな焦げ付きをなかったことに
null磨いても磨いても取れない焦げ付き。まずは鍋たっぷりにお湯を沸かします。そこへ『重曹』か『過炭酸ナトリウム』のいずれかを投入。火を止め、そのまま2時間放置すれば、焦げが溶けてキレイな鍋底に。水2Lに対し、『重曹』も『過炭酸ナトリウム』もそれぞれ大さじ1が目安です。
「力わざで鍋の焦げ付きを落としたとしても、鍋底が傷つくことがあります。その点、この方法は鍋を傷めることなく汚れを落とせます。外側にできた焦げも『重曹』があればOK! 『重曹』に少量の水を加えてペースト状にし、クレンザーを作ります。それでこすれば、落とすことができます」
皿:食器用洗剤でも落としづらい油汚れは『セスキ炭酸ソーダ』で
nullベッタベタの油汚れは『セスキ炭酸ソーダ』を皿表面全体にスプレーし、5分ほど置いておきます。その後、いつもどおり食器用洗剤で洗い落とせば、するっと油汚れが落とせます。スプレーは水500mlに対して小さじ2を溶かします。
「何度も食器用洗剤を継ぎ足して洗うのは不経済ですし、なんだかベタつきが残っている気がすることもありますよね。『セスキ炭酸ソーダ』を使えば、お皿からキュキュと音が聞こえますよ」
※編集部注:『セスキ炭酸ソーダ』については、手荒れが気になる方は、手袋をして使用してください。
掃除方法もキッチンの収納もスマートにできる4つのナチュラル洗浄剤。洗剤ジプシーの方は一度挑戦してみては。
大木聖美(おおき・さとみ)・・・整理収納アドバイザー、整理収納アドバイザー2級認定講師、