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朝寝坊した日のメイク、これだけやっとけば、は何?【ママ・ヘアメイクさんが教える今日から使えるメイクのコツ#1】

「バタバタと忙しくても、自分なりのキレイではいたい!」がやっぱりママの本音ですよね。そんなママたちの、日々のメイクのお悩みを時短&簡単テクニックで解決する連載がスタート。

1回目は朝寝坊しちゃった日の、最低限「これだけやっとけば」のメイクについて。教えてくれるのはご自身もふたりのお子さんのママ、資生堂のヘアメイクアップアーティスト・齋藤有希子さん。資生堂内のママさんヘアメイクだけで作っているチーム「らしく for mommy」のリーダーとしても活動中です。

ママだからこそ役立てたいメイクのコツ、ぜひトライしてみてくださいね。

<用意するもの>

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右/マキアージュ パーフェクトマルチベース BB 3,240円(税込)
左/インテグレート ボリュームバームリップN RS788 1,200円(税抜)

用意するものは、このふたつだけ。

・カバー力のあるBBクリーム

・直塗りできるツヤ口紅

BBクリームは保湿成分がたっぷりでのびがよく、しっとりとなじむものを選んでください。時短でササッとキレイに仕上げたい朝はとくに「のびのよさ」は重要です。このマキアージュのBBはのびがいいのにカバー力が高いところが、もう若くはない(笑)私たちの肌を救ってくれるんです!

そしてリップはいわゆる「口紅」ではなく、染まるようほんのりに色づくタイプがおすすめ。時間のない朝は、鏡をきちんと見なくてもササッと塗れるこの手のリップが重宝します。このバームリップは「バーム」というだけあって潤い感もたっぷりだし手頃なお値段でオススメです。

さらにフルメイクしていなくても顔から浮いて見えない〝透明感〟も決め手です。色は、肌を明るく見せてくれながらも「ちょっとローズよりの赤」が濃いめリップよりもカジュアルなこなれ感も出て、万能です。

BBクリームは塗るべき場所にしっかり!これが最大のコツ!

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ファンデーションやBBクリームは顔全体に同じ厚さで塗る必要はないんです! そこがママたちの最大の「目からウロコ」ポイントかも知れません。

時間がないときに急いで全顔に塗ろうとすると、フェイスラインまで妙に厚塗りになってしまったりムラづきしてしまったり。かえって逆効果なことも。きれいに見せたい、カバーしておきたい部分だけに置くように塗るという方法も、全然あり。覚えておくと便利ですよ。

眉については、自眉がしっかりあれば何をしなくてもOK。薄くて気になる人はアイブローパウダーでなぞる程度で済ませて。

(1)BBクリームは1度手の甲に出します。小豆1粒大くらいを目安に

時間がないときこそ頼りにすべきは、ファンデーション並みにカバー力のあるBBクリーム。量の目安は、両頬で小豆1粒大が目安。多すぎると厚塗り感が出てしまうので、適量こそが時短できれいに仕上げる鍵なんです。厚塗りやムラ塗りを防ぐ意味でも、顔に塗るものは1度手の甲に出す、というクセをつけたいですね。

(2)塗るのは、黒目の下を中心にした、逆三角形部分

手の甲にとったら、BBクリームを中指と薬指に広げて、黒目の下から外側に向かって伸ばします。皮膚を引っ張るようにはしないで、トントンと軽く叩き伸ばすように手早く広げていくと、くまやくすみが上手くカバーできます。他の部分は顔の外に向かってさっと伸ばすだけ。くまが目立つようなら、その部分にさらに重ねづけをすれば肌は完成です。

人の視線って主に、目を含めて顔の中心に集まりやすいもの。なので、この部分の肌がきれいに整っていると、十分に“きちんとした肌見え”が叶うんです。

染めるように色づくクレヨンリップで唇に色を足す

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うっすらと染まるような発色のクレヨンタイプのリップは、色付きリップクリームを塗る感覚でサーッと塗るだけでOK。一見濃いめに見えるけれど、実際は潤いたっぷりのシアーな色づきなので、慌てて仮にはみ出したとしても、指で簡単に拭ってオフできるのもいいところ。口元に色のポイントが来ることで、チークがなくても顔全体に血色感がプラスできますよ。

目の下ゾーンのしっかりめカバー+血色リップ、が時短でも“きちんと見え”させるコツ。寝坊してしまった日のためにぜひ、覚えておいてくださいね!

今回メイクを教えてくれたのは…

profile

齋藤 有希子 YUKIKO SAITO

2003年資生堂入社。HAKUの木村文乃さんなど資生堂のCMや広告でメイクを担当。ほどよくトレンドを落とし込んだ、簡単でわかりやすいメイクアップ提案に定評が。8歳の娘、5歳の息子をもつ2児の母でもあり、2018年2月からビューティーでママを応援するプロジェクト「らしくfor mommy」を立ち上げ、ママ向けのセミナー活動なども精力的に行っている。

プライベートでは40代のエイジングを楽しむべく、家族でご近所ランニングや冬スキーなど「にわか」アクティブ”活動中。

LINEアカウント「らしく for mommy」でママ向けの美容情報配信中。LINEお友達登録はこちら。

働くママ・齋藤有希子さんの、化粧ポーチの中身は…

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「日中、化粧直しする時間はほとんどないし、荷物は最低限にしたい派なんです。いざというときのためのきちんと感アップ&保湿対策として、数ある化粧品の中から厳選した4アイテムのみポーチに入れてます」

右上から反時計周りに/

1.インテグレート スーパーキープパウダー(右上)

Tゾーンや鼻まわりなど脂浮きや毛穴、化粧くずれが気になる部分のリタッチに。粉っぽくならずにサラッとなじんで、毛穴の目立たないなめらかな仕上がり。

2.インテグレート グレイシィ エレガンスCCルージュ BR683

くすみや縦ジワをカバーしながらしっとりとなじみ、程よく発色してくれる口紅。疲労感(笑)をごまかしてくれるし、おしゃれっぽく見せてくれるブラウン系のこの色が絶妙なんです。

3.dプログラム バームqq

固形状のオイルバームは、肌のカサつき・粉吹き、唇の乾燥など気になる部分に。肌が敏感なときでも使える低刺激設計。なかなか紹介することが少ないのですが、個人的には「我が社の隠れ名品」と思ってます!持ち運びにも便利。

4.モアリップ

あれた唇のケアに役立つ名品。商品開発の仕事のときは、口紅を塗ったり落としたりを1日に何十本も試すことも。そんなハードワークの必携アイテム。

 

撮影/齋藤裕也(t.cube)

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