1:“貯まる仕組み”を作っていない
入ってきた給料をなんとなく使い切っては、また来月の給料がやってくる……。そんなお金の使い方、していませんか? お金を貯めたい!と思うのであれば、きちんと“お金が貯まる仕組み”をみなさん自身が作る必要があります。
例えば、会社員の方であれば、会社に“財形貯蓄”はありませんか? 財形は給料を手取りで受けとる前に別に溜めていてくれるシステムなので、あるという方はすぐにそこで貯める仕組みを作りましょう。経理の方に声をかければ、手続きが進みます。
財形はないという方は、銀行で貯まる仕組みを作ることができます。給料をもらったらすぐにお金を積立てる自動積立預金。こちらを使うと毎月ちゃんと貯まる仕組みが作れます。
「今月余ったら、余裕があったら貯蓄しようかな〜」と思っていても、なかなか難しいもの。お金を貯めたいのなら、きちんと自分で貯まる仕組みを作ることが大切です。
2:“使途不明金”が多すぎる!
みなさんは日々のお金の出入りの記録をつけていますか? お金の記録といえば、やはり“家計簿”ですが、家計簿はやっぱり苦手、何度つけても挫折して……、ちょっと面倒という方も少なくはないと思います。
でも、お金の出入りはあいまいな記憶よりも、しっかりと記録することが大切。家計簿はどうしてもという場合は、家計簿に代わるもので記録をつけていきましょう。
例えば、銀行の通帳。最近はWEBの通帳を使っている人もいるかもしれませんが、筆者がおススメするのは、昔ながらの紙の通帳。ちょっとかさばるのが難点ですが、紙のいいところはすぐにメモができること。じつはお金の使い道で一番といってもいい貯まらない要因は“使途不明金が多い”ことなのです。
この前ATMでおろした2万円、何に使ったか覚えていますか? 先日引き落とされたクレジットカードの料金の3万円、何を買ったか覚えていますか?
例えば、お金をおろした記録の脇にでも、何を買ったかメモするだけで、自分がどんなお金の使い方をしているのか、一目瞭然です。手帳でも、携帯のメモでもいいです。いつ、何に、いくら使ったかの使途不明金を出さないことが、無駄遣いをしないための第一歩なのです。
3:定期的に“リバランス”をしていない
お金が貯まる仕組みを作ったら、大切なのは見直しです。例えば、転職をして給料が変わった方は、毎月の貯蓄の額が変更になる場合もあるでしょうし、結婚、出産など生活スタイルの変化も見直し対象です。
この方法がいいと思って始めたことでも、環境の変化で変わるもの。そこは柔軟に対応していくと、お金も変化に対応できます。
また、直接的なことだけではなく、例えば、携帯電話のプランや、保険の見直しなど毎月の出費も定期的に見直して下さいね。
以上、お金が貯まらない人がやってはいけないNG習慣でしたが、いかがでしょうか?
当てはまっていた……という方はぜひ見直して! 当てはまらなかった……という方は、これまで通り順調にお金を貯めていきましょう。
2017/3/23 BizLady掲載