丁寧なお願いするときは、Would you mind~
お願いをしたり、依頼したりするとき、「名詞+please」「動詞+please」だけで終わらせてはいないだろうか。英語にも、丁寧な表現というものがある。いろいろなシーンで使えるていねいなお願いの仕方が、「Would you mind~」だ。
Would you mind not smoking here?
「ここではタバコはご遠慮いただけますか?」
Would you mind turning the volume down please?
「ちょっとボリュームを下げてもらえませんか?」
“Would you mind~” を使えば、丁寧なニュアンスが加わり、ちょっと言いにくいこともスムーズに伝わると、ベティ先生は言う。
ちなみに、レストランで必ず使うのが「お会計お願いします」。これは、
Can I have the check (bill) please?
という。
では丁寧なお願いに対する、丁寧な断り方は?
たとえばあなたがフロントデスクで待たされているとしよう。ベティ先生は次のシチュエーションを黒板に書いた。
A receptionist at the front desk is dealing with one guest and sees that another is waiting with an enquiry. She/he says: Sorry. Would you mind waiting a little longer?
Sorry. Would you mind waiting a little longer?
「もう少しお待ちいただけますか?」
そう言われて、あなたはどう答えればよいだろう。
「はい大丈夫、待ちますよ」という場合は、
(No,) not at all.
問題は断る場合だ。ていねいに断る場合は、“I’d rather not”を使うとよいと、ベティ先生はアドバイスする。
I’d rather not. I’m in a hurry. I’ll come back later.
「それはちょっと……いま急いでいるので……。ではまた後で来ますね」
旅先でこうした表現を使いこなしてみたい。
文/まなナビ編集室 写真/(c) luckybusiness / fotolia
(初出 まななび 2018/06/20)