気持ちを伝えるイラスト術を学ぼう【なぞり描きシートで簡単イラスト術#3】　

引き続き、先生は兎村彩野さん。イラストレーターとして活動しながら、昨年『万年筆ですぐ描ける！シンプルスケッチ』（グラフィック社）を出版。各地でイラストのワークショップを開催し、どんな人でも簡単に描ける「なぞり描き」を広めています。

今回の撮影のために、さまざまなシーンで使えるイラスト付きのメッセージカードを作ってきてくれました！　

※LINE IDや電話番号は架空のものです。

ーー（ライター・小沢あや、以下同）わあ、どれもかわいいですね。兎村さん、この名刺は何ですか？

これは、幼稚園・保育園や小学校にお子さまが通っている親の間で使われている、「ママ名刺」「パパ名刺」です。こういうモノがあるんだよ、と教えていただきました。子育てをしていると、コミュニティーの親同士で連絡先を交換する場面がたまにあります。必要な情報だけを交換できるので、会社の名刺を渡すよりよさそうですね。

ーーそんなカルチャーがあるんですね！　確かに、大人数でLINEを交換するより便利そうですね。

LINEのIDや携帯番号・子どもの名前など、必要な情報だけを書きます。似顔絵を添えると覚えやすくなり、やわらかい印象になります。たくさん必要なものではないので、手の空いた時に数枚をさっと描いてストックしておくといいですね。こだわりたい方は、薄い紙にイラストをなぞり描きして好きな形に切り抜いて、厚紙に貼ってもかわいいですよ。文具屋さんや画材屋さんではカードサイズの色々な紙が売っています。

ーーこのカードも、シンプルでいいですね！

これも、なぞり描きシートで描きました。かわいいカードが手元になくても、白い紙にイラストを添えるだけでOK！　メルカリなどのちょっとした送り状にも使えます。

ーーなるほど。いつも「かわいいカードの買い置きがあればいいのに」と思っていたけど、自分で作っちゃえばいいんですね！

手作りだと好きなサイズで作れるので気に入っています。車のイラストは、まっすぐ並べてもいいし、このようにわざとバラバラにしてリズムを出してもかわいいですよ。

ーーこちらの紐がついたカードも、とってもおしゃれ！

やや厚手の紙になぞり描きで親子のイラストを描きました。パンチで穴をあけ、紐を通すだけで作れます。　お菓子に添えたり、ギフトラッピング用にもぴったりのアイテムです。

シンプルな付箋も、なぞり描きでイラストを添えると、より気持ちが伝わります。

ーーこんなメッセージもらったら、許しちゃいますね！　付箋なら、玄関や冷蔵庫にパッと貼ったりできますね。

専用のカードを用意しなくても、家にある紙でなんでも応用できるんですよ。なぞり描きしやすい薄手の白い紙からはじめてみるのがオススメです。今回、いくつかの絵に色を塗ってみましたが、もちろん色を塗らなくてもOK。線画でも十分かわいさが伝わります。着色を楽しみたい方は色数を増やしすぎないことがキレイに仕上げるポイントです。

第4回は、イラストにぴったりの筆記用具について教えてもらいます！

なぞり描きシートのDLはこちらから↓

なぞり描きシートダウンロード

おうちにプリンターがないという方はコンビニプリント用の番号もご用意しました。（A4で3枚になります）

セブンイレブン プリント予約番号 ：7PGP9TY4

期限は2018年09月28日まで。