パンツは履かない!「スカート派」はわずか4%
null20~60代の女性161名に「私服でパンツやズボンを着用するか」と質問をしたところ、「着る」と答えた人は96.3%、スカートしか着ないという人はわずか約4%という結果に。予想以上にみなさん、パンツやズボンを普段のコーディネートに取り入れていることがわかりました。
■あなたは私服でパンツやズボンを着用しますか?(寝具は除く)
「着る」……96.3%(155人)
「着ない」……3.7%(6人)
最近では、学校や会社の制服にもパンツ・ズボンスタイル(いわゆる「スラックス」)が導入される場所が増えるなど、「女性=スカート」という昔からのイメージが覆されてきました。これは「LGBTQや多様性の配慮から」という点で広まってきた傾向がありますが、実は防寒や動きやすさといった機能性の高さという点においても注目されているようです。特に学生にとっては、自転車通学がしやすいといった理由や、痴漢予防対策としても効果的と言われていて、選択肢が増えたという点においても人気があります。自分の意志で自由に選べることで、その時の気分やTPOに合わせても選べるという楽しみが増えるようです。
私服においても、パンツやズボンの人気は高まっています。最近は自分の好みや体型にあったものが選べるなど、生地やシルエットなどの種類が増え、昔より選択肢が広がった分着やすくなったと言えるでしょう。一方で、やはり「スカート」にも多くのメリットがあり、「スカート」から離れられないという人も。今回はあえて少数だった6人の「パンツ、ズボンは履かない派」の人達に、その理由を聞いてみました。
スカート派の主張
null絶対にパンツやズボンは履かない……そんな「スカート派」の意見をご紹介します。
スカート派に聞いたズボンを履かない理由(1)スカートの方が着心地がいい
「スカートの方が涼しげ」(36歳女性/主婦)
「ズボンは足首にまとわりつくからイヤ」(53歳女性/その他)
「スカートの方が好き。ズボンは外出先のトイレに入る時汚れないか気になる」(58歳女性/総務・人事・事務)
「涼しい」「足にまとわりつかない」「トイレがラク」といった機能面でのスカートのメリットを挙げる声が聞かれました。また、スカートの方が場所を選ばず脱ぎ着がしやすいため、着替えがラクという点でも評価されているようです。
スカート派に聞いたズボンを履かない理由(2)スカートの方が体型が隠せる
「太っているのでパンツをはくとパツパツに見えてしまうから」(49歳女性/主婦)
「足が太いから」(45歳女性/その他)
また体型を気にして「スカート」を選ぶ人も。「ズボンより体型を隠すことができる」「足の太さがごまかせる」といった意見もありました。またスカートの方が下にスパッツやタイツを履いても着ぶくれが目立たないため、冬の防寒対策がしやすいというメリットもあるようです。
スカート派に聞いたズボンを履かない理由(3)スカートの方がオシャレ
「見た目がオシャレだから」(前出の36歳女性/主婦)
「ズボンはボーイッシュに見える」(49歳女性/その他)
そして何といっても「単純にスカートが好き」という意見も。スカートの方が、ズボンやパンツより「オシャレ」で「女性らしい」「かわいい」印象を与えやすいというコメントもありました。確かに、デートやパーティー時のファッションはスカートを選ぶ人が多いので、女子力の高さという視点で見ると、スカートの方が優勢と言えそうですね。
昭和のお母さん世代は、圧倒的にスカートが多かった印象があります。それに比べると、令和の今はスカートにパンツを組み合わせたり、スウェットでラクチンな素材が出てきたりと、時代と嗜好と需要が大きく変わったのを感じますね。社会に出て働く女性が増えたいま、動きやすいズボンやパンツが好まれるのも当然なのかもしれません。
何はともあれファッションは、自分の好きな物を着るのが一番です。スカート派にしても、パンツ・ズボン派にしても、自分が気に入ったものを着ると気持ちもあがり、その人の魅力も引き出すことができるでしょう。
最近ではスカートを履く男性もいますし、好きなファッションを好きなように着ることができる時代になっています。TPOや気分に合わせて使い分けるのがファッションを楽しむ醍醐味、今年の冬は自分の好きなスタイルを見つけて、今まで以上にオシャレを楽しみたいですね。
エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。