小遣い専用財布で、やりくりの手間を半分に
null家計簿が続かない理由として多いのが、「予算が守れなくて書くのが嫌になる」というパターン。そうしたケースを取材してみると、小遣いと生活費を一緒に管理している人が、驚くほど多いのです。
「財布が1つだと自分のコスメや雑誌も“日用品”として買っちゃう。たまにすごい金額で予算オーバーすることが!」
など、小遣いと生活費を1つの財布で管理すると、個人的な出費もうやむやにして、生活費から出すことが多くなります。
出費の変動が大きくなるため、家計簿を書くのも大変。そしてよほど家計簿でしっかり管理しない限り、どうしても予算オーバーしやすくなり、やりくりが嫌になってしまうのです。
そこでおすすめしたいのが、小遣い専用財布。
生活費用の財布と分けることで、「自分が欲しいもの」と「家族の生活のために必要なもの」の予算を、最初からきちんと区別して管理できます。
小遣い財布は、使い切っていい金額だけ入れておけば、家計簿をつけなくてもOK。生活費用の財布だけ、しっかり残金を意識して暮らせばいいので、予算管理の手間を大幅に省けますよ!
小遣い専用財布は、やる気を高める効果も!
さらに、小遣い専用財布はこんな効果もあるという声も。
「自由に使えるお金があると思うと、すごく嬉しい。生活費を使い込む罪悪感がなく、やりくりにも前向きになれます!」
欲しいものを言い訳しながら生活費から出すのは、ストレスがたまるもの。自分の趣味や、欲しいものに堂々と使えるお金があることは、息抜きやストレス発散に大いに役立ちます。
貯まる人の中には、多少高くても自分が気に入った財布を持つことにこだわる人が少なくありません。
大好きな財布で小遣いを持つと、気持ちのゆとりがさらに違ってくるからだと話します。それがお金を大切に使う気持ちにもつながり、結果的にムダの少ない家計になっていくのです。
個人的な出費も予算を守って使える
取材でお会いする専業主婦の方は、毎月の小遣いを作っていないこともよくあります。ですが、小遣いがなくても個人的な出費がなくなるわけではありません。
ママ友とのランチ、趣味に使うお金、コスメや雑誌、雑貨や服などをなんでも「必要だから」と生活費から出してしまうと、あっという間に赤字です。
小遣い専用財布を持つことで、そうした個人的な出費にも、上限を作れます。上限を意識し、優先順位を考えて小遣いをやりくりすることは、家計全体の安定にもつながるのです。
楽しくお金を使って、家計も改善!
null小遣い財布を持ったことで、「これまでの予算オーバーの原因が、ほとんど自分の出費によるものと分かって驚いた」という人も。
実際、手元のやりくり費から個人的な出費を取り除いた、「純粋な生活費」の部分は、それほど多くないはずです。管理するお金を減らせば減らすほど、やりくりはラクになります。
自由に使えるお金があるゆとりと、予算をラクに管理できるメリットを同時に叶える「小遣い財布」。
シンプルでアナログなテクニックですが、家計的にも精神的にもその効果は絶大です。
風水では春に買う財布は “張る財布”とも言われ、金運にもいいそう。さっそく今度の週末は、お気に入りの1つを探しに行ってみませんか?