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大掃除は今年で最後!? 「大掃除がいらなくなる」家事研究家・高橋ゆき流のチョイテク集

年末に向け、家中の溜まった汚れが気になる季節ですが、kufuraスペシャリストでもある株式会社ベアーズの家事研究家・高橋ゆきさんのご自宅は、毎年“大掃除いらず”だといいます。来年は大掃除の必要がなくなるかもしれない!毎日の暮らしの工夫について伺いました。

毎日のひと手間で汚れを溜めない!

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—高橋さんは、普段から大掃除をしなくてもよい家作りのために、365日の予防と習慣を提唱していますよね。

「我が家は大掃除をしないで、もう何年も過ごしています。といっても、やることはとっても簡単! 基本的にはステンレスや鏡など、家の中で輝いている所を毎日ちょこちょこと手入れしておくだけ。そうすることで水垢もつかないし、汚れがこびりついて形状が変化するなんてこともありません。

たとえば、

・キッチンを使ったら、調理台にパパッと水が散っている状態を放置しない

・就寝前や外出前に調理台や洗面台を乾拭きする

・浴室を使った後は、必ず鏡を磨く(何もついていないスポンジで上から下に繰り返し拭いて、最後にシャワーで水をかけておくだけ)

これだけで水垢や鱗染みができず、ずっと新品同様に気持ちよく過ごせますよ」

鏡の鱗染みは正式には“鱗状痕(りんじょうこん)”といって、その正体はカルキや石けんかす、皮脂など。それらが混ざって、少しずつミルフィーユのように薄く鏡に溜まっていき、明らかに目に見えるようになった頃には、時すでに遅し……。

拭くと一瞬見えなくはなりますが、実は歯石のように付着している頑固な汚れで、破壊しながら磨かないとキレイに取ることはできなくなってしまうそうです。

家族みんなでプチ掃除を習慣化しよう

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「つまり、汚れを溜めると後で困るのは自分。だから、毎日ちょこっとずつ予防する習慣を身につけておくほうがラクなんです。たとえば、

・お風呂から出る時は、シャワーホースが水に接触してカビないようにシャワーフックのいちばん上に掛ける

・浴室の床に水が残っていたら、足でサッと排水口に流しておく

ちょっとしたことなんです。お風呂の壁を毎日拭きあげてキレイさを保つのは大変ですが、これくらいなら家族の協力も得られますよね。我が家では、家族みんなの習慣になっています。ちょっとした日々の予防で、汚れは溜めずにできるんですよ」

 

忙しい年末にまとめて苦労しないためにも、ぜひプチ掃除を習慣化したいもの。溜まった汚れを一掃するのは大変なので、日々の予防をぜひ心掛けましょう!

 

取材・文/kufura編集部

 

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