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公共の場でのギャン泣き、やんちゃ行動…あなたはどう対応する?「ママトモ同志 #11」

コミック連載『ママトモ同志』第11話!
乳幼児がギャン泣きするのは、当たり前。とはいえ狭い車内だと、余計キツいですよね……。

赤子は泣くもの

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5歳児は親に責任が…!?

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山田シャルロッテです。

国や地方自治体が「少子化対策」って言うわりに、社会は子どもやその親に優しい人ばかりではない……というのが実情ですね。その原因のひとつに、それこそ少子化の影響で「身近に子どもがおらず、子どもの性質に理解がない人が多い」事もあげられると思います。

どんな人も全員、自分自身にも子どもの時代があったはずですが、子ども時代の自分のことなんて、客観的に見られないし、覚えていないでしょう。

かくいう筆者も、高齢出産で、自分が子持ちになった年齢が高めだったので、親になる前、大人だけの世界で仕事漬けだった頃には「子連れの人、うるさいな」「赤ちゃん泣かせたまま電車に乗ってるとか、どうなの? 降りてあやしてあげればいいじゃない…」くらいに思っていました。……手のひら返しで申し訳ないのですが。

「親が気を使うタイプなら腹もたたないけれど……」という話、よく聞きますが、赤ちゃんはどんなに「このタイミングで泣かせないように」と事前に気をつけたところで、泣く時は急に泣きます。

止めようとして止められるものじゃない。

「今は静かなところに移動してあやしたりする時間がとれない」という時でも、関係なく泣いちゃうのよね。いつでもタクシー移動できる親ばかりじゃありません。温かく見守ってあげてほしい。

漫画の紗季さんほどではなくても、周囲が「気にしてませんよ」的な空気感を出してくれるだけで(「大変そう」「赤ちゃんかわいいな」的な顔をするとか)、泣く子を連れていたたまれない状態の親は、ずいぶんと救われます。

また、後編は5歳児の話でしたが、このくらい大きくても「しつけていても聞いてくれない子」は、まだまだいます。親同士がおしゃべりに夢中で全く子どもを見ていない、というような場合は論外ですが、親が目を離さないよう気遣っていても、隙間をぬって暴挙に出るのが幼児という生き物なのです。

筆者は子持ちになってからようやくそういう「子どもならではの性質=幼さ」を体感しました。文章にすると「子どもが幼いなんて当たり前」ですが、本当に、大人のようには話が通じなくて途方にくれる…という状態が、予想もしないときに急にやってくるんです。

親子と言っても別人格。性質の違う親子もあるし、子どもの気分が理解できなくて悩む親だっています。わかってあげたいのに、我が子の気持ちなのに理解できない……と、いっぱいいっぱいになっちゃう瞬間も出てきます。

まあ、いろいろな親がいますが、親自身も我が子に多少は手を焼いている中で、我が子の行動が他人の迷惑になる…というのは、本当にいたたまれない。

なので筆者は、乳幼児連れの人の「そういうタイミング」に出くわしたときは、なるべくオーバーリアクションで、漫画ばりの「大丈夫アピール」やお節介をしよう、と心がけています(笑)。

山田シャルロッテ
山田シャルロッテ

ライター&イラストレーター・漫画家。1児を高齢出産後、都内で子育て中。
仕事をしながら子どものお稽古事やスポーツ活動の委員、PTA活動などもけっこう参加するので、ママ友多数。

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