今回は、既婚男性187人に新たなアンケートを実施。「妻から“私のことが大切?愛情はある?”と聞かれたら、心の中で何と答えますか?“本心”を教えてください」と尋ねてみました。
既婚男性がつづった「心の声」をご紹介します。
ストレートに「好き」と伝える
null最初にお届けするのは、心の中でも「愛情はある」とまっすぐに答えるという、“妻ラブ派”の声です。
「めっちゃ好きですよ」(53歳/その他)
「愛情マックスです。どんな姿・表情も愛しい」(59歳/研究・開発)
「今なら、いつでも君のために命を差し出せるよ!」(59歳/会社経営・役員)
「もちろん愛情あります。決して情じゃないからね!」(60歳/その他)
還暦直前で愛の絶頂期(マックス)を迎えている人もいますね。今回のアンケートでは「愛情がある」との回答が多数派でした。
続いて、少しずつ愛の迷宮に入り込んでいきます。
それを「愛情」と呼ぶのかわからないけれど
nullさきほど「配偶者の気持ちは見えにくい」とつづりましたが、自分自身の現在の気持ちを明確に表す言葉が見つからない人もいました。妻に対する感情が「愛情かどうかわからない」と感じている人の声です。
「愛情というより惰性なのかもしれない」(56歳/その他)
「愛情はあるかと聞かれても困るけど、とっても必要にしていることは確かだよ」(69歳/その他)
「もう愛情はないけど、いるのが普通な状態になっている」(47歳/研究・開発)
「家族愛の方に変わった」(61歳/ 公務員)
同様の回答は、既婚女性からも寄せられています。もしかしたら、一緒に過ごすことが自然な「家族愛」と「愛情」は、異なるものと考えている人もいるのかもしれません。
質問返しをして気持ちを確かめる
null続いて、妻から愛情があるかと問われたとき、「心の中」で質問で返すという回答です。
「もちろんだよ。君こそ、僕に愛情はあるんだよね?」(55歳/公務員)
「オレはあるけどお前はないだろ?」(54歳/その他)
常に変動し、現状を確かめられない相手の愛情。「聞くなら、まず自分のことを教えてほしい」という心境になる人もいるようです。
自分の愛が伝わっていなかったのか…と反省・後悔
null質問の内容に対して、こんなリアクションも見受けられました。
「自分の愛情が伝わってなかったのかと後悔する」(34歳/その他)
「不安にさせたところを反省して、相手に謝る」(49歳/デザイン関係)
「大切じゃないわけがない。愛情がないわけない。疑問に思うことが不思議」(48歳/コンピューター関連技術職)
「妻を不安にさせてしまったのかもしれない」と後悔したり、反省したり、いぶかしんだり。妻の口から普段聞き慣れない質問だった場合、面食らってしまうのも無理はありません。
「家事をする妻」という条件つきの愛かもしれない
null妻の反感を買いそうなこんな本音も……。
「家事をしてくれて感謝している」(52歳/その他)
「家にいてもらわないと困るので、適当にほめ言葉を言うようにしている」(66歳/その他)
極論となりますが、「家事の担い手」だけを求めるのなら、お金の力を借りれば代替可能です。妻がこの本音を聞いたら、「家事をする自分」しか大切じゃないのかもしれない、と思ってしまいそう。
○○だけど、愛情はある
null肯定しつつ、ちょっと皮肉めいた一言を添えている回答です。
「愛情が少なくなるときもあるが、少なくともあるよ」(46歳/技術職)
「あるけど、違う人生も良かったかなとは思う」(49歳/その他)
「普段は仲が悪いけど、心の中では仲良しだよ」(60歳/営業・販売)
まっすぐに「ある」とは言えない、積年の関係性があるのかもしれません。
残念ながら、愛情はありません
null愛はない、という回答です。
「もう愛はないでしょ」(43歳/総務・人事・事務)
「失敗だったと思うが、今さら取り返しはつかない」(62歳/医師)
「もう飽きたし、我慢の限界」(62歳/その他)
「う~ん。新しい女性と付き合ってみたいな」(69歳/会社経営・役員)
さきほど、「愛情が家族愛になった」といった回答がありましたが、もうそうした感情さえないような回答も含まれています。何かきっかけがあったのか、日常生活で愛情が摩耗してしまったのか。事情はそれぞれです。
「愛情がある」は通常営業
null常に気持ちを伝えているから、本音と普段の会話に変わりはない、という回答です。
「ちゃんと言葉に出すから、心のなかにとどめることは何もない」(45歳/その他)
「よく好きだと言っている」(65歳/会社経営・役員)
「いつもそう思っているので、本音と普段は変わらないです」(66歳/営業・販売)
普段から密にコミュニケーションをとっていることがうかがえます。夫婦間で「好き?」「好き!」の会話をあいさつのように繰り返しているカップルもいるのかもしれません。
今回は、妻に向けた「夫の気持ち」についてお届けしました。
男女の回答を通して見ると「愛情とは何か」の定義が回答者によって異なる印象を受けました。
「愛ではなく情」「愛情ではなく家族愛」「大切だけど愛かわからない」などとつづっている人がいました。男女間のときめきや高揚感を伴う恋愛的・性愛的なパッションを「愛」、情熱の薄れた感情を「情」と切り離して考えている人もいるようです。
しかし、愛も情も愛情も「大切に思う気持ち」の意味を含みます。夫婦ともに「相手が大切だ」という思いをほどよく共有できていて、居心地よく自分らしく過ごせているのなら、「愛情のある関係」といえるのではないでしょうか。
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