「洋服」は趣味やサイズが合わず外れ率高め?
null「セータ-。趣味が合わず、“えっこれ着るの嫌だな”と旦那の前でしか着なかった」(51歳/主婦)
「真っ青のブルゾン。制服みたいで恥ずかしい」(52歳/総務・人事・事務)
「ブラウス。フェミニンな服は私に似合わない」(41歳/主婦)
「サイズが違うズボン。昔とサイズが違うのに、昔のサイズでプレゼントされて驚きと、がっかりの気持ちでいっぱいでした。買う前に、サイズを聞いて貰いたかった」(47歳/主婦)
「ブカブカのポロシャツ。どんだけ私がデブだと思ってる?」(69歳/主婦)
今回のアンケートでまず多かったのは、洋服。ちょっと趣味が合わない程度なら、夫の前でだけ我慢して着用したり、部屋着にしたりというワザが使えなくもないですが、そもそもサイズが合わない場合は、どうしましょう……。着られないからといって、すぐ捨てるのも何だかもったいないですし、タンスの肥やしが無駄に増えることにモヤモヤしそうです。
高価な「アクセサリー」でもがっかりな理由とは?
null「ダイヤモンドをあしらったピアス。太くて着けるのが大変だった。分からないのなら、聞いてほしかった」(49歳/総務・人事・事務)
「ピアス。今はもう金属アレルギーでシリコンしか使用できないのに分かっていなかった」(43歳/主婦)
「一流ブランドのピアス。思い切りブランドのロゴだった。さりげないものならしたいけど、露骨なロゴは使いにくい」(39歳/その他)
「ネックレス。肩がこりそうな感じがしてネックレスは苦手です」(50歳/総務・人事・事務)
「珊瑚のブレスレットを貰ったが非常にとめにくく結局落としてなくしてしまった」(66歳/主婦)
自分好みのデザインじゃなかったり、着け心地がイマイチだったりするアクセサリーも、リアクションに困ってしまう贈り物。特に、ブランド物など値が張るアイテムなのにミスマッチが発生するのは、贈る側・贈られる側の双方にとって不幸だといえそうです。
なので、既婚男性に声を大にして伝えたい。洋服やアクセサリーなど身に着けるものは、サプライズで贈るのではなく、夫婦で一緒にお店に行って実物を見たり試着したりして、妻に好きなものを選んでもらうスタイルのほうが得策かもしれませんよ!
「実用的なアイテム」も実はNG?
null「エプロン。何気なくエプロンがほしいと言ったことから誕生日にエプロンをもらったが好みのデザインでないためがっかりした。また、誕生日なら別のものがよかった」(32歳/その他)
「フライパンセット。新しいのが欲しいと言ったのは事実ですが、プレゼントとしてほしかったわけでは無くがっかりした」(58歳/総務・人事・事務)
プレゼントの理想形のひとつは、“わざわざ自分では買わないけれど、人からもらうと嬉しいもの”。この点、エプロンやフライパンなど実用的なアイテムは、プレゼントならではの特別感・ワクワク感に欠けるために、妻からあまり喜ばれないこともあるようです。
夫のほうからは、「えっ、だって欲しいって言ってたじゃん!」という言い分がありそうですが……。プレゼント選びって本当に難しいですね。
「花束」は場合によっては扱いに困ることも…
null「真夏にもらった花束。どんなに手をかけても一週間持たないし、子どもたちが小さくて死ぬほど忙しかったときだったので、いっそくれないほうがマシとまで思った」(52歳/主婦)
「気持ちがうれしいので、がっかりまではいかないけれど、花は枯れてしまうので他のもののほうが嬉しいです。花も今高いので、花代分のスイーツのほうがいい」(42歳/主婦)
「プリザーブドフラワー。一つなら嬉しいけど、趣味に合わない花を毎年くれるので部屋が占領されて困る」(34歳/その他)
もらった瞬間は華やいだ気分になれるものの、その後の手間などを考えると、微妙なチョイスになることもある花束。筆者自身、大昔に花束をもらった際、「気持ちはありがたいけど正直困ったな」と複雑な気分になったのを急に思い出しました。家に花瓶がなく、2リットルの空のペットボトルで即席の花瓶を作ったけれど、せっかくの花がかわいそうやら、贈ってくれた人にも申し訳ないやら。
「プレゼントに花を贈ると喜ばれる」という見方がいまだに根強いようですが、一概にそうとはいいきれません。やはりプレゼント選びは贈られる相手の立場になって考えるのが第一だといえそうです。
「スイーツ=妻が喜ぶ」という安易な発想はNG
null「ケーキ。甘いもの好きだからと、とりあえずケーキを買っとけばいいだろうという安易な考えがよーく分かるから」(43歳/主婦)
「嫌いなケーキやお菓子。前々から好きでないと言っているにも関わらず、夫の好みのケーキを誕生日などにサプライズで買ってきてくれるが……正直、頭にきてイライラするから何も買ってくるなと思ってしまう」(49歳/主婦)
「コンビニのケーキ。忘れていて慌てて買って帰ってきた模様。それなら、素直に謝って、違う日にちゃんと祝ってくれた方がいい」(50歳/総務・人事・事務)
消え物であるスイーツであれば失敗がないかと思いきや、ここにも落とし穴が……。好みに合わない食品を贈られると、食べずに捨てるのは罪悪感があるし、かといって嫌々食べると心は満たされず、カロリーだけたまるという残念な状況に陥ってしまいます。
妻が「好き」「ハマっている」ものこそ実は難しい…
null「ゴツゴツした素材を使用した猫のオブジェ。猫好きな私を思ってのプレゼントでしたでしょうが、撫でられないでしょうが!と少しムカついた。私がフワフワ好きな事を何十年一緒に暮らしていても理解していないことにがっかり」(67歳/主婦)
「美顔器。夫が私が欲しいと思い込んでいたみたいですが、欲しい種類が違ったんです。一言聞いて欲しかった」(55歳/主婦)
嗚呼、「妻ってこういうの好きだよね!」という夫のドヤ顔が目に浮かぶよう……。たしかに、方向性としてはまちがっていない気もしますが、猫にせよ美顔器にせよ、当てはまれば何でもウェルカムというわけではなく、妻なりのこだわりポイントがいくつもあるわけです。そこを無視して微妙にストライクゾーンをはずしたものを贈られると、手放しで喜ぶことはできませんよね。
その他、こういう声も…
null「夫からプレゼントは貰ったことがない。私の好みが分からないし、センスが全くないので、いらないと言っている」(62歳/主婦)
「欲しいものはきちんと事前に伝えるため、がっかりしたことはない」(46歳/営業・販売)
今回のアンケートでは、「そもそも夫からプレゼントをもらったことがない」との声もちらほらありました。お互いにがっかりしないためには、サプライズは避けて、予め相手のリクエストに応じて贈るか、それかいっそのこと夫婦間で贈り物の習慣はなしにしてしまう割り切った考え方もアリかもしれません。
今回は妻が贈られる側という調査で、つい共感してしまうコメントも多々ありましたが、逆に妻が夫にプレゼントを贈る際にも同じようなミスをしていることがあるかも……などといろいろ考えさせられました。みなさんもぜひご参考にしてみてくださいね。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。