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義実家に「手土産いらないよ」って言われたらどうする? 嫁と姑のそれぞれのホンネを大調査

義実家への帰省前、義理の両親から「お土産はいらないから」と言われたらどうしますか? 相手の「気楽に来てほしい」という気持ちはわかるけれど、もしかしたら建前かもしれないし、実際には何か持っていった方がいいのかも……と、悩んだ経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、“嫁サイド”と“姑サイド”のから両面から手土産に関するアンケートを実施。

263人の既婚女性と、実家を出て暮らしている息子(既婚・子どもあり)を持つシニア女性36人にお話をうかがいました。

「お土産いらない」と言われても持っていく派が多数!

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まず、“嫁サイド”の視点からご紹介します。263人の既婚女性に夫の実家に遊びに行ったり帰省したりする際に「手土産はいらない」と言われたらどうするか聞いてみました。

結果は、以下のようになりました。

たまには持って行く・・・33.5%(88人)

持って行く・・・32.3%(85人)

持って行かない・・17.9%(47人)

わからない・・・16.3%(43人)

「持っていく」「たまには持っていく」との回答が65.8%と多数派でした。

義実家に行く頻度が高い場合は、毎回ではないものの、たまに持参する方が多いようです。

おみやげは「喜びそうなもの」「好きなもの」という視点でセレクト

続いて、おみやげを“持っていく派”の女性たちが実際、どんなものを持っていくのか聞いてみたところ、義実家の嗜好を考えながら選んでいる方が多く見受けられました。

「酒まんじゅう。義父たちの好物なので」(46歳・主婦)

「ケーキ。それぞれ好みがあるので、色んな種類を取り揃えて買っていく。向こうでお茶菓子の準備をしなくてもいいように」(40歳・総務・人事・事務)

「義父が好きな日本酒。義母が好きなおかき」(39歳・主婦)

他には日持ちのする名産品やお茶など、「喜ばれるように」「腐らせないように」といろいろ考えてセレクトしているようです。中には、「みやげはいらない」と言われたら、自分が好きなものを持っていってみんなでに食べるという回答も。

おもてなしを受けたり、子守をしてもらうかもしれない場合、言葉だけではなかなか表現しきれない感謝や親愛の気持ちを表すために、おみやげを用意している家庭が多いのではないのでしょうか。

「姑グループ」にお土産をもらう気持ちを聞いてみたら…

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続いて、実家を出て別々に暮らしている息子(既婚・子どもあり)を持つ女性36人に「(息子夫婦から)手みやげをもらう際、どう思いますか?あなたの本心を教えてください」という質問を投げかけてみました。

回答を分類すると、以下のような内訳となりました。

1位:嬉しい・・・44.4%(17人)

「心の底からありがたいし嬉しいと感じた」(67歳・主婦)

「ケーキなどいっしょに食べられるものが多いので助かる」(61歳・主婦)

「気を遣わせているが、私の好きなお菓子を持ってきてくれるので、それはそれで嬉しい。こちらもみんなの食事の支度や、孫の遊び相手や、それなりに忙しくなるので、お互い様かなと思う」(65歳・主婦)

2位:気を遣わせて申し訳ない・・・13.8%(5人)

「気を遣わせてしまって申し訳ないなぁと思う。でも、大人になって色々と世間のことが分かって来たんだなぁとも思う」(63歳・主婦)

「お金を使わせて悪いなと思う」(67歳・主婦)

3位:あまり気にしない・・・8.3%(3人)

「気を遣わない程度のお土産なので気にしない」(60歳・主婦)

多くの女性が息子夫婦からおみやげをもらうことに対して、「嬉しい」と回答していました。

と同時に、「お金と気を遣わせて申し訳ない」という気持ちを抱いている場合も。

「お土産は要らないから、もっと頻繁に孫の顔を見せて欲しいなぁと思います」(47歳・主婦)

という声がありましたが、遠方に住んでいる場合は「高い交通費を払っているのだから、来てくれるだけで十分」と感じている方も多いのではないでしょうか。

一方で、「気配りが大変で疲れる」(53歳・営業・販売)

という回答のように、“嫁サイド”の気遣いに応えるべく“姑サイドも”気を遣って疲れてしまうケースも見受けられました。お嫁さんの好みを探りながらの“おもてなし”は想像以上に気を遣う模様。

 

姑と嫁の関係で疲れてしまう原因の1つには、本音を話せないゆえの“言葉の深読み&気遣い合戦”いうものがあるようです。

しかし、姑側は、基本的にはおみやげのあり・なしよりも、あまり気を遣わずに来てもらって、折に触れて楽しく時間を過ごすことができれば……と思っている方が多いのかもしれませんね。

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