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男の子1位は「太」、女の子は…?2018年「赤ちゃんの名前に多く使われた漢字」が判明

赤ちゃん本舗が「2018年 赤ちゃん命名・お名前ランキング」を発表しました。人気ドラマとの関係性や「漢字別ランキング」など、気になる情報が満載です。早速ランキングをチェックしてみましょう。

「漢字別ランキング」今年のトレンドは?

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「赤ちゃん本舗」が会員情報を元に発表した2018年に生まれた子どもの名前に関するランキング。まずは、名前に使われている漢字について、下記のような分析がされています。

・男の子は「太」「大」「悠」といったおおらかなイメージを持つ漢字が引き続き多く見られるなか、空・月・太陽からイメージすることができる「陽」「蒼」「晴」「輝」の漢字も人気です。男の子で今年順位を伸ばしたのは「生」「湊」で、「生」は字そのものから生きる強さを、「湊」は水や船が集まる様子を表すことから社交的で慕われる温かさを感じさせます。

・女の子は「菜」「花」「莉」「咲」「桜」「華」「葵」など草花にまつわる漢字が引き続き多くみられます。特に「葵」「桜」が順位を伸ばしました。花に共通する「かわいらしさ」はもちろん、「葵」は太陽に向かって咲く花であり、気高く威厳に満ちたイメージから、たくましさや誠実さを、「桜」は春の訪れのシンボルであり人々を魅了することから、多くの人に愛される可憐さを感じさせます。

・男女ともに、上位漢字の傾向として、メジャーリーガーの大谷翔平さんの「翔」や金足農業高校の吉田輝星さんの「輝」、フィギュアスケーターの羽生結弦さんの「結」、今年芸能界を引退された安室奈美恵さんの「奈」や「美」、のように、各界で活躍する方々の名前をそのままつけるというよりも、名前から一文字をもらうといった傾向もあるのかもしれません。

「2018年 赤ちゃん命名・お名前ランキング」その傾向は?

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お次は男女別の名前ランキング。

男の子は3年連続で「蓮」が首位になりました。2位と3位は共に「翔」を使った名前で、「大翔」が昨年4位から2位、「陽翔」は6位から3位にランクアップしたとのこと。今年メジャーリーグで活躍した大谷翔平さんの「翔」という漢字に注目が集まったとも考えられますね。

女の子は2016年の首位だった「葵」が首位に返り咲きました。女の子に人気の花にまつわる漢字です。

男女ともに古風な名前の人気が浮上し、男の子の「大和」「陸」、女の子の「紬」「澪」がそれぞれ昨年からランクアップしている様子。日本らしい響きの名前を選びたいという人が増えているのかもしれません。

※読みは一例です。

※女の子の7位「凜」はつくりの下部分が禾(のぎ)、13位の「凛」は示(しめす)です。

人気急上昇中の名前には人気ドラマが影響⁉

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男の子で見てみると、「律」が199位→21位に、「涼真」が199位→75位になっています。「律」は、NHKの連続ドラマ『半分、青い』で佐藤健さんが演じた萩尾律の影響でしょうか。「涼真」は、ドラマや映画で大人気の俳優、竹内涼真さんの活躍かもしれません。

女の子は、「芽依」が9位→5位に。漢字は違いますが、NHKの連続ドラマ『半分、青い』で主演された永野芽郁さんを思い出しますね。

 

キラキラネームが流行りの昨今かと思いきや、意外と古風な名前が上位を占めていたのは驚きです。なかなか悩ましい子どもの名付け、親のたくさんの思いがこめられていそうですね。

 

調査対象:赤ちゃん本舗の会員情報のうち、生年月日が2018年1月1日~10月31日のお子さんのお名前

調査件数:81,720件(男の子42,327件、女の子39,393件)

「赤ちゃん本舗」 https://www.akachan.jp

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