1.布団に入り消灯してから眠るまでに時間がかかったか?
□0点 問題なくすぐ寝つけた
□1点 少し時間がかかった
□2点 かなり時間がかかった
□3点 非常に時間がかかった
2.夜に寝ている途中で目が覚めたか?
□0点 まったく目が覚めないか、問題になるほどではなかった
□1点 少し困っている
□2点 かなり困っている
□3点 深刻な状態、あるいはまったく眠れなかった
3.起床予定時刻より早く目が覚めてしまったか?
□0点 そのようなことはなかった
□1点 少し早く目が覚めてしまった
□2点 かなり早く目が覚めてしまった
□3点 非常に早く目が覚めた、あるいはまったく眠れなかった
4.総睡眠時間は十分だったか?
□0点 十分だった
□1点 少し足りなかった
□2点 かなり足りなかった
□3点 まったく足りなかった、あるいはまったく眠れなかった
5.全体的な睡眠の質について満足しているか?
□0点 満足している
□1点 少し不満がある
□2点 かなり不満がある
□3点 非常に不満がある、あるいはまったく眠れなかった
6.日中の満足度はどうだったか?
□0点 いつも通りだった
□1点 少し満足度が低かった
□2点 かなり満足度が低かった
□3点 非常に満足度が低かった
7.日中の活動はどうだったか?
□0点 いつも通りだった
□1点 少し活動が低かった
□2点 かなり活動が低かった
□3点 非常に活動が低かった
8.日中に眠気はあったか?
□0点 まったく眠気はなかった
□1点 少し 眠気があった
□2点 かなり眠気があった
□3点 激しい眠気があった
以上の点数を足して6点以上の人は不眠症の可能性が高い
それぞれの点数をすべて足してみよう。あなたは何点になっただろうか。
これらの設問は、早稲田大学人間科学学術院で睡眠の研究をしている岡島義(おかじま・いさ)先生の著作『4週間でぐっすり眠れる本─つけるだけで不眠が治る睡眠ダイアリー』(さくら舎刊)の冒頭に掲載されている。このアテネ不眠尺度は、世界保健機関(WHO)の指導のもとに作られたもので、世界共通のものだという。
世界中のどの国でも、5点以下の人は不眠症の可能性が低く、6点以上だった人は不眠症の可能性が高く、点数が満点の24点に近づけば近づくほど、不眠の重症度が上がっていくとされている。
岡島先生は、不眠を訴える人に睡眠ダイアリーをつけることを勧める。これを4週間つけることで、確実に睡眠が改善されてくるのだ。これについて詳しくは次回「もう薬に頼らない。睡眠ダイアリーをつけて【不眠】を根本解決」(2月26日公開予定)で。
(初出 まななび 2018/02/24)