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【9月3日は睡眠の日】約半数が「不眠症の疑いあり」夫婦仲と睡眠の関連性も…!? 東京西川「睡眠白書2018」

昨夜は何時間眠りましたか? 今夜は何時間眠れそうですか? あなたは自分の眠りについて考えたことがありますか?

本日9月3日は「睡眠の日」。寝具メーカーの東京西川が発表した、1万人の睡眠事情を調査した「東京西川 睡眠白書2018」によると、10,000人の被験者のうち約半数が「不眠症の疑いあり」という結果となりました。また、“夫婦仲”と“睡眠”の意外な関連も明らかに……!?

約半数が「不眠症の疑いあり」睡眠の質、時間ともに「満足」は3人に1人

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この調査では、世界保健機関(WHO)を中心に設立された「睡眠と健康に関する世界プロジェクト」が作成した、世界共通の不眠症判定法「アテネ不眠尺度」の基準に則り、被験者の「不眠症の疑い」について聴取。49.3%の人が「不眠症の疑いあり」という結果となったそうです。

睡眠の質についての満足度を質問すると、「満足」と答えたのはわずか3割。年代別に見ると、最も不満が多かったのは男女ともに40代となり、働き盛りの世代や子育て世代が満足な睡眠を得られていないという実態が明らかになりました。

また、総睡眠時間が自分の理想に比べて足りているかどうかという質問には、「十分」と答えたのは34.9%。わずか3人に1人に留まっていました。

睡眠の質を悪くしているのは「肉体的な疲労」よりも「精神的な疲労」だった!?

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睡眠の実態に関する調査において、「心身ともに疲れた一日」「肉体的に疲れた一日」「精神的に疲れた一日」「標準的な一日」「心身ともにゆったりした一日」それぞれで睡眠の質に関して満足度を聞いてみた結果、「肉体的に疲れた一日」の睡眠満足度が53.9%だったのに対して、「精神的に疲れた一日」では38.8%に留まりました。多くの人が、肉体的に疲労感のある日よりも精神的に疲労感のある日のほうが、気持ちよく眠れないと感じているようです。

対して最も満足度が高かったのは「心身ともにゆったりした一日」(66.8%)、最も低かったのは「心身ともに疲れた一日」(38%)となりました。

これについて、調査を監修した日本睡眠科学研究所は以下のような見解を示しています。

起きている時に比べ、睡眠時は緊張時やストレスを受けたときに働く交感神経活動が低下し、リラックスしているときに働く副交感神経が優位となる。特に深い睡眠の時はこの傾向が強い事が知られているが、精神的な疲れは交感神経を優位にさせ睡眠の質を低下させている可能性がある。睡眠にはメンタルバランスを整える働きもあるが、睡眠の質が低下するとイライラや不安・落ち込みやすくなるなど、さらに精神的な疲労を受けやすく悪循環に。そうならないためにもまずは眠る前に心身をリラックスさせて質の良い睡眠をとることが大切である。

ストレスでよく眠れない、よく眠れないことでイライラが溜まり、またストレスに……そんな悪循環が生まれてしまっているようです。

眠りを阻害する悩み1位は「将来への不安」、次いで「健康」「金銭」

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また、「悩み事が原因で眠りにつくことが難しかった」というときの“悩みの種類”について聞いたところ、「将来に関する悩み」(23.9%)がトップに。次いで「健康に関する悩み」(18.2%)、「金銭面での悩み」(18.1%)となりました。

仕事や家族や子どものことなど様々な悩みがある中でも、一番が「将来」に関する悩みであったことは、見通しの立てにくい時代の特徴を反映した結果と言えるかもしれませんね。

睡眠の質が良いほど夫婦仲も良い!? 睡眠と夫婦仲の相関関係

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既婚の対象者に対して夫婦仲の良さ(「夫婦円満」「どちらかというと円満である」「どちらかというと円満ではない」「円満ではない」)を質問したところ、「睡眠の満足度」と相関関係が見られたようです。

睡眠の満足度が高い人ほど夫婦仲も円満で、睡眠の質が低いほど「円満ではない」と答えた人が多い傾向となりました。仲の良さが良質な睡眠をもたらすのか、はたまた睡眠の質が二人の関係に影響を及ぼしているのか……。“精神的疲労”や“悩み”と睡眠の満足度についてはすでにお伝えしましたが、夫婦仲はまさに“精神的疲労”や“悩み”のタネといえそうです。

また、夫婦の寝室が同室か別室かも聞いたところ、夫婦円満の家庭は同じ部屋で寝ているケースが多く、夫婦仲が円満ではないと別室で寝ているケースが多いという傾向も見て取れました。

さらに、夫婦仲の良さと寝具の満足度を比較したところ、睡眠の満足度以上に、夫婦仲と寝具の満足度の間にはより顕著な関係が認められました。自分の使っている寝具に満足していない人の約半数が、夫婦仲が円満ではないと回答しています。夫婦仲と寝室・寝具、眠りの質は、それぞれ深い関係がありそうです。

 

いかがでしたか?

あなたは自分の睡眠に満足しているでしょうか。もし満足していないのであれば、まずはストレスの原因を見直すところからはじめてみては。意外なところに原因が見つかるかもしれませんよ。


【参考】

不眠症大国日本 約半数の人が「不眠症の疑いあり」

東京西川 睡眠白書2018(pdf)

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