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夜のコンビニも!?「知らずに睡眠の質を下げている」NG習慣3つ

体は疲れているのに布団に入ってもなかなか寝付けない。夜中にふと目が覚めてしまう。そうした“睡眠”にかかわる悩みはありませんか? 十分な睡眠は健康の基本。今回は、睡眠コンサルタント・友野なおさんの著書『やすみかたの教科書』を参考に、“睡眠の質を下げる意外な原因”3つをお届けます。

1:夕方以降にコンビニを訪れる

「あっ、あれ買い忘れてた!」食品や日用品をちょこっとだけ買い足したいとき、スーパーよりもコンビニのほうが便利なことってありますよね。

また、特に目的はなくても仕事帰りにふらっとコンビニに立ち寄るという習慣がある人も多いはず。

でも、良質な睡眠を得るためには、夕方以降にコンビニを訪れるのはNGなんです。一体なぜでしょう?

コンビニでは夜間でも人目を引くように明るい照明が使われています。その照明が、睡眠ホルモンといわれる“メラトニン”の分泌を妨げ、寝つきを悪くするおそれがあるのです。

<明るい光、特に白色蛍光灯などに多く含まれる青色の波長の光は、メラトニンの分泌を低下させてしまいます。コンビニなどの照明は、まさにこのメラトニンの分泌を妨げる光です。>

夜間に光の刺激を受けると、人間の体は昼間だと勘違いして“活動モード”に入ってしまい、寝つきが悪くなるといいます。

私たちの生活に欠かせないコンビニですが、夕方以降の利用はなるべく控えましょう。

2:パジャマ以外のものを着て寝る

あなたはどんな衣類を身に着けて寝ていますか? ジャージ、スエット、着古した部屋着など、パジャマ以外のものはNGとのこと!

<ジャージなどパジャマ以外のものを着て寝ると、シーツや布団との間に強い摩擦が起こったり、寝具がよじれたりしてスムーズに寝返りを打つことができません。

寝返りが上手にできない環境だと、夜中に目が覚めてしまったり、肩こりや下半身太りなどの原因になりかねないのです。>

睡眠中、私たちは無意識に寝返りを打っていますが、ムダにごろごろ転がっているわけではありません。

実は、寝返りには、皮膚の温度を調整したり、血流をよくしたり、筋肉をほぐして体のバランスを整えたりなど、睡眠にとって大切な役割があるといいます。

パジャマ以外のものでは寝返りが打ちにくくなり、眠りの質を下げるおそれがあるのです。

「どうせ家族にしか見られていないから」といって、パジャマ以外を寝間着にするのはやめましょう。

友野さんによれば、パジャマでおすすめの素材は“シルクかコットン”とのこと。

睡眠は人生の3分の1を占めるもの。その睡眠中に身につけるものだからこそ、パジャマはケチらずに素材のよいものを選びましょう。

3:寝室に“赤”がある

あなたの寝室に赤色のものがありませんか? カーテン、枕、カーペットなど、もしあなたのお気に入りカラーだとしても、“赤”は寝室にふさわしくありません。

赤色は緊張度を高める作用があり、たとえば赤い部屋に入ると脈拍や呼吸数が増えることもあるそうです。

寝室は1日のたまった疲れを癒すための空間のはずなのに、赤が目に付くと逆効果になりかねません。寝室から赤色は遠ざけて、リラックスできる色を取り入れましょう。

ちなみに、友野さんのオススメの色はというと……?

<もし色に迷ったら、薄いピンク色を試してみて。お母さんの子宮の中にいた頃を思い出し、心が安らぐといわれています。実際、米国の刑務所で壁をピンクに塗り替えたところ、囚人たちが一様におとなしくなったという報告もあるほど。>

寝つきが悪かったり眠りが浅かったり、なんとなくぐっすり眠れていない感がある人は、寝室のテーマカラーを変えてみるといいかもしれませんね。

 

以上いかがでしたか? 眠りを妨げるものというと騒音やカフェインなどはすぐに思いつきますが、意外なものも睡眠に深く影響しているのですね。もしあなたに心当たりがあれば、今すぐ習慣や睡眠環境を改善しましょう。

 

【参考】

※ 友野なお(2016)『やすみかたの教科書』(主婦の友社)

2017/3/8  WooRis掲載

執筆/中田綾美

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