ポイント1:シャワーの温度
お店でシャワーの温度設定には決まりがなく、美容師のさじ加減で決める場合がほとんどです。もちろん、その温度がすべての人に心地よい温度という訳ではないので、我慢しないで早い段階で「もっと熱く」「もっとぬるく」とリクエストを伝えましょう。
冬の寒い時期でも、お湯ではなく水で洗ってほしいという方もいます。シャワー温度の好みは人それぞれなので、美容師側としてもリクエストしてもらえた方が助かります。
ポイント2:髪を洗う強さ
髪をシャンプーで洗うとき、カラーやパーマで強い薬剤を使う場合は、頭皮や髪の毛のことを考えてソフトに洗います。でもそれ以外の場合は、好みの強さで洗ってもらいましょう。
「爪を立てるくらい強くして!」と言う方や、「触るくらいの優しさで洗って欲しい」など、洗うときの強さの好みも人それぞれです。美容師側からとくに確認がない場合は、自分から伝えましょう。
ポイント3:痒いところの伝え方
シャンプー中に聞かれるお決まりのあのフレーズ、「かゆいところはありませんか」「洗い足りないところはありませんか」という問い、皆さんはちゃんと正直に答えていますか?
遠慮してしまって何も言えないという方もいれば、どうやってかゆい場所を伝えたらいいのかわからないという方もいると思います。
まず伝え方ですが、“頭のてっぺんの右のあたり”、“襟足のちょっと上”、“左耳の後ろ”というように部位と左右・上下を具体的に伝えると、位置がわかりやすいです。実際にやってもらい、そこからまた、細かい場所の指示をしましょう。
かゆいところや洗い足りないという事を伝えるのを、遠慮する必要はありません。具体的に答えて、気持ちいい時間を過ごしましょう。
いかがでしたか。その他にも、“シャワーヘッドが頭にあたる”、”椅子を倒した時の体制が辛い”、“マッサージのツボの位置がずれている“など、気になる事があれば我慢しないで伝えましょう。
シャンプーは若いスタッフが行う事が多いのですが、お客様から意見を頂くということはとても貴重かつ上達するために必要なことなので、リクエストは大歓迎なのです。
好みや感覚は本当に人それぞれなので、お客様に伝えて頂くことでその方に合った満足のいくシャンプーを提供することができます。
それに、お客様個人をカルテで管理しているサロンであれば、伝えた好みが美容師に共有されるので、違う美容師が担当についたときも安心。
面倒くさい客だなんて絶対に思われないので、ちょっと勇気を出して次回こそはぜひ自分好みのシャンプーについて伝えてみてください!
2017/2/8 WooRis掲載
執筆/やまさきけいこ