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従業員のおやつが始まり!?「ベビースターラーメン」発売60年目…社員さんに聞く楽しいトリビア

そのまま食べるのはもちろん、もんじゃ焼きの具としても人気の「ベビースターラーメン」。子どもの頃から食べていた!という方も多いと思いますが、それもそのはず。なんと今年で、発売60年目を迎えたそうです。

そんなアニバーサリーイヤーの「ベビースターラーメン」の誕生秘話やトリビアを、販売元である『おやつカンパニー』の広報担当・諸岡亜由美さんに聞きましたので、紹介していきます!

きっかけは、もったいない精神!「ベビースターラーメン」誕生秘話

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今では国民的お菓子として定着していますが、もともとは即席めんの製造ラインで発生した“切れ端”を従業員がおやつとして食べていたものだそうです。

「創業者である故・松田由雄が、切れ端を“もったいない”と思い、従業員や近所の方々におすそ分けしていたところ、それが評判に。“こんなに人気があるなら、いっそのこと商品化しよう!”と考えたのが、商品誕生のきっかけです。とはいえ、お湯をいれて食べておいしい麺とそのまま食べておいしい麺は別。お菓子としておいしい麺を実現するために、味や食感、材料の配合、麺の太さ・長さなどを調整し、1959年に発売となりました」(諸岡さん)

その後も、時代に合わせて塩分量を下げたり、原材料を上質なものに変えたりと進化しているそう。例えば、2010年には、従来以上に食品の“本物らしさ”にこだわって、やや太めの丸い麺に変更。そして現在はさらに改良を加え、ベビースター特有のパリッポリッとした食感をより強調するため、少し麺を細くし、四角い麺になっているとのことです。

「ベビースターラーメン」トリビア

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トリビア1:「ベビースターラーメン」の名前の由来

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1959年の初代パッケージ。オレンジ色が目印。
1973年。商品名に「スター」が加わった。

1959年の発売時の商品名「ベビーラーメン」。そう、最初は商品名に“スター”はついていなかったのです!

「当初は“こども向けの小さいかけらのラーメン”と意味で『ベビーラーメン』でした。その後、子どもたちのおやつの中で一番になるように、という願いを込め、商品名に“スター”が加わり、『ベビースターラーメン』というお馴染みの名前になりました」(諸岡さん)

トリビア2:1袋分の麺をつなげた長さは約7m!

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1988年。イメージ一新し「ベイちゃん」が登場!
2010年。味&パッケージがリニューアル。

「『ベビースターラーメン ミニ(チキン味)』の中には、約23gの麺が入っています。この麺を一本につなげると、その長さはおよそ7mです」(諸岡さん)

製造する際に長さを測って袋に入れているわけではなく、実際に測って判明した長さのようです。

トリビア3:1日の生産量は約200万袋

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2018年。現行パッケージ。

ベビースターラーメンは三重県にある久居工場で製造されています。「久居工場では、『ベビースターラーメン ミニ(チキン)』(23g入り)を、1日あたりおよそ200万袋も作ることができます。200万袋とは、中身の重さにすると約46トン。袋を縦に並べると約280kmの長さで、宇宙に行けます」(諸岡さん)

ちなみに、麺を1本につなげた場合、その長さは約14,000km。日本から南極の昭和基地まで行けちゃうぐらいの長さの麺が、たった1日で製造されているんだとか。本当にすごいですね!

昨年登場!ベビースター新キャラクター「ホシオくん」って何者!?

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昨年、約30年キャラクターを務めた「ベイちゃん」が引退し、3代目ベビースターキャラクターとして「ホシオくん」が誕生しました。

「ホシオくん」のプロフィールは、

性別 男の子

性格 元気で活発。ちょっと目立ちたがり

特技 歌とダンス

星柄の洋服を好んで着て、ちょっとお調子者だけど憎めない元気な男の子です。

「初代キャラクターから2代目に変更したタイミングも約30年。そして昨年、約30年ぶりに“ベイちゃん”から“ホシオくん”にバトンタッチしました。ベイちゃんには、味や美味しさを伝えるアイコンとして活躍してもらいました。ホシオくんは、“モノ”の提供だけでなく、ともに味わえる楽しさやワクワク感などの“コト”の提供を目指しています。今後は歌やダンスなど、様々なカタチでベビースターの魅力を伝えていきますので、みなさん、ホシオくんをよろしくお願いします!」(諸岡さん)

 

「ベビースターラーメン」は、今では3世代にわたって愛されています。あの独特のパリッポリッ食感&クセになる味、そしてアイコンとなるキャラクターが、それぞれ時代に合わせて進化しているからなんでしょう。

次回は、地域限定の味や人気フレーバーTOP3、さらに最新の商品などを紹介します。

 

文/鳥居優美

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