【このお話は…】
担当編集です。
このエピソードには本当に共感しすぎて「わかる!」と、著者・いとさんにハグしにいきたくなったほど。
私の両親も義両親も遠方に住んでいるのでワンオペ育児も多く、良くも悪くも自分の分身のように育つ息子に、責任や重圧を感じてしまう時期がありました。
私自身が親に褒められた記憶はあまりなくて、でも「どんくさい」とか「外面が良い」とか、けなされた記憶は残りやすくて……「親の似て欲しくないところばかり似る」と言われたこともあったなぁ。そんな親の気持ちも今となっては理解できたり。
両親に褒められたことも沢山あったはずなんだけど、祖母に言われた「本当に絵が上手だね〜」とか、叔父に言われた「博才がありそうだから有名になるよ!」とか、そんな言葉が私の自己肯定感を高めてくれた気がします。
親族でなくても、息子の良いところに気づいてくれる人のいる場所づくりを、せっせとしていけたらな、と思っています。
それもまたなかなか難しいのですが……。
第8回もお楽しみに!
なかのいと
漫画家・イラストレーター。
日常の中にある
ちょっと心の動いた瞬間を
漫画で描いています。
初の著書『6570日後 きみは旅立つ』 (1,320円 はちみつコミックエッセイ) が6月15日に発売になりました!