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「主婦の資格事情」を調査!どんな資格をもってる?その資格を仕事や生活にどう活かしてる?

「資格」には国家資格と民間資格、また超難関なものから比較的簡単に取得できるものまで、さまざまなものがありますが、皆さんはどんな資格を持っていますか? 『kufura』では、何らかの資格を持つ20~50代の既婚女性245人にアンケート調査を実施し、「持っている資格を仕事や普段の生活にどのように活かしているのか」、そのリアルな声を聞いてみました。

看護師や薬剤師など「医療系」の資格

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「小さいころからの夢だった看護師の資格を取り、看護師として働いています」(26歳/その他)

「准看護師、看護師、助産師の資格を持っていて、現在は助産師として働いています」(39歳/その他)

「看護師とマタニティヨガインストラクターの資格を取って、看護師の仕事に活かしています」(52歳/その他)

「薬剤師の資格があり、以前はドラッグストアに勤務していました」(33歳/主婦)

看護師、助産師、薬剤師などの医療系の資格は、専門性が高いこともあり、そのまま仕事に活かしている人がほとんど。そのため、家庭の事情等で一度辞めてしまったとしても、資格を持っている限りは再就職などもしやすく、持っていると安心な資格といえそうです。

介護福祉士やヘルパーなど「福祉・介護系」の資格

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「福祉業界に精通したいと思い、ヘルパー2級、介護福祉士、高齢者レクリエーション指導者の資格を取り、毎日高齢者が楽しく安心して過ごせるお手伝いをしています」(47歳/その他)

「老人施設で介護の仕事をしているので、介護福祉士の資格は必須。ほかに持っている幼稚園教諭や保育士の資格も、レクリエーションのときなどに役立っています」(47歳/その他)

「介護福祉士と介護支援専門員の資格を取って介護施設で働き、今では経験を積んで自分でプラン作成などもできるようになりました」(31歳/主婦)

「ヘルパー2級は、今の仕事で介助を必要とするのでとても役立っています」(25歳/その他)

高齢化社会で、ニーズがどんどん高くなっている福祉・介護系の仕事。特に、国家資格でもある介護福祉士の資格を持っている人は、仕事に活かしている人がほとんどでした。万一、自分の家族に介護が必要になったときなどにも、これらの資格は大いに役立ちそうですね。

保育士や学校の先生など「保育・教育系」の資格

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「保育士、幼稚園教諭の資格を取得し、保育園で働いています。普段は、姪などの子育てについてアドバイスをすることもあります」(28歳/その他)

「大学で子どものころからの夢だった保育士と幼稚園教諭の資格を取りました。すでに退職していますが、希望通り保育士にもなれたし、資格のおかげで自分の子育てにもゆとりが持てました」(54歳/主婦)

「保育士の資格があり、保育園で働いていました。今は辞めて主婦をしていますが、せっかく資格があるので、また保育士として働こうと思っています」(37歳/主婦)

「教員免許を取得し、現在も教員として働いています」(55歳/公務員)

保育士や幼稚園教諭になるのが夢だったということで、資格を活かして一度は仕事に就いているものの、結婚・出産で辞めてしまう人も多い様子。ただ、保育士は全国的に人材が不足していて仕事が見つけやすいこともあり、子育て後でも仕事に復帰できるチャンスが多い資格といえそうです。

医療事務や秘書など「事務・秘書系」の資格

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「医療事務と調剤薬局事務の資格を持っていて、現在はそれに関連する事務の仕事をしています」(30歳/総務・人事・事務)

「今は辞めてしまいましたが、医療保険調剤報酬事務士の資格を取って、14年間薬局の事務として勤務していました」(44歳/総務・人事・事務)

「学生時代に秘書検定2級とサービス接遇検定準1級を取りました。サービス業に就きたかったので、就職の際はいいアピールポイントになったと思います」(25歳/主婦)

「就職で役に立つと思い秘書検定を取得。就職後のビジネスマナーや電話応対で、資格をかなり活かせたと思います」(32歳/主婦)

医療事務や秘書などは、資格を持っていなくてもその仕事に就くことができますが、資格があることで就職活動やその後の仕事をスムーズに進められるというメリットがあります。秘書検定を学生時代に取ったという人が目立ちましたが、社会人になると秘書以外の職種でも、その知識やスキルを活かせる場面は多いようです。

英検、漢検、珠算検定など「お勉強系」の資格

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「英検1級を取って、現在は英語講師をしています」(48歳/主婦)

「空港勤務だったため、英検やTOEICはたくさんの外国人の方とコミュニケーションを取る際に役立ったと思います」(46歳/主婦)

「英語が得意だったので英検とTOEICを受験し、今は通訳をしています」(54歳/その他)

「珠算検定と暗算検定を受けたおかげで、なんでも計算が早いです」(49歳/学生・フリーター)

「大学受験のために英検、漢検、数検を取得しましたが、今のところ特に何も活かせてはいません」(32歳/営業・販売)

資格は持っているものの、特に何も活かせていないという声が多かったのが、このお勉強系の資格。英検やTOEICは持っている人も多く、かなり上級でない限りはなかなか仕事などに活かすことは難しいようです。漢検、数検、珠算検定、暗算検定は、仕事というよりも普段の日常生活の中で、気づかないうちに役に立っていそうな気がしますね。

FPや証券アナリストなど「マネー系」の資格

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「証券会社に勤めていたので証券アナリストの資格を持っていますが、今は自分の資産運用にその知識を役立てています」(50歳/主婦)

「損保会社に勤めていて昇給のためにファイナンシャルプランナーの資格を取りました。そのおかげで税金や年金について、家族にアドバイスや問題提起ができるようになりました」(35歳/金融関係)

「仕事で必要だったため、証券外務員の資格を取りました。仕事に活かすだけでなく、経済の知識が広がって良かったです」(58歳/営業・販売)

マネー系の資格は、仕事の関係で取得する人が多い様子。ただ、会社に勧められて渋々取得したような人でも、「お金に関する知識が身に付き、普段の生活に大いに役立った」というコメントが多かったので、仕事と切り離しても役立つ資格の一つといえるかもしれません。

栄養士や調理師など「食べ物系」の資格

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「栄養士と食育アドバイザーの資格を取得。資格がなければできない仕事に就いています」(40歳/その他)

「親が料理店を経営していた関係で、調理師の資格を持っています。今は、夫が営むお店でお通しを作っています」(42歳/主婦)

「フードコーディネーター、食生活アドバイザー、食育アドバイザーの資格は、家族と自分自身の普段の食生活に大いに役立っていると思います」(25歳/その他)

「青果業に就いていたので、食育アドバイザー、ベジタブル&フルーツアドバイザーの資格を取得。今は主婦ですが、食材選びや料理などにいろいろ活用しています」(31歳/主婦)

食べ物系の資格は、仕事に活かすことももちろんできますが、どちらかというと普段の家族の食生活にその知識を活かしているという人が多いようです。食生活アドバイザーや食育アドバイザーなどの資格は、比較的簡単に取得できるようなので、家族の健康を考えて今から資格取得にチャレンジしてみるのもよさそうですね。

美容師や整体師、簿記など「その他」の資格

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「美容師免許を持っていて、結婚後も美容院でパート勤務として働いています」(30歳/主婦)

「ネイリストの資格は、仕事ではなく自分でネイルを楽しむ際に役立っています」(43歳/総務・人事・事務)

「家族に施術をするために整体師の資格を取り、家で家族のケアに活かしています」(51歳/主婦)

「ワープロ検定2級、情報処理検定3級を持っています。PC入力が早いため、すべての仕事がはかどります」(36歳/デザイン関係)

「会社で勧められて簿記の資格を取得。企業の業績に関するニュースや話題がわかりやすくなりました」(36歳/公務員)

「色彩検定1級を取りましたが、そのおかげで服装や髪の色に合わせたメイクができるようになりました」(42歳/主婦)

「ペットを癒してあげたいと思い、ペットマッサージとペットシッターの資格を取りました。愛犬をマッサージするのに役立てています」(51歳/主婦)

「家族の健康のことを考えて、登録販売者の資格を取得。薬に関する知識を家族の体に合わせた薬選びに役立てています」(42歳/主婦)

ほかにも皆さん、いろいろな資格を持っていらっしゃいました。仕事はもちろんのこと、普段の生活の中でも、自分の知識をしっかりと役立てているようです。

今回は取得した資格を仕事や普段の生活に活用している人のケースをご紹介しましたが、実は資格をあまり活かせていないという人も意外と多くいらっしゃいました。せっかく頑張って取得した資格。機会を見つけて、いろいろな場面で活用できるといいですね。

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