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「新社会人の頃にやっておけばよかったこと」先輩たちのリアルな声に納得の嵐…

職場で初々しい新人たちを見ていると、「そういえば自分にもこういう時代が……」と社会人デビューした頃が懐かしく思い出されるとともに、ふと「あのときもっとこうしておけばよかった!」と当時の自分を戒めたくなることがありませんか?

『kufura』では、20代~50代の女性500人を対象に、「もしも社会人になりたての頃に戻れるなら?」をテーマにアンケート調査を実施しました。新社会人のみなさん、先輩たちの貴重な意見にしっかり耳を傾けましょう。元新社会人のみなさんも、今からでも決して遅くはありません。フレッシュな気分で、我が身を振り返ってみませんか?

「もっとコミュニケーションをうまくとればよかった」

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20代~50代の女性500人に「もし、社会人になりたての頃に戻れるのなら、これをしておけばよかったと思うことは?」と尋ねました。

社会人になると、さまざまな立場、年代の人と関わる機会が増え、おのずと人間関係の悩みやトラブルが生じるもの。そういう事情もあってか、コミュニケーションにまつわる「こうすればよかった」という声がたくさん寄せられました。

「もう少しちゃんと先輩と会話できるように努力すればよかった。先輩とのコミュニケーションが上手く取れなくて、仕事上の質問もしにくかった」(26歳/総務・人事・事務)

「たいていのことはなんとかなるので、まずは人間関係をつくるということを教えてほしかった」(47歳/その他)

「たくさんの人に話しかけていい人間関係を作っておけばよかった。ちょっとの上司からの圧に逃げないで立ち向かえばよかった」(33歳/その他)

「もっと同期の仲間と仲良くしておけばよかった。精神的にピリピリしていて、あまり仲良くしていなかった」(42歳/主婦)

「休日も外出して人脈づくり。休日にこもって人脈が広がらなかったから」(36歳/その他)

「会社のことでくよくよ悩むので、会社以外の友人を作ること」(50歳/その他)

「気の合う友達を一杯作っておけばよかった。若い頃の友達は今はいなくて最近できた少人数の友達しかいないから」(43歳/主婦)

筆者が個人的に金言だと思ったのは、「たいていのことはなんとかなるので、まずは人間関係」。新社会人のうちは仕事はうまくできなくて当たり前なので、とにかくまわりの人とコミュニケーションをとるのが第一!

また、先輩や上司などだけでなく、同期や社外の人とももっと交流しておけばよかったという声もあります。社会人なりたての頃は、新しく覚えるべきことが多すぎて心の余裕もなくなりがちですが、そういうときこそ、いろんな人と関わって視野を広げるのが大切かもしれませんね。

「もっと勉強しておけばよかった」

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最も多かったのは、「もっと勉強しておけばよかった」という声でした。

「遊びはほどほどにして、英会話を磨き、海外にも目を向けるべきだった」(45歳/総務・人事・事務)

「資格の勉強をしておく。資格取得したら給与や待遇が全く違っていたから」(38歳/総務・人事・事務)

「資格をたくさん取得しておけばよかった。転職するにも資格が必要な企業もあるし、履歴書の一部が空欄なのは今となって恥ずかしいので社会人になりたての頃に戻れるのなら資格の一つでもとりたかったと後悔」(33歳/主婦)

「もっと早くPCのスキルを身に着けておきたかったです。 PCのスキルの高さや資格があると未来に選択肢が広がっていたと思います」(35歳/その他)

「ネットがここまで発達するなら、もっと詳しく勉強してIT関係の職場に就職できるように努力したかったと思いました」(37歳/その他)

「興味のあるインテリアの仕事に就くために勉強をして資格を取っておきたかった」(51歳/その他)

「もう少し勉強をして栄養士の資格を取れば良かった」(44歳/研究・開発)

「会社で行っている研修を、面倒くさいのでやらなかった。ただで学べるのだからやっておくべきだった」(56歳/主婦)

「もう少し休みを使ってでも勉強会や研修会に行っておけばよかった。年を重ねると基礎的な勉強会に参加することがしにくくなる」(37歳/主婦)

「取り扱い製品についてもっと勉強すればよかった。当時は勉強不足だったから」(47歳/デザイン関係)

特に多かったのは、“資格・英語・パソコン”の3つ。資格はキャリアアップに直結するものもありますし、また英語やパソコン関係は、仕事だけでなくプライベートにおいても、何かと役立ちそうですよね。

もちろん、年齢が若いほうが吸収が早いという面も否めせんが、勉強を始めるのに遅すぎるということはありません。新社会人に限らず、アラサー、アラフォー、もしくはそれ以上の年代のみなさんも、「もっと若いころにやっておけば……」と嘆くばかりではなく、新年度を機に何か挑戦してみては?

「貯金しておけばよかった」

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「しっかりと毎月1万円からでも貯金をしておけば良かったと後悔しています! 現在結婚妊娠をしていて、沢山お金がかかるので」(32歳/その他)

「貯金。独身の時ならもっと貯められたはず」(47歳/主婦)

「入社してから会社の定期預金を使い切らずに貯めておけば良かった。金利が良い時期だったのに、きちんと貯めていたら、かなり貯まっていたはず」(49歳/営業・販売)

「家計簿をきちんとつけて、貯金をきちんとしておけばよかった」(48歳/その他)

「貯金。学生時代よりもまとまった収入を得られるようになり好きなことに使っていたが、毎月一定額を貯めておけば今頃もっと貯金が増えていたのにと思う」(25歳/総務・人事・事務)

「投資。早く始めるほど資産を蓄積することができるから」(39歳/コンピュータ関連以外の技術職)

「しっかり積立や資産運用、保険加入をしておけばよかった」(34歳/その他)

続いて多かったのは、お金に関する「こうしておけばよかった」の声。社会人になりたての頃は、何かと出費がかさみ、給料が全く手元に残らない……ということになりがちですが、先輩がたの声を見ていると、「今さえよければ」というわけにはいかないようです。

結婚や出産、子育てと、これからの長~い人生を見据え、まずは家計簿で収支のバランスを確認し、毎月1万円、5,000円、それ未満からでもコツコツ貯める習慣化が大切かもしれませんね。

「もっとプライベートを充実させればよかった」

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もっと仕事を頑張ればよかった……という声もあったのですが、今回のアンケートにおいては、「もっとプライベートを充実させればよかった」と悔やむ声が上回りました。

「残業ばかりしてプライベートをおざなりにしていた。もっと遊んでおけばよかった」(44歳/主婦)

「もっと旅行に行っておけばよかった。社会人になったばかりの頃はお金を貯める事を頑張ってて節約してたが、結婚したら自分の時間が少なくなったため、もっとお金と時間がある間に遊べばよかったと思ったから」(27歳/主婦)

「プライベートをもっと楽しめばよかった。休みは家に引きこもりだったから、もっと外に出て色んなことを経験したらよかった」(25歳/その他)

「もっと遊んでおけばよかった。どんどん仕事が忙しくなり、自分の時間が少なくなっていくから」(32歳/主婦)

「趣味。残業ばかりで、土日は疲れて寝て過ごす生活。週1でも良いので習い事の時間を作っていれば、もう少し健康で心も体も充実していたと思う」(42歳/主婦)

「いい意味で頑張り過ぎず、趣味の幅を広げて、プライベートを充実させておけばよかった」(29歳/その他)

日々、慣れない仕事に忙殺されて休日は寝て過ごすくらいしかできない……。これも新社会人あるあるですが、その後、結婚したり子どもが生まれたりすると、ますます自分が自由にできる時間もお金もなくなります。

「あの頃、もっとこうしておけばよかった」と後悔しないためには、休日をなるべく有意義に過ごしたいものですよね。

その他、こんな意見も…

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「先輩に対して、意欲をみせる姿勢。後輩がいる今、意欲をみせてくれる後輩の方が可愛いと思えるから」(31歳/主婦)

「メモ。忘れないと思っても忘れる」(57歳/総務・人事・事務)

「メモはノートではなく、エクセルにしておけば良かった。内容探すときに、エクセルのほうが早いため」(28歳/主婦)

「もっと効率よく仕事ができるように工夫すればよかった」  (30歳/公務員)

「身だしなみはちゃんとしておけばよかった。今になって先輩に、あの頃はギャルかと思ったと言われる」(30歳/主婦)

「仕事方面のことではないのですが、初任給で両親に何もしてあげられなかったので、何かプレゼントを贈れば良かったなと思ったりします」(45歳/その他)

仕事上のちょっとしたコツから初任給の使い方まで……。いずれも経験者ならではの意見ですよね。

「わが新社会人時代に悔いなし!」

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ここまでお伝えしてきたように、今回のアンケートでは、先輩がたから多数のエピソードやアドバイスが多数寄せられましたが、実は「こうしておけばよかったという後悔は特にない」という声もかなりたくさんありました。

「当時なりに精一杯やっていたので後悔はありません」(51歳/その他)

「なりたてのころに戻りたいと思ったことはない。好きでこの道に入ったから後悔はない」(32歳/その他)

「至らない所だらけだったが、かといって、限界まで一生懸命だった当時の自分にこれ以上の改善案を提示する気になれない。もっと良い頑張り方や時間の過ごし方はあったと思うが、これ以上何も言う気になれない。ただただ、肩を撫でてあげたいだけ」(39歳/その他)

新人時代といえば、失敗やほろ苦い経験の連続。でも、そのときは本人なりに精一杯頑張っていたのだからオーライ!……というのは納得の意見ですよね。

 

以上、「社会人になりたての頃、こうしておけばよかった!」という数々の声をご紹介しましたがいかがでしたか? 新社会人のみなさんはもちろんこと、社会人生活ウン十年というみなさんも、心機一転、今年度を充実したものにするために、ぜひご参考にしてみてくださいね。

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