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答えは1つじゃない!「職場の苦手な人・嫌いな人」との上手な付き合い方…皆が実践している対処法は?

会社にはとにかくいろいろな人が在籍しているので、中には「ちょっと苦手だな」という人がいるのも当たり前。ただ、どんなに嫌いだとしても、同じ職場にいれば無視したり、必要以上に距離を置くわけにもいかず、それなりに上手に付き合っていかなければなりません。そこで『kufura』では、仕事を持つ20〜50代の男女317人にアンケートを行い、「嫌いな人と職場で上手に付き合うために実践していること」を聞いてみました。

仕事上の付き合いだけと割り切って対応する

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「あくまでも仕事上の付き合いと割り切って、必要最低限の対応をするだけです」(52歳・男性/その他)

「嫌いな人への対応も、仕事の一環と割り切る。仕事の1つだと思えば、なんとでもなります」(53歳・男性/その他)

「職場の人間はみんなビジネス上の付き合いなので、それ以外の時間は他人だと思えば、意外と問題なく付き合えます」(46歳・男性/営業・販売)

「職場は仕事をして給料をもらう場所なので、それに必要な行動だけを取って、嫌いな人とは基本的に業務以外で関係を持たないようにしています」(58歳・男性/総務・人事)

「職場はあくまでも仕事をするための場であって、無理に仲良くする必要もないので、仕事上必要なときだけ話すようにしています」(55歳・男性/研究・開発・技術者)

嫌いな人への対処法として、職場の人間関係は仕事上の付き合いだけ、と割り切って付き合うようにしているという人が目立ちました。嫌いな人との付き合いも「仕事の1つ」として割り切ってしまえば、必要以上に悩んだり、相手を気にすることもなくなるようなので、職場に苦手な人がいて困っているという人は、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

必要以上に相手に関わらないようにする

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「嫌いな人とわざわざ付き合う必要はないと思うので、関わらないようにするのがいちばんです」(43歳・男性/研究・開発・技術者)

「できる限り近寄らない。物理的に関わらなければ、嫌な思いもしなくてすみます」(52歳・女性/その他)

「気にしても自分が損をするだけなので、距離を取って必要最低限の関わりだけで過ごすようにしています」(50歳・男性/その他)

「一定の距離を保つ。話しかけられたら最低限の会話はしますが、普段は挨拶程度のコミュニケーションに留めるようにしています」(59歳・女性/研究・開発・技術者)

「嫌いな相手と話をするときは、自分のプライベートに関する話は一切せず、業務に関する会話のみで乗り切るようにしています」(51歳・女性/総務・人事)

嫌いな人とは、必要以上に関わらないようにするという人もたくさんいました。仕事に関する必要最低限のやり取りだけなら、余計な話をしたりする必要もないので、それほど困ることも嫌な思いをすることもありません。職場が同じだからといって、嫌いな人と無理に仲良くする必要はないので、必要最低限の仕事のやり取りや挨拶だけですませるようにするのが得策といえそうです。

相手のことをあまり気にしないようにする

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「いろいろ気にすると疲れるので、あまり気にしないようにしています」(45歳・男性/営業・販売)

「自分とは違う人間だと思って、なるべく気にしないようにしています」(45歳・女性/事務職)

「気にしないようにする。そういう人は宇宙人だと思って、無理に理解しようとしないのがいちばんです」(41歳・女性/研究・開発・技術者)

「ほかの人もこの人のことが苦手なんだろうなと思いつつ、気にしないようにしています」(49歳・女性/その他)

「気にしない。何か嫌なことをされても、“そんなこともあるよね”とあえて気楽に捉えるようにすると、嫌な気持ちになることもなく、気がラクになります」(22歳・男性/その他)

嫌いな人のことをあまり気にしないようにするというのも、嫌いな人との付き合い方としてとても効果的なようです。相手のことをあまり気にしすぎると、自分が疲れてしまうだけだし、自分とは合わない相手を理解しようと思っても難しいので、気にするだけムダ。あえて気にしないようにすることで、自分の心の平穏を保つことができるようです。

こちらから積極的にコミュニケーションを取る

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「あえてこちらから歩み寄り、積極的にコミュニケーションを取るようにしています」(47歳・男性/その他)

「自分から積極的に話しかけるようにして、相手に対してなるべく苦手意識を持たないようにしています」(50歳・男性/営業・販売)

「嫌いな人に対しては、いっしょに話し合いをするなど、積極的にコミュニケーションを取ることを心がけています」(56歳・男性/その他)

「嫌いな人にこそ、話をとことん聞くなどコミュニケーションをしっかり取って、少しずつ自分の意見を言いながら距離を縮めていくようにします」(41歳・女性/その他)

「取引先の嫌いな人とは絶対に付き合わなければいけないので、社内の嫌な人との付き合いはその練習だと思って、積極的に対応するようにしています」(44歳・男性/研究・開発・技術者)

今までご紹介してきた対処法は、基本的には嫌いな相手と関わらないようにするというスタンスでしたが、逆に積極的にコミュニケーションを取るようにするという人も少数派ながらいる様子。なかなか難しいとは思いますが、こちらから歩み寄ることで、嫌いな相手の態度が変化してきたり、苦手意識が薄れたりして、上手に付き合えるようになることもあるようです。

挨拶をしっかりするなど基本的な対応を怠らない

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「きちんと挨拶するなど、ほかの人と差をつけないように接する。こちらが正しく対応していれば、相手も文句のつけようがないと思います」(55歳・男性/自営業)

「嫌いな人に対しては、先手を打って、とにかくこちらからにこやかに挨拶をするようにしています」(55歳・女性/主婦)

「嫌っていることを相手に悟られて逆上されても困るので、挨拶などは周りの人よりも丁寧かつ念入りに行うようにしています」(39歳・女性/公務員・団体職員)

「会話は必要最低限しかしなくても、人として挨拶だけはきちんとするように心がけています」(36歳・女性/その他)

「好き嫌いに関係なく、職場ではどんな人に対しても、とりあえず笑顔で挨拶する。これを心がけるだけで、職場ではいつも平和に過ごすことができます」(40歳・女性/その他)

嫌いな人に対しても、挨拶をしっかりする、笑顔で対応するといった、基本的な対応を怠らないようにすることは重要です。挨拶すらしないなどといった失礼な態度で接すれば、それはこちらの非になってしまうし、それに怒って相手がますます攻撃的になったりすることもありえます。なので、嫌いな人に対しては、よりしっかり笑顔で挨拶するように心がけたほうが良さそうです。

ほかにはこんな対処法も効果的!

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「最初から話が合わないという認識を明確にしておくと、事前に相手の意見を予測できるので、イライラも弱まります」(53歳・男性/その他)

「自分が嫌いな人のいいところをほかの人から聞いてみて、その人の印象を改善するようにしています」(25歳・女性/営業・販売)

「相手と話すときに、相手の言葉をポジティブな方向に受け止めるようにすると、気持ちがラクになります」(53歳・男性/研究・開発・技術者)

「第三者を間に入れてコミュニケーションを取るなど、できる限り直接コンタクトを取らないようにする」(43歳・男性/企画・マーケティング)

「嫌いな人に対しては、自分の感情は一切表に出さずに、いい人を演じてその場を上手く乗り切るようにしています」(38歳・女性/自営業)

「自分が嫌いなら、相手から嫌われても特に問題ないので、思ったことなどは直接ハッキリ言うようにしています」(39歳・男性/営業・販売)

職場での嫌いな人への対処法は、ほかにもいろいろ。どれも「なるほど!」と思える対処法ばかりなので、これらをいろいろ実践してみることで、嫌いな人とも職場で上手に付き合っていくことができそうですね。

いかがでしたか? 職場に嫌いな人がいる場合は何かとストレスがたまりがちですが、そこでイライラしても自分が損をするだけです。ご紹介した皆さんの対処法を参考にしながら、今後は嫌いな人とも職場で上手に付き合っていけるようになるといいですね。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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