【女性編】50歳過ぎて「素敵だな…」と思われる女性にはどんな特徴がある？500人に聞きました

今回は、男女500人にアンケートを実施。前回お届けした【素敵だと思われる50歳以上の男性の特徴】に続き「身近にいる、素敵だなと思う50歳を過ぎている女性の特徴」についてうかがいました。

多く寄せられた8つの特徴をご紹介します。

男性編と同様に、最も多かったのが“優しさ”に関する回答でした。

「気配りができる人。自分では気づかなかった問題点などをそっと教えてくれるような人」（46歳・営業・販売／男性）

「いつも笑顔で優しい人。周りに対する気配りが半端ないなと感じています」（38歳・会社経営・役員／男性）

「もちろん、親切で優しい人です。そして、自分がある人。意見がきちんとあり、他の人の意見も聞くことが出来る人」（49歳・自営業／女性）

「普段は飄々としているが、困ったときには真っ先に動いてくれる人」（42歳・企画・マーケティング／男性）

「親切で優しい人。自分の損得にこだわらず、むしろ損をしてもいいという位の気持ちを持っているので尊敬しています」（45歳・その他／男性）

今回のアンケートで最も多く寄せられたのは、他者への優しさを持つ人でした。5人に1人は優しさ、思いやり、気遣いなどのキーワードを使用しています。

皆さんが考える“優しさ”にはさまざまな形があり、さりげない優しさ、相手の意見に寄り添う優しさ、困ったら手を差し伸べる優しさなど、多岐にわたっていました。

「年齢に左右されずみんなに分け隔てなく接してくれる人。年齢を重ねるにつれて偉そうにする人も多いが、素敵だなと思う人はみんなに分け隔てなく接しているイメージ」（23歳・事務職／女性）

「声かけが上手な人。おせっかいなのではなく、困っている人に自然に声をかけて助けてあげられる人は素敵だなと思います。“親切にしてあげますよ、助けてあげますよ”という恩着せがましさが無くさりげなく声掛けが出来るのは素晴らしいと思います」（39歳・公務員・団体職員／女性）

「若者に優しい。年下に優しく、孫や息子、娘感覚で接してくれる」（32歳・その他／男性）

「老若男女問わず、みな平等。人の好い点を見つけるのが上手で、悪口を聞くことはまずありません」（47歳・自営業／女性）

前出の“優しさ”に通ずるものがありますが、50代女性の対人スキルにリスペクトを抱く若年層の回答が目立ちます。一線を超えぬよう“さじ加減”を調整しながら寄り添ってくれる人生の先輩は、筆者の周りにもいます。

「人の悪口を言わない人。偏見かもしれないが悪口を言うようになる人が多い気がするので」（40歳・その他／男性）

「愚痴や悪口を言わない」（45歳・主婦／女性）

「自分の感覚と違う話にも“でも”とか“やだ”とか言わずに、いったん受け止めてから自分の意見を言える人。否定的じゃないから一緒にいる人が傷付かないし、本人もとても自由に生きていて素晴らしいです」（46歳・主婦／女性）

嫌いな人の悪口を言って共感してもらえたとき、ストレスがいくらか発散できるかもしれません。でも、悪口を聞き続ける立場にとっては、ストレスが募ることもある模様。悪口に頼ることなく、他の発散法で自らの情緒を保つことができるのなら、それに越したことはありません。

「いつも笑顔でニコニコしている人。落ち込んでいるときにもなぜか元気になる」（33歳・総務・人事／女性）

「心あたたまる笑顔。人の幸せを本心で願ってくれる」（42歳・財務・経理／女性）

「穏やかで笑顔を絶やさない女性。その人の周りが楽しい雰囲気になって気分が良い」（50歳・その他／男性）

500人中49人が回答していた“笑顔”。笑顔って、機嫌のよさを相手に示す表情なんだな、と感じました。しかめっ面よりも、笑顔の人に話しかけたくなるのは、どの年代にも共通することなのかもしれませんね。

「仕事で輝いている人。真摯に仕事にまい進する姿を尊敬しています」（30歳・その他／男性）

「仕事をバリバリこなしている人。年取ってもしっかり頭が働いていて動ける女性はとても格好良いと思います」（35歳・事務職／女性）

「かゆいところに手が届くような、とても気が利く人。仕事の教え方も丁寧でわかりやすい。うっかりミスを先回りして防いでくれるような、気配り上手な人です」（38歳・パート／女性）

職場にいる素敵な50代に関するエピソード。仕事を押し付けたり、囲い込んだり、逃げたりせず、真剣に向き合う姿は、年下の社員に観察されているんですね。

「所作が丁寧。たとえばスーパーでカートやカゴを返す時などきちんと返す、ドアはきちんと静かにしめるとか」（37歳・主婦／女性）

「指先まで仕草がきれいなひと」（41歳・主婦／女性）

「品のある人。聡明で頭も良く、所作も美しい人」（50歳・その他／男性）

ピンと伸びた背中や、丁寧な身のこなし、上品な指先は、男女問わず“素敵”という印象を与えているようです。

「年相応の身ぎれいな服装をしている人。変に若作りをしておらず自然体の美しさがある」（36歳・専門職／女性）

「若ぶっておらず上品な人」（44歳・その他／男性）

「お金をかけずに小綺麗にしている人」（48歳・公務員・団体職員／女性）

回答を読み込むと、「年相応の……」「若作りをしていないけど……」「高いものを身に着けているわけではないけれど……」といった前置きの後に、装いをほめる言葉が続く回答が目立ちます。

“若作り”という言葉は少々トゲを帯びていますが、要はメイクやファッションを選ぶときに「年齢より若く見える」を最優先にしない、ということではないかと推測されます。

「若者の文化など、何でもかんでもわからないと嘆く前に一通り知識を得てから話す人」
（29歳・パート・アルバイト／女性）

「何事にも好奇心旺盛でチャレンジし続ける人。キラキラ輝いていますよね」（33歳・その他／女性）

「いくつになっても挑戦していて、若い人が楽しんでいるような趣味、例えばキャンプだとか新スポーツなどに挑戦している人」（46歳・営業・販売／男性）

過去に執着せずに、好奇心を持ち続けて“今”を楽しむ姿は、下の世代から見るとエネルギッシュに映りそうですね。

以上、今回は身近にいる“素敵な50代以上の女性”についてお届けしました。

いつも機嫌よく、他者に優しく、無理のない範囲でファッションや趣味を楽しんでいる。そんなイメージが浮かび上がってきました。時にはあわただしい日常に追われ、心が揺らぐ日もあるかもしれませんが、現状とうまくつきあいながら、笑顔の分量が多めの50代を目指したいですね。