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「求人情報」はどこで入手する?目的に応じて方法の使い分けを

転職活動を起こすなら、求人情報の入手方法にはどんなものがあるかを知っておきましょう。その方法ごとに、入手できる求人の特徴や利用価値が異なります。目的に合わせて選んでください。もちろん、複数の求人媒体を併行して利用してもOK。それぞれの情報収集法のメリット、利用の際の注意点をご紹介しましょう。

求人情報サイト

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『リクナビNEXT』『マイナビ転職』『エン転職』『DODA』『女の転職@type』など。これらは総合サイトとして幅広い業種・職種・地域の求人を掲載しています。また、業界・職種・地域に特化した専門求人サイトもあります。『しゅふJOBスタッフィング』など、主婦が家庭と仕事を両立しやすい求人に特化しているサイトも。

サイトによって機能やサービスは異なりますが、例えば以下のメリットがあります。

(1)条件に合う求人が掲載されたら通知してくれる

職種・勤務地などの条件を設定して検索することで、該当する求人を即座に入手できます。その条件を登録しておけば、当てはまる求人が新たに掲載された際に通知を受け取ることもできます。

(2)「ワード検索」を駆使すれば条件・志向に合う求人に出合える

フリーのキーワード検索も可能。例えば、資格名や「英語」「インテリア」「時短勤務」といったように、興味のあるワードで検索すると、そのワードを含む求人広告が表示され、業界・職種問わず興味や志向にマッチした求人を発見できます。

(3)求人企業側からオファーを受けられる

職務経歴や希望条件を匿名で登録しておくと、あなたに興味を持った求人企業や転職エージェントからオファーが届く機能もあります。一般公募していない企業から声がかかることも。自分が想定していなかった業種の企業からオファーを受けることもあり、可能性が広がります。また、自分の経験・スキルが転職市場でどれだけ評価されるかもつかめます。

フリーペーパー・チラシ

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紙の求人媒体は今ではフリーペーパーが主流で、駅やコンビニなどで無料配布されています。新聞を購読していれば、求人情報の折込チラシも入ってきます。

(1)希望勤務地の情報をまとめて入手できる

求人誌は地域ごとに分かれ、折込チラシには配布地域内の求人が掲載されています。「自宅近くで働きたい」など、勤務地にこだわる人におすすめです。

(2)幅広い業種や職種に出会える

求人情報サイトを利用する場合、自分の経験や興味の範囲内で検索しますが、求人誌はとりあえずパラパラとめくってみることで、幅広い求人を見ることができます。「こんな仕事もあるのか」と、思いがけず自分が興味を持てる仕事を発見できることも。

転職フェア

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人材会社が主催する「転職フェア」は、求人企業が会場内にブースを設け、来場者と直接面談するスタイルです。

(1)1日で多くの企業と直接対面できる

一つの会場に数十社~数百社の企業が集まるため、効率よく情報収集ができます。たまたま見つけて立ち寄った企業で担当者と意気投合……といったことも起こりえます。

(2)企業と対等な立場で質問ができる

応募前に企業の人と話ができます。「面接」という形だと、緊張してうまく聞き出せないようなことも、この場でならざっくばらんに質問できます。

(3)職場の雰囲気や社風がつかめる

人事担当者だけでなく、配属先部門の担当者がブースで対応するケースも多数。一緒に働くことになる人から話を聞き、職場の雰囲気をリアルに感じ取ることができます。

(4)「人物面」をアピールできる

経験やスキルが不足しているなど、書類選考でハンディを抱えている人も、企業担当者と直接話すことで「人物面」のアピールが可能。人当たりの良さやコミュニケーション力などで高評価を得て、次の選考に進めるチャンスが広がります。

ハローワーク

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全国に550ヵ所以上あり、カウンターで相談しながら求人を探せます。求人情報検索の機能もあり、勤務地・年齢・給与額などの条件で全国の求人を探すことができます。

ただし、他の求人媒体と異なり、募集広告の出稿コストがかからないため、「一応出しておいて、いい人が来たら検討しよう」など、採用意欲が高くない企業の求人も含まれているようです。

転職エージェント(人材紹介会社)

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正社員・契約社員を採用したい企業から求人依頼を受ける一方、転職を考えている人の相談に乗り、両者のマッチングを行います。

 

私が20数年以上、籍を置いたのがこの「転職エージェント」です。こちらの活用法や注意点については、詳しく次回ご紹介します。

構成/青木典子

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