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好感度がグ~ン!オトナの会話に成長「クッション英語」使用例3つ

よく「まわりくどくて何が言いたいのかわからない」などと言われる日本語。英語は“直接的で主張が強い”と思われがちですが、実際にはとても柔らかい表現が使われています。

それを知らずに「英語だから」といってハキハキ話しているつもりでいると、「あの人空気読めないわね……」とか、「彼女はちょっとコミュニケーションが下手だから一緒のプロジェクトになりたくない」などと思われかねません。

ハッキリさせるべきは“言葉”ではなく、“あなたの考え”! そして相手をリスペクトしながら伝える表現を選びましょう。外資系企業秘書時代に筆者が現場で学んだ“英語のクッション言葉”をご紹介します。

1:申し出を断るときや否定的な意見を言う場合

日本語では「恐れ入りますが・残念ですが・あいにく」などの表現がありますが、英語なら「I’m afraid ~」や「Unfortunately,」という表現を使ってみましょう。

「お手伝いしたいところだけれど、事情があってできないのです」ということを説明する時に、「英語だからはっきりと端的に要点を伝えるんだ」と、「I can’t do that」(私にはできません)とダイレクトに言うのではなく、「I’m afraid I am not available on that day.」(恐れ入りますが、その日は予定があるのです)というように使いましょう。

2:何かを依頼する場合は相手の状況に配慮する表現を

「お手数でなければ」「お時間が許せば」など、何かを依頼する際相手のことを気遣う表現を用いますが、英語でもこういう表現は多々あります。単に「~をしてください」というだけでは上から目線でぶっきらぼうなイメージを与えかねませんので注意したいところ。

そんなときは「Will you send it to me when you have time?」(時間があるときにそれを送ってもらえませんか?)や、「Will you send it to me if it’s not too much trouble?」(もしそれほどご迷惑にならないようならそれを送ってもらえませんか?)などというように、相手の手間を考えていることを表現するとよいでしょう。

3:相手の許可を求めるとき

会食などで行くレストラン。日本は分煙され、喫煙席ならお店の中でもタバコが吸えますが、海外では屋内はたいてい禁煙。いくら日本だから大丈夫といっても仕事相手に不快な思いをさせたくないもの。そんなときは「Would you mind if I smoke?」と聞きましょう。

“mind”は「~を気にする」という意味ですので、「私がたばこを吸ったら気になさいますか?」というのが直訳です。

 

以上、英語でもよく使われる“クッション言葉”をご紹介しましたが、いかがでしょうか?

ほかにもいろいろな表現がありますが、実際に外国人とビジネスをされている方は、相手の表現から学ぶことが一番よいですよね。でもそう頻繁にやりとりはないという場合は、ビジネスシーンが舞台の映画などを見ながら学んでみてください。短い言葉で覚えやすいので、ぜひ使ってみてください。

2015/8/20  BizLady掲載

執筆/坂口由乃

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