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「モンベル」展示会で発見!吸水ショーツにチャイ…ふだん使いできる注目アイテム5選

高機能でシンプルな登山用品をはじめ、さまざまなアウトドア用品を扱う大阪生まれの『モンベル』。ベビーやキッズアイテムもウェアからシューズ、バッグ、遊び道具までさまざま揃います。その2023年春夏展示会で出会った、外遊びはもちろんデイリーユースにも活躍すること間違いなし!なアイテムをご紹介します。

雨の日はこれで決まり!長靴代わりに使いたい「滑りにくいローカットシューズ」

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「クラッグホッパー レザー」 1万7,380円(税込)。メンズはブルーグリーン(写真左)、ダークグレー、タンの3色展開で、24.0〜29.0cmまで、0.5cm刻みでラインナップ。ウィメンズはライトブルー、タン(写真右)の2色展開で、22.0〜26cmまで展開。

記者が何足か持っているアウトドア向けシューズの中でも、ふだんから活躍しているのが“防水透湿性”素材を使用した“ローカット”タイプです。

“防水透湿性”とは、濡れるのを防ぎ、靴の内側からの汗などによるムレは逃す機能です。登山向けのシューズにはたいてい搭載されている機能で、天候がコロコロ変わる山では欠かせません。

濡れない、ムレないに加え、ローカットタイプは歩きやすく脱ぎ履きしやすいうえに、スニーカー感覚で普段着にも取り入れやすいのです。梅雨時や暑い季節の雨天はもちろん、雨上がりの公園や芝生の上などまだ乾いていない場所での外遊び、野外フェス、キャンプにと、さまざまなシーンで活躍してくれます。

前置きが長くなりましたが、『モンベル』の展示会でも、そんな秀逸シューズを発見!

このソールが滑りにくさの理由。

「クラッグホッパー レザー」 は、メンズとウィメンズの両方で展開しているシューズです。ハイキングや軽い登山に便利なモデルで、マットなレザー素材が落ち着いた印象の、まさに大人のスニーカー。そのベーシックなルックスはもちろん、素晴らしいのが滑りにくさです。

「トレールグリッパー」という、ブランド独自に配合した素材と泥はけがよいソールパターンにより、濡れた岩肌や木道でもしっかりグリップ。滑って転ぶなどのリスクを軽減し、さらには歩きやすくなっているそうです。

街中にもありますよね。濡れた側溝や、コンビニの斜めになった入り口、駅中など、うっかり滑りやすい場所……。記者も、何度つるりと滑って転んだか(涙)。『モンベル』によると、一般的なソールは傾斜24度ほどで滑り始めるそうですが、『トレールグリッパー』なら42度まで対応。倍近く違います!

記者は、きれいめなスタイルにも合いそうなカラー「タン」を狙っています。長靴もいいけれど、よりアクティブに、雨の降っていない日でも履けるアウトドアブランドのローカットシューズ、おすすめです!

さらさらとした肌触りで真夏も快適!「高機能な吸水サニタリーショーツ」

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「ジオライン メッシュ 吸水サニタリーショーツ」 4,840円(税込)。S〜XLの4サイズ展開。

キャンプや登山など、汗をかきやすいシーンを想定して生まれたサニタリーショーツを見つけました。使用されているのは、通気性に優れた『モンベル』独自の高機能素材「ジオライン」です。

薄手ながら丈夫な生地。重量はわずか45g。
クロッチ部分はしっかり広めで、安心感がある。

「ジオライン」は、ポリエステルとポリウレタンを混紡したメッシュ素材。軽量で、乾きやすいのが特徴です。それゆえ、クロッチ部分以外はよい意味で透けるほど薄く、暑い季節に履くサニタリーショーツの大きな悩みである“ムレ”を解消。なおかつ、その薄さゆえ、おもてにラインも響きにくく、薄着の季節はもちろん、ヨガやランニングなどのスポーツシーンにも活躍しそうです。

そして、今回新登場したのは「吸水」サニタリーショーツ。つまり、これ単体でも使えるアイテムです。肌面はドライに保ち、内側の生地は消臭機能を備え、吸水量は10~20cc程度なのだとか。外側は防水透湿性の生地なので、万が一でも安心です。

夏場も爽やかに着こなせる、上質な「メリノウールシャツ」

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「メリノウール ライト ショートスリーブシャツ Women’s」8,800円(税込)。S〜XLの4サイズ展開。
一見するとコットンのような爽やかな素材。

ウール素材と聞くと、寒い時に着るものと思っていませんか? メリノウールは、汗はしっかり吸ってムレは逃し、さらに防臭効果まである、とっても優秀な天然素材なんです。肌触りも、チクチクゴワゴワせず、アウトドア好きの間では夏場もおなじみ。

この半袖シャツは、乾きやすいポリエステル素材とメリノウールを混紡した、薄手の生地です。さらさらと爽やかな着心地で、シワになりにくいのもありがたいポイント。

ロングスリーブ(1万780円・税込)もあり、こちらは暑い季節もしっかり日差しをガードしたい人にもおすすめです。

「TAKEロハ Men’s」9,020円(税込)
ボタンも竹でできている。

天然素材といえば『モンベル』では「アロハ」ならぬ「TAKE(タケ)ロハ」が人気なのだとか。こちらは竹繊維を使用し、サラサラと肌離れがよいのが特徴です。適度なハリ感でシワになりにくく、旅行に持っていくのにもおすすめとのこと。

また、毎年さまざまな柄が発売されるので、コレクターもいるそうですよ。幅広い年齢になじむアイテムなので、親世代へのギフトにもよさそうです。

キャンプに、フェスに、おうちに!ミニサイズの折りたたみイス「チェアワン ミニ」

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写真左『ヘリノックス』の「チェアワン ミニ バンダナキルト」1万2,650円(税込)、右「チェアワン タイダイ」1万5,950円(税込)。

折りたためるアウトドア用のイスは、キャンプや野外フェスなどをはじめ、ベランダやリビングでも使える便利なアイテムです。記者も自宅で、来客時や公園に持ち出すときなどに愛用しています。

今回『モンベル』の展示会で、思わず「カワイイ!」と飛びついたのが『ヘリノックス』の「チェアワン ミニ」の新色です。ハッピーなタイダイ柄とカラフルな色の組み合わせは他にあまり見かけません。

500mlペットボトルほどの重量で、持ち運びに便利なスタッフバッグ付き。

しかも「チェアワン ミニ」は、座面が低く、キッズが腰掛けるのにもちょうどいいサイズ。一方で、対荷重は90kgもあり、小柄な女性はもちろん、男性もちょっと腰掛けられます。

キッズ専用として用意すれば、子どももきっと大喜び。自分のものと自覚して、大切に使ってくれそうです。何より、こういう派手なカラー、子ども用ならかなりアリ!

寝相の悪いキッズも安心な「スリーピングバッグ」

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「バロウスーツ Kid’s」110-125cm 1万1,550円(税込)、135-155cm 1万3,750円(税込)。

キャンプの夜に欠かせないのがスリーピングバッグ(寝袋)です。とくに、小学生ともなれば、一人ひとつを用意したいところ。ただ、自由な寝相のキッズは、通常のスリーピングバッグだと寝ている間に抜け出てしまうという現象が……!(これ、あるあるなんです)

そんな声に応えてくれるのが、着て歩けるスリーピングバッグ「バロウスーツ Kid’s」です。こちらは、110-125cmと135-155cmの2サイズ展開。

ジッパーを開けて、留めるだけ。
成長や体型に合わせて2段階で調整できる。

ふつうは袋状になったところに体をもぐらせていきますが、こちらは両手が分かれています。さらに、足元が出せるようにジッパー付き。開けて左右の留め具を留めれば寝袋ごと歩けます

留め具は2段階の長さで調整でき、成長や体型に合わせて長く使えるのもうれしいポイント。寒い時期は寝る前のアウターのように、暑い時期なら足元だけ開けて眠ることもでき「暑いから脱いじゃった」といった、寝ている最中の脱出や不意打ちの寝冷えも防げます。

5種のスパイスが香る手軽な「トレールチャイ」

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「トレールチャイ」1本118円(税込)、6本669円(税込)、12本1,296円(税込)

真冬に開催された今回の展示会で、感動したのがこちら。『モンベル』直営カフェでも人気のレシピをもとに、屋外でも手軽に楽しめるよう開発された「トレールチャイ」です。

ホットなら、カップに1袋入れ、お湯を120ml注いでよく混ぜるだけ。アイスの場合は、カップに1袋入れてお湯を30ml注ぎ、よくかき混ぜた後で冷水を90ml加えるだけ。とっても手軽ながら、シナモン、カルダモン、ジンジャーなど5種類のスパイスが香り、ほんのりとした甘さに心もからだもほぐれる〜!

これをキャンプや登山で飲んだら、目の前の美しい景色と相まって、感動すること受け合いです。おうちや職場に常備しておけば、ほっと一息つきたい時や、ちょっとした来客にも喜んでいただけると思います。しかも、1本あたり118円と手に取りやすいのもうれしい。

 

ご紹介したいアイテムは尽きませんが、今回はここまで! ふだんの暮らしに取り入れれば、QOL上昇間違いなしの『モンベル』の新作を、どうぞチェックしてみてくださいね。

【取材協力】モンベル
https://www.montbell.jp/

ニイミユカ
ニイミユカ

兵庫県出身、浅草在住。一児の母。主に食や体のことなど、生活にまつわる地に足のついた企画を、雑誌や書籍、WEBメディアなどで編集・執筆する

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