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シャンプーも石けんも、宙に浮かせてヌルヌル防止!「掃除しやすいバスルーム」の作り方

モノトーンでスッキリ統一されたセンスの光る収納を、Instagramなどで発信している整理収納アドバイザーの矢澤茜さん。整然とキレイな状態をキープするのは至難のワザ……と思いきや、矢澤さんには毎日の掃除をラクにするために、日々心がけている部屋作りのアイディアがありました。

【毎日の掃除がラクになる部屋作り】、まずはヌルヌル汚れに頭を悩ませている人も多い「バスルーム」からスタート! 矢澤さん宅のバスルームは、便利グッズを上手に活用しながら、掃除しやすい工夫が満載。早速、動画をチェックしてみましょう!

床には置かず、マグネットで壁にくっつけて宙に浮かせる!

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矢澤さん宅のバスルームの扉を開けて驚いたのは、床に物がまったく置かれていないこと! シャンプーも、石けんも、掃除道具も、ぜ〜んぶ宙に浮いているんです。

「実は浴室の壁は、磁石がくっつくものが多いんです。そこで、マグネットを利用して、シャンプーのボトルなどは、できるだけ浴室の壁にくっつけています。初めから床に置かなければ、水と触れることが少なくなるのでヌルヌルしません。これで掃除がグンとラクになりました」(以下「」内、矢澤さん)

浴室のイヤ〜な水垢やカビ汚れは、最初から発生しない環境を作っておけばよし。まさにその通りですね! それでは、それぞれのテクを詳しく見ていきましょう。

テク1:シャンプー類はマグネットで壁にピタッ!

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シャンプー類は、床と接しているボトルの底にヌルヌル汚れがどんどん溜まってしまいます。そこで、矢澤さんはtowerの『マグネットツーウェイディスペンサー』を使用。マグネット付きのボトルに詰め替えれば、壁にピタッと簡単にくっつけられるんです。

モノトーンなのでシンプルな浴室の雰囲気にも自然とマッチ。これはぜひ真似したいアイディアですね!

テク2:石けんは浮かせてサラサラ。速乾でヌルヌルしない!

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さらに、スタッフ一同ビックリしたのは、石けん! 矢澤さん宅のバスルームでは、石けんにもマグネットが埋め込まれ、宙に浮いていたんです。この目からウロコの便利アイテムは、ケイオミラクルの『マグネット石けんホルダー』という商品。

「ネットで見つけて即買いしました(笑)。まず、石けんを受ける側のシルバーのホルダーを壁にくっつけます。そして、石けんに付属のマグネットを埋め込めば、ホルダーにピタッとくっつきます。石けんはケースに入れておくと溶けてヌルヌルになってしまいますが、これだとすぐに乾くのでいつもサラサラ。石けんも長持ちするようになりました」

シルバー部分はまるで水道の蛇口のような仕様。浴室に馴染むデザインで、まったく違和感がなく、もともと備え付けのものかと思うほどでした。これもぜひ使ってみたいアイテムですね!

テク3:浴槽のふたはマグネットホルダーに乗せて浮かせる。

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今度は浴槽に注目! そうなんです。浴槽のふたも宙に浮いているんです。

towerの『マグネット風呂ふたホルダー』を壁にくっつけて、その上に浴槽のふたを乗せています。これは磁石のパワーが強いので、重量感のある浴槽のふたを乗せても大丈夫。towerのバスルーム用アイテムは、機能性が高いうえ、シンプルで使いやすいものが多いので気に入っています」

テク4:掃除道具は壁にひっかけておき、サッと使う。

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浴室用洗剤、スポンジ、スキージーなどの掃除道具は、towerの『マグネットバスルームタオルハンガー ワイド』を壁にくっつけて、そこにひっかけておきます。

「宙に浮かせてヌルヌル防止になるのはもちろん、ひっかけておくだけなので、掃除する時にサッと取りやすくて便利ですよ」

テク 5:入浴後の鏡掃除を欠かさず、ウロコ汚れを予防!

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さらに、矢澤さんは入浴後のプチ掃除を欠かさないと話します。

「家族の入浴後、私が最後に入浴して、出る時にサッと掃除するのを習慣にしています。日々の汚れを溜めてしまうと、後で掃除するのが面倒になるのは自分。特に鏡はウロコ汚れが付きやすいので、毎日小まめに掃除した方がずっとラクなんです」

鏡に浴室用洗剤をスプレーし、スポンジで泡立てて洗ったら、シャワーをかけて流します。そのあと、tidyの『スキージー』を使って鏡についた水滴を拭き取るのがポイント。

「このスキージーはしなやかな素材なので、鏡面にフィットして水滴を残らず拭き取ってくれます。水滴をキレイに拭き取っておけば、ウロコ汚れを予防できます。使い終わったら、サッと片手で掛けられるのも便利!」

テク6:浸け置きで、掃除道具も洗面台も同時にピカピカ!

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ちなみに、矢澤さんのユニークな掃除道具のお手入れ法も教えてもらいました。

まず、洗面台に栓をして、オキシクリーンを2杯入れ、泡立てるようにして勢いよくシャワーでお湯を注ぎます。洗面台が泡でモコモコになったら、その中に掃除道具を投入して、3〜4時間ほど浸け置きするだけでOK

「浸けておくだけなので簡単なうえ、洗面台も一緒にピカピカになるので一石二鳥なんですよ!」

以上、矢澤さんの毎日の掃除がラクになるバスルームの作り方でした。

ポイントは、とにかく「浮かせる」こと。ヌルヌル汚れを溜めずに、キレイな状態をキープしたほうが、掃除の手間をグンと省けるんですね。

バスルームで使えるマグネット付きの便利な収納アイテムは、たくさん種類が出ているので、ぜひネットなどでチェックしてみてください。次回は、毎日の掃除がラクになる「キッチン」の作り方を教えてもらいます!

【取材協力】

矢澤茜

整理収納アドバイザー。インテリアコーディネーター。神奈川県厚木市で夫、子供2人と暮らす。「おうちも心もシンプルに」をテーマに、スッキリと見せる効率的な整理収納やインテリアコーディネートのコツを教える。ブログ『A+organize』https://ameblo.jp/a-organize/、インスタグラムa.organizeが人気。

 

取材・文/岸綾香

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