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冷凍庫内の「食材の迷子」は見える化で防止!「冷凍室の収納」達人のアイディア6

整理収納アドバイザー・矢澤茜さんは、『無印良品』に加え、『セリア』や『ダイソー』といった100円ショップのアイテムを使って、モノトーンでスッキリと統一されたおしゃれな収納をInstagramなどで発信中。

矢澤さんのお宅にお邪魔すると、賢く収納するためのアイディアを至るところで発見! 今回は前回に続き、凍らせた食材が迷子になって化石となりがちな「冷凍室」の収納法を教えてもらいました。

冷凍室は「上から見る」ことを意識する

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冷凍室は引き出すタイプが多いため、どんどん重ねて収納していってしまうと、下の方に入れた食材は、もはや気づかなくなって化石のようになってしまいがち……。

つまり、「“上から見る”ことを意識すべき!」と、矢澤さんは話します。そのためには、「立てる収納」が大事。横に重ねず、立てることで、食材の迷子を防げるんです。

その他にも、矢澤さんならではの便利な冷凍テクも教えてもらいました。早速、冷凍室の収納法を動画でチェックしてみましょう!

テク1:冷凍室のメインスペースは4つに区切る

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まず、冷凍室のメインスペース(矢澤さんの場合は引き出しの下段の大きい方)を4つに区切ります。ここに冷凍室の中でよく使う食材を分類します。

「我が家は、1:粉物、2:ご飯、3:野菜&魚介類、4:肉の4つに分類しています。こうすると、上から見た時に、大きく分類されているので使いやすいんですよ。

ケースは『セリア』の『ソフトライナーケース』を使用。100円のケースを使えば、汚れてきたら思い切って交換しやすいのでおすすめです」

テク2:粉類は同じケースに詰め替えてラベリング

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小麦粉、片栗粉、パン粉などの粉類は『OXO』の『ポップコンテナ』に入れて冷凍室に並べて収納。

「粉類は常温ではなく、冷凍室で保存したほうが衛生面で安心です。詰め替えたほうがスマートに収納できるうえ、料理する時も使いやすいですよ」

テク3:ごはんは四角く凍らせ、立てて収納

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ごはんは冷凍しておくといざという時便利なので、ストックは欠かさないと矢澤さん。つまり、常に冷凍室にある食材になるので、冷凍ごはんはよく使う1/4のスペースに入ります。

「ごはんは平たくして四角く凍らせると、立てることができます。こうすると省スペースで収納できますよ」

テク4:野菜や魚介類は保存袋で分類する

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ブロッコリーやきのこなどの野菜類、エビやあさりなどの魚介類は、冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて凍らせます。

「食材別に保存袋に入れて凍らせておき、使う分だけ取り出して料理します。野菜や魚介類でも立てられる食材は、薄く凍らせて立てて収納するといいですね」

テク5:凍らせた肉は部位や種類を書いたクリップをつける

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矢澤さんは、肉も部位や種類ごとに立てて収納していますが、その手順はこちら。

1:牛肉、豚こま肉、合挽き肉など、肉の部位や種類をダブルクリップに貼ってラベリング。このクリップを冷凍室の中に常備しておきます。

2:冷凍用ジッパー付き保存袋に肉を入れて、平らにします。冷凍室の上段に、熱伝導のよいステンレスなどの金属のトレーを置いておき、その上に肉を置いて凍らせます。こうすると平らに凍らせることができるうえ、早く凍ります。

3:肉が凍ったらクリップを留めて、ラベルが見えるように立てて収納します。

こうすると、省スペースで収納できるうえ、肉の種類も一目瞭然! 冷凍時に、立てられるように平たくして凍らせるのがポイントですね。

テク6:おろししょうがは小分けにして冷凍する

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しょうがは、使う度にすりおろすのは面倒なので、一気にすりおろしてしまい、ラップに包んで小分けに冷凍。風味が落ちることもなく、約1カ月冷凍保存できます。

以上、冷凍室の食材がよく見える6つのアイディアでした。

特に冷凍室は食材が迷子になりがちなので、ひと目で分かる工夫が必要です。矢澤さんのアイディアは、食材の“見える化”。上から見た時にすぐ分かるように、分類したり、立てたり、ラベリングしたり、独自の方法で冷凍室を見えやすくしていました。冷凍室がキレイに整うと、食材の無駄もなくなるうえ、料理もスムーズで楽しくなりますね! ぜひ、冷蔵室と一緒に試してみてくださいね。

※紹介したアイテムは矢澤さんの私物です。情報は2019年4月のものです。

整理収納アドバイザー・矢澤茜さん

矢澤茜・・・整理収納アドバイザー。インテリアコーディネーター。神奈川県厚木市で夫、子供2人と暮らす。「おうちも心もシンプルに!」をテーマに、スッキリと見せる効率的な整理収納やインテリアコーディネートのコツを教える。ブログ『A+organize』https://ameblo.jp/a-organize/、インスタグラム@a.organizeが人気。

取材・文/岸綾香

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