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取り出しやすく散らからない!「スッキリ整うキッチン収納」達人のアイディア6

整理収納アドバイザー・矢澤茜さんは、『無印良品』に加え、『セリア』や『ダイソー』といった100円ショップのアイテムを使って、モノトーンでスッキリと統一されたおしゃれな収納をInstagramなどで発信中。

矢澤さんのお宅にお邪魔すると、賢く収納するためのアイディアを至るところで発見! 今回は、ゴチャゴチャしがちなキッチンを使いやすくスッキリ見せる収納テクを教えてもらいました。

収納するのは全体の7〜8割を基本に

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主婦は毎日使うキッチン。この場所が使いやすく整っているだけで、家事が随分とラクになりますよね。でも忙しいと、つい散らかっていってしまうもの……。そこで、矢澤さんはそれぞれのスペースに法則性を作り、整然とスッキリ収納。使いやすさを追求していました。

また、ギュウギュウに詰め込まないのもポイント。収納するのは全体の7〜8割まで。スペースに余裕をもつことで、物があふれて片付けられないとうことがなく、いつもスッキリと整えることができるそうです。

実際に拝見してみると、どこに何があるのか一目瞭然! 早速、矢澤さんのキッチンを動画でチェックしてみましょう。

テク1: ラベルは上から見た時に、よく見える位置に貼る

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矢澤さんのお宅のキッチンの戸棚を開けると、白いケースがピシッと美しく整列していて気持ちいい! 使用しているのは『IKEA』の『KUGGIS』。白一色で統一されて清々しく、素敵ですね。

でも、中に何が入っているのかすぐに分からないため、ラベリングは必須。その際、ついケースに貼りたくなってしまいますが、実は“棚に貼る”のが正解なんです。

「上から見た時にすぐ分かるように、棚の上面に貼っておけば、座って探す必要がありません。カップラーメンやレトルト食品などの保存食は、このケースに入るだけしか収納しないと割り切って、これ以上は買わないようにしています。軽いものは上に、重いものは下に入れるようにしています」

テク2:じゃがいもは黒い袋に入れて保存すると長持ち

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上記の白いケースの中には、じゃがいもや玉ねぎなど、日持ちする野菜も常備してあります。その際、ケースが汚れないように『セリア』の黒い不織布の袋を使用しています。

「じゃがいもは黒い袋に入れておくと光が当たらず、長持ちします。よく使う野菜は収納する場所を決めておくと、いつもストックしておけるので便利ですよ」

テク3:メーカーを揃えるより、素材を統一してスッキリ!

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矢澤さんの収納が美しい理由のひとつは、どんなスペースにも自分で選んだ市販の収納ケースがきっちりと収まっていること。なんでぴったり収まるのか……これ、ホント不思議ですよね!

「決められたスペースに1種類のケースだけをきれいに収めるのは、なかなか大変です。だから私は無理にメーカーで統一はしないんです。それよりも“素材”を統一することが大事です」

矢澤さんは、キッチンの引き出しの中にカトラリーや調理道具を収納していますが、『無印良品』と『セリア』の2種類のケースを使っていました。パッと見、メーカーが違っても全然気にならないですね!

「クリアなものやスモーキーなものなど、素材が似ていればメーカーが違っても統一感が出るので自然とまとまります。柄や色が違うとゴチャゴチャしてしまいますが、シンプルなので他メーカーでも揃えやすいのが、モノトーン収納の良いところでもあるんです」

テク4:いただいたお土産は、フリースペースへ

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キッチンにもフリースペースは必須と矢澤さん。

「嬉しいお菓子のお土産など、突然のいただきものは、一時的に保管しておくフリースペースがあると便利です。テーブルの上に出しっ放しにならず、小分けにしていただきます」

テク5:DIYで戸棚の内側にコーヒーカプセルを賢く収納

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最近はコーヒーカプセルを使用するコーヒーメーカーが人気です。でも、このコーヒーカプセルの収納に悩んでいる人も実は多いのでは? 矢澤さんは戸棚の内側に自分で壁掛け収納を作り、デッドスペースを上手に活用していました。

「ホームセンターなどで売っているジョイント材を、カッターで好きな長さに切って、コーヒーカプセルの幅に合わせて両面テープで戸棚の内側に貼るだけで完成。コーヒーカプセルをスライドさせて、写真のように収納できます。私はホームセンターで『ホワイトジョイナー』という商品を130円くらいで購入しました。これならカプセルの置き場所に困らず、きれいに分類もできて、在庫の数もすぐ分かるんですよ」

幅を変えれば、ミルクのポーションなどにも使えますね!

テク6:お皿は立てて収納したほうが、取り出しやすい

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矢澤さんは、アクリル素材の『無印良品』の『アクリル収納スタンド』にお皿を立てて収納。重ねると下のお皿を取り出すのが面倒になりますが、これならワンアクションで1枚ずつラクに取り出せます。お子さんたちも取り出しやすいと気に入っているそうですよ。

以上、スッキリ使いやすいキッチンを作る6つのアイディアでした。

矢澤さんのテクを使えば、ちょっとした工夫次第で、使いやすさも見た目もグンとアップします。キッチン収納のコツはまだまだあるので、次回さらにご紹介します。ぜひ、試してみてくださいね!

 

※紹介したアイテムは矢澤さんの私物です。情報は2018年12月のものです。

整理収納アドバイザー・矢澤茜さん

矢澤茜・・・整理収納アドバイザー。インテリアコーディネーター。神奈川県厚木市で夫、子供2人と暮らす。「おうちも心もシンプルに!」をテーマに、スッキリと見せる効率的な整理収納やインテリアコーディネートのコツを教える。ブログ『A+organize』http://www.ameblo.jp/a-organaize/、インスタグラム@a.organizeが人気。

取材・文/岸綾香

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