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きのこたっぷり&豆乳でヘルシー! 豆乳きのこカルボナーラ 【プロが教える本格パスタレシピ】

濃厚でヤミツキになるカルボナーラですが、カロリーがやや高めなのが気になるところ……。そこで、イタリアン料理店のシェフ小野宗隆さんが考案してくれたのは、そんな悩みを解決するヘルシーなカルボナーラ!

生クリームの代わりに豆乳を使うからカロリーを抑えられるうえ、きのこたっぷりなので食物繊維もしっかり摂れますよ。

豆乳きのこカルボナーラの作り方

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【材料】(2人分)

パスタ(スパゲッティーニ 1.7mm)・・・200g

ベーコン・・・100g

玉ねぎ・・・1/4個

えのき・・・1パック

しめじ・・・1パック

卵黄・・・4個

おろしにんにく・・・1片分

粉チーズ・・・大さじ2(山盛り)

豆乳・・・200cc

エキストラバージンオリーブオイル・・・大さじ2

めんつゆ(3倍濃縮)・・・大さじ1

塩・・・少量

粗挽き黒こしょう・・・適量

 

※豆乳は調整豆乳を使用しています。無調整タイプでもOKです。

※めんつゆは3倍濃縮を使用しています。濃縮率が異なる場合は、味を見ながら量を調整してください。

※今回は、風味がよく、おいしく仕上がるエキストラバージンオリーブオイルを使用していますが、ない場合はオリーブオイルでもOKです。

【作り方】

(1)ベーコンは短冊切りに、玉ねぎは皮をむき、繊維に沿って薄切りにする。 えのきは石突きを取り3等分に、しめじは石突きを取り半分に切る。

玉ねぎは2mm幅くらいの薄切りにすると、パスタの太さに近いので、フォークで食べる時にパスタと絡みやすくなります。

(2)パスタは表示通りにゆでる。

今回はパスタとソースを絡める時、豆乳が固まるのを防ぐため、長い時間加熱しません。そのため、パスタは通常の表示通りにゆでてOKです。

(3)ボウルに卵黄、おろしにんにく、半量の粉チーズを入れて混ぜる。塩、こしょうを加え、豆乳はダマにならないように少しずつ混ぜる。

カルボナーラのソースは卵黄をたっぷり使っているので、火を入れるとすぐに固まってしまいます。そのため、後から味付けするのは大変。なので、卵黄を混ぜる段階で、塩、こしょう、にんにくなどを加えて、ソースにしっかり味を付けておくのがポイント!

濃度の違う液体を一度に混ぜるとダマになりやすいので、豆乳は2回くらいに分けて少しずつ加えましょう。

(4)フライパンを強火で熱し、オリーブオイルを入れる。中火にして、ベーコンを炒める。脂身が透明になったら、玉ねぎを炒める。玉ねぎがしんなりしたら、しめじ、えのきを炒める。

ベーコン、玉ねぎ、しめじ、えのきの順で炒めます。ベーコンの脂身が透明になってきたら、次の食材を加えましょう。

(5)全体に火が通ったら、めんつゆを加える。ゆで汁50ccを加え、一度火を止める。

ゆで汁を加える時は、めんつゆの濃度と、具材の煮詰まり具合をみながら量を調整してください。火を入れすぎると豆乳が固まりやすくなるので、ソースができたら、パスタがゆであがるまで火を止めておきましょう。

(6)フライパンにパスタを加え、卵黄のソースを回しかける。火をつけて、中火でよく混ぜる。皿に盛り付けて、粉チーズ、こしょうを振って完成。

卵黄のソースを加えた後、沸騰すると豆乳が固まってしまうので注意! 手早く混ぜ合わせ、ソースが全体に絡んだらOKです。粉チーズ、こしょうをたっぷり振っていただきましょう。

早速試食すると、通常のカルボナーラよりもあっさりした味わい。豆乳がよく効いたソースにベーコンやきのこの旨味がしっかり溶け込んで、これは後引くおいしさです。あっさりしているけど物足りなさはなく、食べ応えも満点。なのに、カロリー控えめとあって、女性には嬉しい限りですね!

食物繊維たっぷりのきのこもたくさん摂れるので、家族みんなの昼食や夕食にもおすすめ。いつものカルボナーラに飽きたら、ぜひ試してみてくださいね!

【取材協力】

小野宗隆・・・洋食屋『Bistro Coco 路地裏』のオーナーシェフ。イタリア料理、フランス料理を中心に料理長としてのキャリアを積み上げ、店舗立ち上げやメニュー開発などを多数経験。ソムリエの資格も持つ。

取材・文/岸綾香

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