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ツナで旨味アップ!「キャベツのごま油漬け」はWオイルでヤミツキに!【ちょこっと漬け♯67】

料理研究家の沼津りえさんが、手軽に漬ける「ちょこっと漬け」を、動画で楽しく紹介する連載企画。

今回は、旬の春キャベツをたっぷり食べられるごま油漬けを教えてもらいました。ポイントは水気をしっかり絞って濃厚に仕上げること。ツナ缶×ごま油でWの旨味も味わえます。

ツナ缶のオイルとごま油の相乗効果で、もっとコク旨に!

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春キャベツがおいしい時期になりますが、大玉のキャベツを1玉食べ切るのは難しいという人も多いのではないでしょうか。そんな人におすすめなのが、ごま油漬け!

「今回はkufuraで人気のごま油漬けの春キャベツバージョン。ごま油と塩で簡単に漬けてもおいしいですが、今回はツナ缶も入れるので、Wのオイルの旨味をたっぷり味わえますよ!」(以下「」内、沼津さん)

これなら春キャベツをペロリと食べられそう! 早速、作り方を見てみましょう。

【材料】(作りやすい分量)

キャベツ・・・1/4個(200g)

塩・・・小さじ1

ツナ缶・・・小1缶(70g)

ごま油・・・大さじ1

酢・・・小さじ1

砂糖・・・小さじ1/2

【用意するもの】

ポリ袋・・・1枚

【作り方】

(1)キャベツをざく切りにする

キャベツをまな板の上に安定するように置き、ざく切りに。芯は硬いので薄切りにしてから細かく切ります。

「切り方はあまり気にせず、自由でOKです。芯まで全部使うので、無駄なく食べられて食品ロスも防止。キャベツの芯は栄養があり、甘くておいしいですよ」

(2)塩もみをする

ボウルに切ったキャベツを入れ、塩を振ります。よくもんでしんなりしてきたら、上から押さえ、そのまま2〜3分置きましょう。

「押すようにもむと全体がしっとりしてきます。この時、キャベツを細かく切っていると粉々になってしまうので、大きめのざく切りくらいがちょうどいい。ポリ袋に入れてもんでもいいですよ」

(3)水分をしっかり絞る

2〜3分置いたら、ひとつかみずつキャベツを取り、ギュッと水気をしっかり絞りましょう。今回はこの作業がおいしく仕上げるポイントです!

「ここで水気をしっかり絞っておくことで、味が薄まらず最後までおいしく食べられます。水分を出すために塩をたっぷり振っているため、ちゃんと絞らないとしょっぱくなるので、しっかり絞ってくださいね」

(4)ツナ缶、ごま油、酢、砂糖を入れる

 

ツナ缶はオイルごと入れ、軽くなじませます。さらにごま油、酢、砂糖を入れて、全体をなじませます。

「ツナ缶のオイルとごま油、2つのオイルを掛け合わせることでより旨味がアップ! 旨味たっぷりのツナ缶のオイルで味に深みが出たところに、ごま油でコクと風味をプラス。さらに、酢でさっぱり、砂糖でまろやかに調えます。油が気になる人はノンオイルのツナ缶で作ってもいいですよ」

(5)冷蔵室で30分以上置いたら、できあがり!

空気を抜いてポリ袋の口を結び、冷蔵室で30分以上置いたら完成です。保存期間は冷蔵で3〜4日を目安に食べ切ってください。

食べてみると、ツナとごま油、Wのオイルですが、酢が入っているので思ったよりもさっぱり! 2つのオイルの相乗効果で旨味がグンと増しています。ツナ入りで食べ応えも満点。濃厚な味わいでごはんのお供にもぴったりです。

「うどんや中華麺にのせたり、ホットサンドの具材にしたり、ごはんに混ぜても最高! コク旨なので、いろいろなアレンジに使えます」

やっぱりおいしい沼津さんのごま油漬け。モリモリ食べられてキャベツを大量消費できるので、ぜひ試してみてくださいね。

次回は、「新じゃが」を使ったちょこっと漬けを紹介します。

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。Instagram@rienumadu

取材・文/岸綾香

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