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レンチンで作る「さつまいものハニーレモン漬け」。さわやかな甘みが後を引くおいしさ!【ちょこっと漬け♯50】

料理研究家の沼津りえさんが、旬の野菜を手軽に漬ける「ちょこっと漬け」を、動画で楽しく紹介する連載企画。

今回は秋の味覚の代表格である「さつまいも」を、はちみつとレモンでさわやかに漬ける方法を教えてもらいました。さっぱりした甘さで子どもも好きな味なので、幼稚園や小学校で子どもたちがさつまいもを収穫してきたら、ぜひ作ってみてください!

はちみつ&レモンで漬けるからさっぱりした甘さに!

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毎年この時期になると、幼稚園や小学校で子どもたちがさつまいもを収穫してきて、持て余している家庭も多いのではないでしょうか? ふかしてそのまま食べるのに飽きたら、ちょこっと漬けてみるのもおすすめです。

「さつまいもはもともと甘味の強い野菜なので、その甘さを生かしながらはちみつとレモンでさっぱり漬けます。砂糖を使うと濃厚でくどくなってしまいますが、はちみつなら自然な甘さで、さつまいも本来の味を引き立ててくれますよ」(以下「」内、沼津さん)。

ちょこっと漬けなら簡単なので、子どもたちと一緒に作れます。早速、作り方をチェックしてみましょう。

【材料】(作りやすい分量)

さつまいも・・・1本(200g)

レモン(薄切り)・・・5〜6枚

水・・・大さじ2

はちみつ・・・大さじ2

塩・・・少量

 

※はちみつは1才未満の乳児には与えないようにしてください。

【用意するもの】

保存容器・・・1個

【作り方】

(1)さつまいもは輪切りにして、水にさらす

さつまいもは皮ごと7〜8mmの輪切りにします。大きいさつまいもの場合は半月切りにしてもOKです。切り終わったら、水にさらしてアクを抜きましょう。

「水に3〜5分ほどさらすと、さつまいものでんぷんで水が濁ってきます。しっかりアクを抜くことで、さらりとおいしい仕上がりになりますよ」

(2)レモンを輪切りにする

皮をよく洗ったレモンを薄めの輪切りにして、5〜6枚使います。

(3)耐熱容器にさつまいも、水、はちみつを入れ、電子レンジで加熱する

耐熱容器にさつまいも、水、はちみつを入れ、ラップをして600Wの電子レンジで5分加熱します。

(4)レモンを加える

保存容器のラップを外し、レモンを加えます。

「レモンは加熱すると、えぐみが出てしまうので、さつまいもだけ加熱し、熱いうちにレモンを挟みましょう」

(5)塩を加えて、全体をなじませる

さらに塩を少し加えて、全体をなじませます。

「今回は砂糖ではなくはちみつを使うので、甘味を引き立たせるために少量の塩を加えるのがポイントです」

(6)冷蔵室で30分以上置いたら、できあがり!

粗熱が取れたら、冷蔵室で30分以上置きます。味が染み込みやすいよう、途中で上下を返すとおいしく漬かります。保存期間は冷蔵で4〜5日を目安に食べ切ってください。

さつまいもにはちみつがたっぷり染みて、とってもおいしそう! ひと口食べるとさわやかなレモンの風味とほのかな甘味が口いっぱいに広がります。確かに、さつまいものレモン漬けってもっと甘いイメージでしたが、思っていたほど甘くない! さつまいも本来のホクホクした素材の味をしっかり感じることができて、これなら甘いのが苦手な人にもおすすめです。

「私自身、さつまいもの甘みがあまり得意じゃないので、できるだけさわやかに食べたいなと思い、定番のメニューではありますが、砂糖を使わずにはちみつを使ったり、塩で甘味を引き出したり、材料や分量を工夫しています。

甘すぎないので、お菓子のトッピングにもおすすめ。マフィンにのせたり、パウンドケーキに混ぜたり、トーストにのせてもおいしいですよ!」

確かに、お菓子作りにも役立ちそうですね! ぜひ子どもたちと一緒に作ってみてはいかがでしょうか。

次回は「ぎんなん」を使ったちょこっと漬けをご紹介します。

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。Instagram@rienumadu

 

取材・文/岸綾香

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