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「糸昆布のお酢炒め」で夏肌に欠かせない栄養をおいしくチャージ!【松田美智子のお酢レセピ#2】

いま、私たちの生活でもっとも重要なキーワードは、ウイルスから身も守る「免疫力」。そして免疫力を高めるために重要なのが「食事」です。厚生労働省でも、感染予防対策として行うべき生活習慣として「こまめな手洗い&消毒」「充分な睡眠」「バランスのよい食事」を提唱しています。

「大豆」シリーズに続き、料理研究家の松田美智子さんがおすすめするのは「お酢」を使ったお料理。猛暑が予想される今夏、お料理の口当たりをさっぱりとさせ、食欲を促すお酢はぜひともフル活用したい調味料のひとつ。また、唾液の分泌を促すため、ドライマウスを改善、ひいては細菌やウイルスなどの体内への侵入をブロックする働きもあります。お酢の酸っぱさが苦手な人でも「これなら!」の松田流お酢レシピ、ぜひ、毎日の食卓に取り入れてみてください。

昆布はきれい&元気の宝庫。お酢とも好相性!

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今回ご紹介するのは、糸昆布をお酢でさっぱり炒めた「糸昆布のお酢炒め」です。昆布はミネラル、食物繊維が豊富。また、脂肪の蓄積を抑えたり、溜まった体脂肪を燃やすたんぱく質の”活性”を上げる色素成分「フコキサンチン」も含有しています。

食べ過ぎには注意が必要ですが、昆布やわかめなどの海藻類は美容と健康の強力なサポーター。「よろこぶ」に通じる縁起物でもある昆布で、体が“よろこぶ”食習慣を!

「お酢を加えると、海藻特有のヨード臭がやわらいで食べやすくなります。糸昆布は上質なものを選び、必ず水で戻してから丁寧に洗ってください。火にかけてからほんの2〜3分で完成しますから、手軽に楽しんでいただけると思います。糸昆布をストックしておくと、あと一品欲しい時に重宝します」(松田さん)

ねぎとピーマンは同じ長さに切り揃えておきましょう!「糸昆布のお酢炒め」の作り方

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材料(ひとり分)

糸昆布 30g

しょうが 1片分

ねぎ 1/2本

ピーマン 2個

ごま油 大さじ1

酒 大さじ2

米酢 大さじ1と1/2

薄口しょうゆ 大さじ1

白こしょう 少量

 

作り方

糸昆布は水に23分つけて戻し、流水でよく洗ってざるに上げておく。しょうがはせん切りにする。

ねぎは縦半分に切って芯を除き、5cm長さの短冊切りにする。

ピーマンは天地を落として芯、種を除き、わたをきれいにそぎ取る。こうすると特有のにおいがやわらぎ口当たりもよくなる。ピーマンの内側を上にして、ねぎと長さを揃えながらせん切りにする。

フライパンにごま油を入れ、中火でしょうがを加えて炒める。香りが立ったら中強火にして、水気を切った糸昆布を加えて炒める。続いてねぎを加えて炒め、酒、酢を加える。

最後に薄口しょうゆを入れ、ピーマンを加えてざっと炒め火を切る。白こしょうで味を整える。

動画・撮影/鍋島徳恭

1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/

【松田美智子さんのレシピはこちらからも】

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