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「ブロッコリーの茎」とガーリックオイルで…無限ポテサラ&絶品ペペロンチーノ!【ちょこっと漬け♯30】

料理研究家の沼津りえさんが提案する、余った野菜を使い切るのにとっても便利な「ちょこっと漬け」。前回は、「ブロッコリーの茎」をガーリックオイルでホクホク味わう新感覚な食べ方を教えてもらいました。

にんにくがしっかり効いたオイルは余らせるのがもったいない! もちろんそのまま食べても最高ですが、さらに食卓をワンランクアップしてくれるアレンジメニューをご紹介します。

その1:しみしみのガーリックオイルが激ウマ!無限ポテサラ

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まずは、ブロッコリーの茎のガーリックオイルを使ったポテトサラダから。具材はじゃがいもとブロッコリーの茎だけと超シンプル。そして、調味料も漬けたオイルと黒こしょうだけ! これだけで無限に食べられるポテサラが完成しちゃいます。

「ブロッコリーの茎のガーリックオイル」の作り方はこちら!

「ブロッコリーの茎」をガーリックオイルで煮ると…ホクホクの新食感!【ちょこっと漬け#29】

【材料】(2人分)

ブロッコリーの茎のガーリックオイル・・・1/2量

じゃがいも・・・中2個

漬けたオイル・・・適量

粗挽き黒こしょう・・・適量

【作り方】

(1)ボウルに、ひと口大に切って塩ゆでしたじゃがいもを入れる。

じゃがいもは皮をむいてひと口大に切り、水から入れて塩ゆでします。

「少し軟らかめにゆでて、粉吹き芋のように表面に粉をまとっている状態にしておくと、そこにオイルが絡んで、味が染みておいしく仕上がります」(以下「」内、沼津さん)。

(2)ブロッコリーの茎のガーリックオイルを入れる。

(3)一緒に漬けたオイルも加えて、よく混ぜ合わせる。

「じゃがいもが熱々のうちに合わせた方が、味がよく馴染みますよ」

(4)粗挽き黒こしょうを振って、できあがり!

ひと口食べると、お店のガーリックポテトみたい! じゃがいもの表面の粉状の部分がオイルをしっかり吸い込んで、ちょっとひたひたっとなったところがまた激ウマです。そしてブロッコリーの茎の食感がいいアクセントに。

これは子どもも絶対好きなのですが、それ以上に大人はもうビールが欲しくなる味! スタッフ一同、本気で無限に食べられそうで焦りました。

その2:漬けたオイルが大活躍!ほくほく茎のペペロンチーノ

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次はガーリックオイルを余すことなく使った、味つけいらずのペペロンチーノを紹介します。通常のペペロンチーノはフライパンでにんにくと赤唐辛子を熱して……と火を使って味つけしますが、こちらはボウルで和えるだけでOK。忙しい時や疲れている時でも、速攻で仕上がる嬉しい一品です。

【材料】(1人分)

ブロッコリーの茎のガーリックオイル・・・1/2量

スパゲッティ・・・1人分(80〜100g)

漬けたオイル・・・適量

【作り方】

(1)ボウルにゆでたスパゲッティを入れる。

(2)ブロッコリーの茎のガーリックオイルを入れる。

(3)一緒に漬けたオイルもたっぷり加えて、よく和える。

(4)器に盛り、和えたオイルをかけたら、できあがり!

最後は、ボウルに残ったオイルも余すことなくかけて、いただきましょう。

間違いのない鉄板のおいしさに男性スタッフも大満足。フライパンで作るペペロンチーノと遜色違わない味で、なのにとっても簡単すぎる! 具材を足す必要もないし、味つけもしなくていいし、3食作るのにお疲れ気味のママたちにおすすめです。

「ブロッコリーの茎のガーリックオイルは、子どもたちにはうずらの卵やウインナー、ミニトマト、チーズなどを一緒に楊枝に刺して、片手で食べやすいピンチョスにしても◎。ゆで卵や野菜、チーズなどと一緒にパンに挟んでもおいしいですよ。アレンジすると、さらに新たなおいしさに出会えるので、自由に自分の味を試してみてくださいね」

房と茎、それぞれのおいしい食べ方を紹介してきたブロッコリー編、いかがでしたか? ブロッコリーだけでまだまだこんなにも新たな世界が広がるのかと、編集部でも発見と驚きの連続でした。彩りにあると便利で栄養価も高いブロッコリー、ぜひこの機会にいろいろな食べ方に挑戦してみてください。

次回は、初夏頃からスーパーの店頭に並び始める「新しょうが」をご紹介します。

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『低糖質だからおいしい!「おやつ&スイーツ」』(K&M企画室)、『食品保存大全』(主婦の友社)など多数。

 

取材・文/岸綾香

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