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「デトックスヨガ」で老廃物を排出してスッキリ!全身の血行促進も【おうちでヨガレッスン#20】

ヨガを中心とした様々なライフスタイル改善プログラムを提案する『Veda Tokyo』とkufuraがコラボして、初心者でも自宅で手軽に行えるヨガレッスンを紹介。

今回は体に溜まった老廃物を排出し、リンパ液の流れや血行を促す「デトックスヨガ」を教えてもらいました。スッキリと体の流れをスムーズに整えましょう。

股関節や背骨の周りを中心にほぐすのがポイント

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春は溜まった冬の疲れをリセットし、夏に向けて体を整える時期。そこで、体の老廃物を排出してスッキリとデトックスできるヨガを、ハタヨガ講師の若松由貴子さんが考案してくれました。

「デトックスとは、体に不要なものを流すことで、排出、促進がキーワード。なかでも股関節は5大リンパ節の1つで、股関節をゆるめることで、リンパ液の流れを促進し、効率よく老廃物を排出することができるんです。全身の血行を促進するポーズも入っているので、血液の流れもスムーズになりますよ」(以下「」内、若松さん)

これから人間の体は、夏に向けてシフトしていきます。デトックスヨガで体の内側から整えていきましょう!

「デトックスヨガ」で老廃物を排出!

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(1)合せきのポーズ

まずはヨガではおなじみの「合せき」のポーズから。股関節をゆるめ、老廃物を排出します。

両足を揃えて座り、膝を曲げて外に開き、手の平で足の指を包んで背中を伸ばします。膝を上下にやさしく動かし、自然な呼吸をしながら、股関節周りの力みをほどいていきましょう。

「自分の股関節の状態に合わせて、心地よければ大きく動いてみてください」

少しずつ足の動きを止め、吸いながら背中を伸ばし、吐きながら両足の間にお腹を倒します。ここで呼吸をゆっくりと繰り返します。

(2)らくだのポーズ

次は両膝を揃えて膝立ちになり、足の間はこぶし1つ分ほど開け、爪先を立てます。手の平をお尻に当て、肘を内側にしまい込み、肩甲骨を引き下げて肩周りをリラックス。

吸いながらお腹と胸を開き、少しずつ上体を後ろに倒していきましょう。ももの前が伸びるのを感じながら、胸の真ん中を引き上げてください。

「胸を開くことでリンパ液や血液の流れを促し、デトックスにつながります」

吐きながら戻って背中を丸くし、こぶしを2つ重ねて額をのせます。刺激されていた背面をゆるめ、ふわっと脱力してください。

(3)猫のポーズ

四つんばいになり、肩の真下に手首、骨盤の真下に膝を置き、体の中心を整えます。吐きながら、右腕を左肩の下に差し込んで、頭を真下に倒しましょう。安定していたら右手の甲を左の腰に添え、体をしっかりねじります。反対側も同様に行ってください。

「体をねじることで全身を活性化。代謝アップに効果的で、内臓にもいいですよ」

(4)うさぎのポーズ

四つんばいになり、吐きながらかかとの上にお尻をのせ、頭を下げます。手の平を顔の真横に置いて、外側に向いている肘を中へ入れ、脇を閉めましょう。吸いながらお尻をゆっくりと持ち上げ、頭頂をマットに付けます。ここで呼吸をし、吐き切ったらかかとの上にお尻をのせ、こぶしを2つ重ねて額をのせます。

「脳の方に溜まった血液が、全身に流れていくのを見守りましょう。頭を心臓よりも下げることで、全身への血流を促します」

落ち着いたら、吸いながらロールアップで起き上がり、そっと息を吐き出して脱力しながら余韻を味わいましょう。

実際にやってみると、静かな動きが中心なのですが、じわ〜っと効いてくるのを感じます。特に頭頂を床に付けるうさぎのポーズは、頭が逆さまの状態になり、普段はなかなか行わない動き。頭に血が集まって、ゆっくり起き上がることで、サーッと血液が巡っていく心地よさを感じました。猫のポーズもしっかり深部から体をねじることができて、スッキリ気持ちいい!

知らず知らずのうちに、春は疲れが溜まりやすい季節。体に溜め込んだ老廃物を排出する心地よさを、ぜひ体験してみてくださいね。

次回は「代謝アップヨガ」を紹介します。

【取材協力】

若松由貴子

心と身体をバランス良く鍛えることができるオンラインスタジオ『Veda Tokyo』所属。さわやかな笑顔と丁寧で分かりやすいレッスンが人気。アディダスグローバルランニングコミュニティadidas Runners Tokyoのヨガ講師を務める。2015年より毎年インドに渡り、ヨガの学びを深めている。指導歴10年。2人の子どもの母。

取材・文/岸綾香

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