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福を呼ぶ!縁起のいいお年賀フード【プチプラ極上ギフト#1月】

明けましておめでとうございます! 今年は、新年のお祝いに親戚や友人と“リアルで会う”という方も多いと思います。新年のご挨拶の際、お渡しする“お年賀”。何かと“洋のもの”が多いギフト業界ですが、お年賀に関してはやはり“和のもの”が多く、改めて日本の良さを感じさせてくれます。今年の干支のうさぎや、縁起のいい文様が入ったお年賀をご紹介します。

かわいらしい、干支入りのお汁粉

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干支の懐中しるこ 卯 1,944円(税込)※筆者は「中川政七商店」で購入

懐中しることは、乾燥させたあんこを最中の皮で包んだもの。お湯を注ぐとお汁粉になります。その昔、京の風流人がお花見や紅葉狩りの際、携帯できるよう生まれたものだとか。日本の工芸を取り扱う「中川政七商店」では、干支のうさぎが描かれた懐中しるこがありました。これはいただいたら、自宅で開封したときも気分が上がるギフト。そして寒さが本格的になる年明けは、やはり温かいお汁粉のギフトはうれしいですよね。

あの人気土産からも干支バージョンが登場

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干支めんべい324円(税込)/山口油屋福太郎 ※筆者はデパ地下で購入

辛子明太子の本場・福岡の博多で辛子明太子の製造・販売を手がける老舗「山口油屋福太郎」(通称“福太郎”)。その“福太郎”が製造するお土産菓子「めんべい」。ご紹介するのは、明太子が使用されているため、ほど良い辛さと魚介の旨味が特徴で、今や博多土産として定番となった「めんべい」の干支バージョンです。2枚入の袋が3個入った、食べきりサイズ。

京都からは、愛らしい干菓子を2品

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干菓子 福うさぎ(和三盆・落雁製)702円(税込)/甘春堂本舗 ※筆者はデパ地下で購入

1865年創業の京都の老舗和菓子店「甘春堂本舗」。その干菓子なのですが、丸まったうさぎの姿でしょうか。箱を開けたときの並んだ姿のかわいらしいこと。しかも紅白。縁起良く、お年賀にぴったりです。

ochobo mini(2023 干支)634円(税込)

京都で干菓子の製造・販売を手がける「UCHU wagashi」。伝統的な和菓子の世界に現代的なデザインを取り入れた商品を数々出しています。

毎年出るお正月限定商品。今年は干支のうさぎがデザインされた限定箱が登場。なんとも目を引くかわいらしい箱ですよね。中にはほうじ茶味ときな粉味とプレーン(和三盆糖)の1つ1つ薄紙に包まれたひと口サイズの落雁が入っています。

おめでたい紅白カラーの丸餅

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アコメヤ トウキョウ 紅白雑煮もち885円(税込)

富山県産の餅米「新大正餅米」を100%使用したお雑煮用のお餅。お雑煮に入れず、焼いて食べてもおいしいです。

新年にぴったりな紅白カラーなのもおめでたくていいですし、丸餅には「角が立たず円満に過ごせますように」という願いも込められていると言います。“四角い餅”が主流の関東でも、ここ10年ほどでしょうか、普通に丸餅が買えるようになり、こうした紅白の色付けがされたかわいいものまで出てくるようになりました。

お正月と言ったら、「大福茶」

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南高梅の大福茶1,404円(税込)※筆者は「中川政七商店」で購入

起源は平安時代といわれる「大福茶」は、年始めに無病息災や家内安全を願い飲まれる、茶碗に黒豆、昆布、梅干し、山椒などの具を入れ、煎茶やお湯を注いだもの。こちらのセットには、緑茶と南高梅、結び昆布が入っています。包みにも松竹梅や鶴があしらわれ、おめでたさに満ちた一品。5回分入っているので、ファミリーへのギフトとしてもおすすめです。

お年賀は通常、松の内(関東は元日から7日前後、関西は15日前後まで)にお渡ししますが、今の時代はその年、初めて会ったときにお渡しするのがお年賀という感覚ですよね。早めに用意しておき、大切な人に会ったとき、「今年もよろしくね」という思いを込めて渡してください。

中田ぷう
中田ぷう

編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram

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