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リピはないかも…買って失敗した「100円ショップの防災グッズ」その理由は?

今秋、日本を襲った台風・大雨により、自然災害の恐ろしさを実感するとともに、防災意識を高めた人も多いのではないでしょうか。台風、地震などの被害をできるだけ抑えるためには、いざというときのための備えが欠かせません。とはいえ、実際に経験してみないと、どんなものが必要か、はっきりとはわからないというのが防災の難しいところ。

そこで、『kufura』では、“防災のために100円ショップで購入して失敗したもの”をアンケート調査してみました。皆さんは実際に購入して、どんなアイテムを失敗だと思ったのか、そしてその理由も併せてご紹介します。

同率第3位:非常食

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「台風上陸にあたり、防災のために100円ショップで購入したものはありますか?」という質問に対し、「はい」と回答したのは500人中74人(14.8%)。その74人に、購入して失敗したものを尋ねたところ、以下のようなコメントが寄せられました。

「レトルトのご飯。実は割高で賞味期限も半年から1年しかないので、こまめな買い替えが必要と感じた」(33歳/女性/学生・フリーター)

「カップラ-メン。水と電気とどちらか一方がだめだと食べられないので」(59歳/男性/その他)

「お菓子。普通にスーパーで買った方が好みのものが多かった」(24歳/女性/その他)

「100円ショップのものは質に不満。量も少ない」(48歳/男性/公務員)

非常食を買うときは、賞味期限に要注意。案外期間が短い場合があります。

また、商品によっては、100円ショップよりもスーパーやドラッグストアの特売のほうが安く買えることもあるので、しっかり吟味することが必要かもしれませんね。

同率第3位:懐中電灯

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非常食と同じ票数を集めた懐中電灯。その理由を見てみると……。

「懐中電灯、安いせいかあまり光の届き具合が、よくなかった」(73歳/男性/その他)

「懐中電灯。壊れやすい」(46歳/男性/公務員)

「扉につけるライトを買ったが、後日ちゃんとした懐中電気を買おうと思った」(36歳/女性/その他)

家電量販店などのメーカー品は1,000円以上するものが多いので、100円ショップで買えるものとなれば、品質や耐久性の面で不安があるのは致し方がありません。

とはいえ、懐中電灯は、以前紹介した「買ってよかった“100円ショップの防災グッズ”よかったポイントも聞きました」のランキングでも3位にランクインしており、「家電量販店で購入するものと変わらなかった」「かなり明るい」などの声も寄せられています。

明るい・暗い、使える・使えないという感覚は、人によりけりなので、実際に買って試してみるのがよいかもしれませんね。

第2位:乾電池

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「電池、メーカーでないので長持ちしなかった」(73歳/男性/その他)

「アルカリ電池。直ぐ電池が切れて使えない」(36歳/男性/企画・マーケティング)

「電池を大量に買ったが、結局停電にはならなかった」(69歳/男性/その他)

kufuraの過去記事「買ってよかった“100円ショップの防災グッズ”よかったポイントも聞きました」のランキングでは、第1位だった乾電池。安くてコスパがいいという人が多い反面、やはり懐中電灯と同じく、耐久性には物によってではありますが、満足度が低いものがあるようです。

また、乾電池は日常生活ではそれほど出番がないため、あまりたくさん買い込んでも持て余してしまうという声もありました。

第1位:特になし

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「買い物の失敗はなかった。乾電池が安くてよかった」(58歳/男性/金融関係)

「懐中電灯しか購入していませんが、いざというときに役立ちます」(59歳/女性/主婦)

「電池、ポリ袋、テープを購入。常備品としている」(70歳/男性/その他)

「実際には使わずに済んだが、安心感を買えた」(22歳/女性/学生・フリーター)

今回のアンケートでは、防災のために100円ショップで商品を購入した74人のうち、43人(58.1%)が「特に失敗なし」と回答!

最後のコメントにもあるように、実際に役に立つかどうかよりも、被害に備えること自体に価値がある、と考えている人も少なくないようです。

 

自然災害は、いつ発生するのか誰も予測がつきません。じっくり商品を比較したり吟味したりする余裕がある平常時こそ、「もしも」に備えて防災グッズを買いそろえていきたいものですね。

(c)stock.adobe.com

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