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「1億円あったらな~」本当に手に入ったらどう使うべきかFPが解説!みんなが貯めたい貯蓄額と使い道大調査

お金に関する悩みって本当に尽きないものですよね。「100万円貯蓄があったらな〜」「このくらいあったらあれしたい、これしたい」という欲望ばかりが募ってしまって……。

そこで『kufura』では、みなさんが、いったいどのくらい貯金があったらいいと思っているのかを緊急アンケート。500人の方に聞いたその金額と、意外!?な使い道とはいったいどんなものだったのでしょうか?

「お金欲しい」と言うけれど…実際に欲しい貯金額っていくらなの?

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ため息を尽きながら、「はーお金があればな〜」なんて呟いたことがある人も少なくないでしょう。では実際のところ、その具体的な金額はいくらなのでしょうか? ズバリ金額を聞いてみると、かなりのバラつきがあることがわかりました。

億越え・・・・・・124人

一千万円~億未満・・・・・・231人

数十万円から数百万円・・・・・・136人

上限はない・・・・・・7人

わからない・・・・・・2人

このような結果になりました。

金額はじつに様々で、数十万円でいいという方もいれば、お金は無限大に欲しいという方まで幅広い回答に。「貯金」とひとことで言っても、みなさんのイメージする金額がぜんぜん違うということですね。

「もしも、あったらな〜」という、あくまでも空想の話にはなりますが、その使い道を見ていきましょう。

あれもしたい!これもしたい!貯金はどう使いたい?

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実際の声を聞いてみると、面白いことに、理想の貯金額によって、思い描いている使い道に違いがあることがわかりました。では、3つの貯金額に分けて見ていきましょう。

「1億円以上」と答えた人の使い道

「1億貯金 2億資産運用」(47歳男性/営業・販売)

「生活費以外はインデックス投信で資産運用する」(44歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「大きい家を買い、店を開業、残りは貯金に回す」(43歳女性/その他)

「4,000万円で2世帯住宅を建てて残りは子どもの進学費にあてる」(47歳女性/総務・人事・事務)

「家と車と別で土地を買ってマンションか駐車場を建てる」(25歳女性/主婦)

など、ただ貯めたり何かを買ったりするわけではなく、お金にも働いてもらう、いわゆる「資産運用」をしていきたいという回答が目立ちました。

他には、

「地味に遊んで暮らせそう」(49歳男性/営業・販売)

「老後のために貯金」(43歳女性/主婦)

などの意見も。金額が大きいだけに夢が膨らむ一方、堅実に老後を考える回答も聞かれました。

「1000万円~億未満」と答えた人の使い道

ここで目立った回答は、

「すべて貯金」(43歳女性/総務・人事・事務)

「半分貯金して残りは欲しい物を買う」(43歳女性/主婦)

「半分貯金しておく。残りは運用する」(39歳女性/その他)

という「純粋に貯金をしたい」という回答と、億越え同様に「資産運用もしたい」という答えが目立ちました。

また、

「老後に備える」(49歳女性/その他)

「ローン返済」(31歳女性/その他)

という、やや現実的な意見もありました。数千万円クラスになると、やはり使い道も現実味を帯びてきますね。

「数十万円から数百万円」と答えた人の使い道

では、金額がやや少なめの回答を見ていくと、

「貯金したい」(45歳女性/その他)

「結婚などの資金として貯め続ける」(21歳女性/学生・フリーター)

「車を買う」(32歳男性/その他)

などの、純粋に貯める・買うという意見が多くなりました。

その他には、

「使わない! 少し生活費!」(30歳女性/学生・フリーター)

などの使いたくないという意見や

「子どもたちの今後の教育資金」(40歳女性/主婦)

という、目先のお金についての意見も多く見られました。

本当に手に入ったら、どう使うべき?FPが回答

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ファイナンシャルプランナーの筆者も、適切な使い道は、やはり持っている金額によって変わってくると考えます。

億越えの場合

基本的には資産運用をメインに考えましょう。その運用益を複利効果でさらに増やすというのが最も堅実と思われます。その際には、資産運用にかけられる時間と、どのくらいのリスクが取れるかが大切です。資金があるからといって全額を一気にリスクが高いものに投資をしたりするのは禁物。税金対策についても知っておきたいところです。

1,000万円~億未満の場合

今の生活費で足りない部分は貯蓄から補填し、あとは老後資金を作ることを目的とした資産運用を考えるべきでしょう。老後の資金は夫婦二人で3,000万円とも5,000万円とも言われていますので、その金額に向かった運用をしていくのが良いと思います。

数十万円から数百万円の場合

もしローンや借金があるのならばまず先に借金を返済し、その後、お金が自動的に貯まる仕組みを作りましょう。貯蓄の習慣は、「財形貯蓄」や「定期預金」などを利用して、そこから残ったお金で生活をするというサイクルを作っていくことを目的にするといいでしょう。さらに、将来に向けて資産運用の計画も立てられるといいですね。

 

お金って、あったらあったで嬉しいけれど、「あったらいいな〜」と思うばかりではなく、貯まるように「仕組み」作って実行すれば少しずつでも貯められます。

夢を現実のものにするためにも、しっかりと計画を立てておきたいですね。

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