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2019年こそコレやめる!3位「食べ過ぎ・飲み過ぎ」2位「無理な人付き合い」を超えた1位は…

皆さんは、やめたくてもやめられないことはありますか? 食べたい、ダラダラしたい、いい服が欲しい……と、様々な欲をコントロールしながら、健康的な暮らしを送るのは、刺激と変化の多い現代の世の中では意外とハードルが高いもの。

博報堂生活総合研究所が20代~60代の男女に対して行った「生活者にきいた“2019年生活気分”」によれば、「2019年に思い切ってやめたいことがある」と回答した女性の割合は、21.8%。その結果からは、2019年のシビアな展望が見えてきました。

2019年こそやめたいこと1位は「無駄遣い・衝動買い」だった!

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それでは、20代~60代の女性が今年最もやめたいことは、どんなことなのでしょうか?

【2019年にやめたいこと】

1位・・・無駄遣い・衝動買い(39.5%)

2位・・・無理しての人付き合い(36.7%)

3位・・・食べ過ぎ・飲みすぎ(34.6%)

4位・・・夜更かし(30.4%)

5位・・・お菓子・甘い物(28.7%)

ランキングを総括すると、常識的な金銭感覚を保ちながら、人付き合いのストレスを減らし、健康的な生活を送りたいといったところでしょうか。

6位以降は「スマホの使い過ぎ」、「不規則な生活」と続いています。健康的な心と体を育む生活を望む人が多いように思われます。

ちなみに、2019年に始めたいことに関する結果は以下の通り。

【2019年に始めたいこと】

1位・・・筋トレ・運動・体操(41.3%)

2位・・・貯蓄(32.1%)

3位・・・ダイエット・食事制限(29.4%)

4位・・・趣味・習い事(29.3%)

5位・・・ウォーキング・ジョギング(22.5%)

健康・お金・自己実現の3つがカギとなっています。無駄遣いをやめて貯蓄をすること、暴飲暴食をやめて体を整えること、不規則な生活や面倒な付き合いに時間を割くのをやめて自己実現をすることが望まれているようです。

無駄遣いしないで「とにかく貯蓄」を招く社会の空気

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今回の調査では、やめたいことの1位が「無駄遣い・衝動買い」、始めたいことの2位が「貯蓄」という結果になり、自らの家計に何らかの問題意識を抱いている人が多いと推測できます。

その要因のひとつは、なかなか良い方向に向かわない経済や、家計の状態にあるようです。

同調査で「2019年の自分の家計状態は前の年と比べてどうなるか」という問いに対し、「良くなる」と回答した女性は15.4%。一方で「悪くなる」と回答したのは30.4%と2倍になっています。

この数字は女性の方が男性よりもやや悲観的。さらに、以下のような生活者の声も紹介されていました。

「(消費税が)今の8%でもきついのに10%に上がったらあまり買い物が出来なくなる」(女性・54歳・福岡県)

「不景気で暇だからパートが減らされている」(女性・44歳・大阪府)

「日用品・食品など必要商品の値上げで、生活が苦しくなる」(女性・43歳・愛知県)

「家族に高齢者がいるので、医療費の出費は年を経るごと増え続ける」(女性・59歳・静岡県)

株価の乱高下や消費税増税、そして少子高齢化による人手不足など、経済が劇的に上向く要因はオリンピックを除いてほとんど見当たらないのが現状です。

そんな状況を踏まえてか、家庭の財布を握る割合の多い女性の方が、生活の実感がシビアな結果となっていました。

 

今回は、2019年の女性のやめたいこと、始めたいことをお届けしました。

やめたいことと、始めたいことを明確にしておくと、自分が何に不安を感じているのかが見えてくるかもしれませんね。


【参考】

生活者にきいた“2019年 生活気分” –  博報堂生活総合研究所

 

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