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生バナナで作るミルクティーも人気です。わが家の定番「冬のホットドリンク」レシピ4つ

ときにコートのいらない暖かい日もありますが、ホットドリンクがおいしい季節になりました! 温かい飲み物は、冷え切った体を温めるだけでなく、自然と心もほっとさせてくれるもの。

家族が仕事や学校に出かけたあと、仕事の区切りのブレイクタイムや1日の終わりに、冬は何かと温かい飲み物を口にしている気がします。フードジャーナリスト・中田ぷうが、わが家の定番ホットドリンクレシピを紹介します。

20年以上作り続けている、フレッシュバナナミルクティー

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“フレッシュバナナミルクティー”は、大学生の頃から秋冬になると作り続けているレシピです。あまりに昔のことで、なにがきっかけでこのミルクティーを作り始めたのか、よく覚えていないのですが、肌寒い季節になると毎年必ず作るレシピです。

夫や子どもたちも大好きで、ちょっと寒くなってくると「お母さん、あれ作って」と催促されます。

市販のフレーバーティーのあの強い香りが苦手というのもあってでしょうか。ひと手間ではありますが、生のフルーツを使って作った方が断然おいしいので、いつも市販の香りや味がついた茶葉を使うのではなく、自分で作っています。

材料は、ティーバッグ、バナナ1本、はちみつ、牛乳。

このバナナミルクティーに関しては“こっくりさせて飲む”のが好きなので、このときだけは“濃厚タイプ”の牛乳を使います。

作り方ですが、輪切りにしたバナナとティーバッグをティーポットに入れ、お湯を注ぐだけ。今回蒸らし1分のティーバッグを使いましたが、しっかりバナナの甘さと香りを移したいので、私はいつも3~5分蒸らします。

後からミルクも入れるので、とくに渋みも気になりません。

蒸らしたら、牛乳を入れたマグに注ぎ、好きな量のはちみつを入れ、溶かします。
バナナの甘みもお茶に移っているので、人によってははちみつ不要の人もいますので、そこはお好みでどうぞ。

ただし、最後にティーポットの中のバナナは絶対に食べないでくださいね!
うまみが出てしまい、バナナとは思えないまずさになっているので、要注意です(笑)。

アップルティーやフルーツティーも

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ティーポットの中に紅茶と一緒にフルーツを入れてしまう方法は、他のフルーツでもできます。

りんごなどは、そのまま切ってポットに入れてもいいですし、よーく洗い、むいた皮だけで作ることもあります。皮だけでも、充分おいしいフレッシュアップルティーができますよ。

フルーツを切ったり皮をむいたり面倒なときは、スーパーの乾物コーナーにある「ミックスドライフルーツ」(干したぶどうやクランベリー、パインやグリーンレーズンが入ったもの)をティーバッグと一緒にポットに入れて作る“ドライフルーツティー”も簡単でおすすめです。

NYの冬の味、ホットアップルタイザーをアレンジ

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NYで飲まれている「ホットアップルサイダー」は、発酵したりんごジュースのことで炭酸は含まれていません。でも、私が作る「ホットアップルサイダー」は炭酸を使います。名前を拝借しただけなんですが、片手鍋などにアップルジュース100cc、無糖の炭酸100cc、しょうがのスライスを入れて火にかけます。

沸騰したら火から下ろし、好みの量のはちみつを加えるだけ。シナモンを振ってもいいですし、すり下ろしたりんごを加えてもいいですよ。
しょうがとはちみつが入っているので、風邪の引きはじめなんかにもよく作っては飲んでいます。

また、寒い日にはりんごジュースにシナモンスティックや八角、クローブなどを入れて温めた「ホットアップルジュース」を飲むことも。
炭酸がまだ飲めない下の子(小学2年生)もこれなら飲めます。

“ヴァン・ショー”も自分で作ればお安く!

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12月、都心の飲み屋さんやワインバー、クリスマスマーケットで売られているヴァン・ショー(ホットワイン)。

1杯600円くらいするので、つい「高ッ!」と思ってしまい、手が出ません。寒い外で飲むヴァン・ショー、最高なのですが……。だから私はいつも家で楽しんでいます。

家ならお安くできますからね!

自家製ヴァン・ショー

<材料>

赤ワイン 200cc

シナモンスティック 1本

プルーン 1粒

クミンパウダー 2振り

はちみつ、またはオリゴ糖 適量

 

<作り方>

(1)片手鍋にはちみつ以外の材料を入れ、火にかける。

(2)沸騰したら弱火に落とし、3~5分煮込む。

(3)マグに注ぎ、はちみつを好みの量入れる。

寒い日は、外から帰ってきたら急いでこれを作ります。飲めば冷え切った身体があったまる~! 次の日が休みのときなどは、夜、テレビを見ながらゆっくり飲むこともあります。

安いワインでもおいしくできますし、飲み残してしまったボジョレー・ヌーヴォーをヴァン・ショーにアレンジすることも。
そしてこの赤ワインを吸ったプルーンが最後、おいしいんですね!
ぜひ味わってみてください。

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