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夏こそ飲みたい!栄養ドリンク「甘酒」を自分で作ってみよう【恋する発酵食品シリーズ・甘酒の巻♯3】

栄養価のあるドリンクとして、今、大注目の甘酒。大きなコーナーを設けているスーパーマーケットもありますよね。
さて、そんな甘酒ですが、飲み続けないと意味がありません。とはいえ、毎日飲むとなると買い続けなければならないし……。

でもこれはなかなかの痛い出費。そこで自分で作ってみませんか?

甘酒生活を続けたい!でも……

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繰り返しになりますが、甘酒生活5年目の中田ぷうです。

甘酒の巻#1でもお伝えしましたが、甘酒を飲むようになってから疲れが残らなくなり、かつ大きな風邪をひかなくなりました。だからこそ「甘酒を続けたい!」と思ったのですが、わが家は4人家族。家族全員に甘酒をとらせようとなると相当量が必要ですし、買ってもあっという間になくなります。

甘酒生活を始めた頃は、大容量タイプ1リットルで約600円の甘酒を買っていたのですが、飲んだり料理に使ったりしていると2~3日くらいでなくなってしまうんですね。

となると少なく見積もっても1週間で約2本の消費として、かかる料金は1,200円。1カ月にすると甘酒だけで4,800円!

こうなると甘酒ごときと言ってはなんですが(笑)、1カ月の食費の中で5,000円近くも甘酒だけに取られるのはなかなか厳しいものがありました。

甘酒、作っちゃう!?

そんなことを、編集者として担当しているお料理の先生や料理上手な友達に話すと「甘酒なんか簡単に作れるから自分で作っちゃいなよ~」と言われました。

甘酒は炊飯器や保温水筒を作れるから簡単だよ、と。でも調べてみると結構、面倒くさい……。何しろ私は料理スキルが猛烈に低い女……せん切りもみじん切りもできないし、揚げ物もしないというものぐさぶり。

もち米をひと晩浸水させて、温度計でちょくちょく測って作る甘酒なんて、作り続ける自信、まったくありません!

そもそも料理用の温度計なんて、はるか昔に壊してしまい、以来持っていません。
で、また振り出しに戻ったわけですが、そんなとき知ったのがヨーグルトメーカーでした。

【甘酒の巻:これまでの記事をチェック

今年は夏バテ知らず!「甘酒」が体にいいのはナゼ?【恋する発酵食品シリーズ・甘酒の巻♯1】
夏バテ気味の体に!「甘酒」を料理に使って楽しもう【恋する発酵食品シリーズ・甘酒の巻♯2】

ヨーグルトメーカーさえあれば簡単!

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私が教えてもらったのは、約9,000円の「タニカ電器」のヨーグルトメーカー。実際使っている人が、

「9,000円~1万円近くするから、最初の出費は痛いけれど、これは甘酒だけじゃなく、いろんな発酵食品作れるから発酵生活を毎日続けたい人にはいいと思うよ」と言われ、購入を決意!したところ、偶然にもプレゼントでいただいたんですね。

そこでさっそく甘酒作りに挑戦!面倒なものもことも全部省き、材料は米麹と水だけ。麹もとくにこだわりはなく、生でも乾燥でもどちらでも。そのとき手に入るものを使っています。ヨーグルトメーカーの内容器にほぐした米麹200gと水500mlを入れて軽くかき混ぜ、ふたをして、温度は60度・タイマーは8~10時間セットすればOK

(私は米麹ができるだけとろとろにやわらかくなったのが好きですし、料理に使いやすいので10時間ヨーグルトメーカーにかけています)。

あとは出来上がりを待つだけです。10時間後、ちゃんと自家製甘酒ができました。

米麹と水だけで作ったシンプルな甘酒は市販のものに比べて超濃厚! それだけに少量でおなかにたまる。

確かに最初の1万円近い出費は痛いのですが、ヨーグルトメーカーがあることで作る手間は大幅軽減されたし、何しろ“甘酒経費”のかかりっぷりが全然違う!

市販されている米麹は約300円~600円。

一見、500~600円クラスの高い米麹を使うと、「え!? じゃあ結局甘酒1リットルに500~600円かかるんだったら、買っても作っても変わらないじゃない!?」と思うのですが、家で作る甘酒は米麹と水だけで作っているので超濃厚! 市販のものよりも少量で満足感が得られるんですね。

これは作ってみて、初めて気づいた発見でした! 市販のものは、やはり飲みやすくしているんでしょうね。薄いので、つい料理などには多量に使ってしまうんです。その点、家で作った甘酒を1リットル消費するってなかなかの“労力”がいるんです(笑)。

最初は、私も「ヨーグルトメーカーなんて、うち、あんまりヨーグルト食べないし、甘酒作る以外に何か使えるのかしら?」と不安でしたが、

こうした多機能なヨーグルトメーカーは、塩麹やしょうゆ麹も作れるので、買って正解!
ほこりをかぶることなく、日々活躍してくれています。

ですから、もし甘酒生活を続けたい!という確固たる決意になったら、ぜひ多機能ヨーグルトメーカーを買って、自分で作ることをおすすめします!

 

3回にわたってお伝えしてきた甘酒の巻。夏の疲れも、ぜひ甘酒で癒してくださいね。

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