子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

「おでんの残り汁」は万能のお出汁!主婦501人に聞いた残り汁のアレンジレシピ集

たまご、大根、こんにゃく、練り物、牛すじ……。寒い季節のおでんってたまりませんよね。けれど、ついついたくさん作りすぎてしまい、おでんの汁が余ってしまうことありませんか? いろいろな素材のうま味が詰まったこの残り汁、ただ捨ててしまうのはちょっと惜しい気がします。

そこで今回『kufura』では、501人の主婦のみなさんに「おでんの残り汁」のアレンジレシピを教えていただきました。翌日以降も絶品ごはんに早変わりするレシピをさっそくご紹介します。

うどん・そば

null

「鍋の〆のようにうどん投入。さらに天かすとネギでボリューム増します」(48歳/総務・人事・事務)

「うどんを煮込んで素うどんで食べます」(22歳/学生・フリーター)

「次の日の天ぷらうどん」(35歳/主婦)

「煮込みうどん。余計な出汁を加えなくても良質な和風出汁風味に出来る」(31歳/その他)

「おでんの残り汁で納豆温玉うどん。残り汁でうどんを茹でて、器に納豆を入れておき、そこにうどんを入れて最後に温泉たまご。出汁がきいててとても美味しいです」(20歳/学生・フリーター)

「うどんとワカメ、さつま揚げを加えてかけうどん」」(38歳/その他)

「残り汁でうどんを煮込み、ちくわ、ワカメ、とろろ昆布などをお好みで添える」(35歳/その他)

「お蕎麦を入れる」(54歳/企画・マーケティング)

「お蕎麦の出汁にします。いろんな味が出て美味しいです」(45歳/その他)

多かった回答のひとつが「うどん」「そば」。好きなものを入れるだけで、朝食にもランチにもなるメニューです。おでんを食べすぎてしまってお腹がもたれているときは「素うどん」に、ガッツリ食べたいときは「天ぷらうどん」に、とそのときの気分に合わせて変えられるのもいいですよね。

うどん・そばだけじゃない!アレンジ麺メニュー

null

「ちゃんぽん麺と山盛りキャベツを煮込んで食べるのが好きです」(41歳/その他)

「パスタにかけてスープスパ」(39歳/その他)

和風な味に飽きてしまったら、中華風や洋風な麺を投入するこんなアレンジもGOODです!

雑炊・リゾット

null

「ありきたりかもしれませんが、おでんの汁の雑炊は美味しいです。野菜や練り物のだしが滲み出ているので、具材を入れなくても絶品です」(33歳/広報・宣伝)

「だしが出ているので、鮭や卵で雑炊。だし汁に鮭と卵が非常に相性良くとてもおいしいです」(51歳/その他)

「しょうがとご飯と溶き卵を入れて、雑炊にすると胃にも優しくて美味しい」(37歳/主婦)

「リゾット」(57歳/金融関係)

「ご飯とチーズを鍋で一緒に温めて、和風リゾットを作る。優しい味のリゾットができます」(20歳/学生・フリーター)

「雑炊」や「リゾット」も多かった回答です。おでんの残り汁にちょっと手を加えて、簡単時短ごはんの出来上がり! 寒い日の朝ごはんに食べると身体があったまりそうです。チーズをのせてリゾット風にするという回答も意外と多くみられました。味に変化をつけたい人は試してみてくださいね。

炊き込みごはん

null

「炊き込みご飯。味が染みて美味しい」(29歳/総務・人事・事務)

「炊き込みご飯でキノコなどいれても良い」(28歳/その他)

「炊き込みご飯。こんにゃくとかはそのまま利用する」(43歳/総務・人事・事務)

「うちもたきこみごはんです。ちくわ、揚げ、とりにく、こんにゃくなどがのこっていたらそれを小さく切っていれるとすごく時短でできるし味が染みておいしい」(52歳/主婦)

余った汁は、「炊き込みごはん」にするのもおすすめ。おでんの残った具材を小さく刻んで活用したり、王道の鶏肉や油揚げなどを入れるのもいいですよね。また、秋はきのこ、冬は鱈など、旬の食材を足すとさらに季節が感じられるメニューになりますよ。

丼もの

null

「とり肉と玉ねぎか長ネギを煮て卵でとじると味わい深い親子丼に」(47歳/主婦)

「玉ねぎ等を加えて親子丼」(24歳/その他)

「汁を使い牛肉を煮詰めて牛丼にします。トッピングは卵」(52歳/その他)

「親子丼やかつ丼の出汁として使う」(43歳/主婦)

「残り汁でもめん豆腐1丁をじっくり甘辛く煮込む。それをご飯に乗せて食べます。『とうめし』という名前らしいです」(41歳/主婦)

「とうめし」は某おでん人気店の看板メニューとしても有名な一品なんですよね。「親子丼」や「カツ丼」は子どもにも人気で、夕飯として使えそうです。おいしくてお腹いっぱいになる「丼もの」は、やっぱり心強い主婦の味方ですね!

汁もの

null

「お味噌汁」(34歳/総務・人事・事務)

「お吸い物!お豆腐を入れて寒い日に食べたい」(33歳/総務・人事・事務)

「タマゴスープ」(48歳/主婦)

「味噌を足して具材も足して味噌汁。出汁がきいて、心も体も温まります」(32歳/主婦)

「おでんの具材から出たうまみを活かしてけんちん汁に」(50歳/営業・販売)

「大根などを足してスープのようにする」(36歳/デザイン関係)

「三つ葉などを入れて、そのまま出し汁として飲みます」(38歳/広報・宣伝)

「豚汁に混ぜたり」(57歳/その他)

「具材を足してスープにリメイク、和風でも中華風でも可能」(47歳/その他)

残り汁がそのまま使える「汁もの」もアレンジしてバリエーションが楽しめそう。定番の味噌汁に使えば、いつもより深い味わいが出ます。卵や三つ葉を入れるだけでお吸い物が手軽にできるのもいいですよね。

カレー・カレーうどん

null

「カレーに混ぜると和風っぽくなってイケます」(36歳/その他)

「カレーを作るとき、水の代わりに入れて煮込みます。足りない分は水を入れます。おでんの美味しさが加わって味に深みがある和風カレーになります」(34歳/主婦)

「出汁が効いているので、野菜の煮込みやシチュー・カレーの水に使用。深みが出ます」(42歳/その他)

「カレーうどん」(42歳/会社経営・役員)

「カレールーを入れてカレーうどんの汁を作ります。色んな具から出汁が出ているので、美味しい汁になります」(45歳/主婦)

「カレールーを入れ溶かして、水溶き片栗粉でとろみをつける。別茹でしたうどんを加えてカレーうどんに」(35歳/主婦)

「カレーうどんの出し汁に使う。カレー味薄めにすると、出し汁の味わいが楽しめてとても美味しい」(39歳/その他)

「カレー」「カレーうどん」も人気の回答でした。たしかにお蕎麦屋さんのカレーうどんが美味しいように、美味しい和風だしが入ることで家庭でも本格的なカレーが作れそうです。おでんの翌日に、カレーが出てきたら家族も喜ぶこと間違いなしでしょう。

茶碗蒸し

null

「茶碗蒸し。おでんを普通に食べるよりダシを感じることができて美味しい」(27歳/営業・販売)

「茶碗蒸しを良くします。手間が減るのでリメイクしやすい」(31歳/主婦)

「茶碗蒸し」(22歳/学生・フリーター)

「茶碗蒸しにします!美味しいです!」(25歳/総務・人事・事務)

「卵とそれで茶碗蒸しに……とっても優しい味わい」(26歳/その他)

「茶碗蒸しにすると味わい深いものができます」(43歳/その他)

地味に工程が多い「茶碗蒸し」の作る手間が減るのは、嬉しいかぎりです。しかも、茶碗蒸しは使う出汁の量も多いので、おでんの残り汁が一気に消費できそう。おでんのときよりだしが活きてくる感じもいいですね!

だし巻き玉子

null

「おでんの残り汁でだし巻き卵。残り汁と卵を合わせて焼けば、手軽に作れるし美味しいです」(36歳/主婦)

「汁が濃いとダメですが卵に加えてだし巻き卵」(41歳/主婦)

「出汁巻き卵。おでんの優しい味と汁に出た野菜の旨味が味わえます」(34/主婦)

「卵と混ぜて出汁巻き玉子にする。いいダシが出ているから間違いなく美味い」(50歳/その他)

具材のだしがよく出ているおでんの残り汁を「だし巻き玉子」に加えると、まろやかな旨味が出そうです。おでんの翌日はただの玉子焼きにするのなら、だし巻きにしちゃいましょう!

煮物・煮浸し

null

「肉豆腐」(39歳/主婦)

「鶏の足煮」(38歳/その他)

「おでんの残り汁で、おから炊きます」(34歳/主婦)

「再びそこにすじ肉と大根を入れて炊くと、家族が皆喜んで食べます」(51歳/その他)

「肉じゃが」(41歳/主婦)

「切り干し大根を入れる。ほとんど味付けをしなくても美味しい」(39歳/主婦)

「たこと大根の煮物に使うと美味しい」(28歳/総務・人事・事務)

「煮浸し」(48歳/その他)

「残り汁を蒸野菜にひたす」(37歳/主婦)

和食の定番「煮物・煮浸し」もだしがあれば、お手軽にできそう。メインになる「肉じゃが」から、副菜の「おから」「切り干し大根」など、幅広いメニューが楽しめます。美味しい煮物が食卓に並ぶと幸せな気持ちになりますよね。

null

「鍋のつゆにする。おでんのだしがとてもおいしい」(42歳/総務・人事・事務)

「そのまま肉団子鍋にします。鶏肉で肉団子を作ると、おでんのお出汁と鶏のだしがあわさって、いい味になります」(40歳/その他)

「そのまま鍋の出汁にしてしまう!!」(42歳/コンサルタント)

「キムチの素をたして、チゲ鍋風にアレンジする」」(31歳/デザイン関係)

寒い冬によくする「鍋」も、おでんの残り汁で簡単にできます。味変したいなら、キムチ鍋やトマト鍋などもおすすめです。

お好み焼き

null

「お好み焼きの生地に入れる」(59歳/主婦)

「小麦粉と卵を加えてお好み焼きの生地に。残り汁に合わせて粉の量を調整できる上、生地が味わい深くなります」(29歳/総務・人事・事務)

「お好み焼きの出汁にする」(59歳/その他)

「お好み焼き」(39歳/主婦)

「お好み焼き」にだしを入れると美味しいのはわかっていますが、普段作るときは結構な手間になってしまいますよね。そんなときこそ、とっておいたおでんの残り汁の出番! 楽して、味わい深いお好み焼きが出来上がります。

 

いかがでしたか? アンケートでは「おでんの汁があまることがない」という意見もありましたが、次の日に時短でこんな美味しそうなメニューができるなら、ちょっと多めにおでんつゆを作っておくのもいいかもしれません。「今日もまたおでん……」と家族から不満の声が上がらないよう、ぜひご紹介したアレンジレシピを試してみてくださいね。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載