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新鮮さの見分け方は?さやいんげんの長持ち保存方法…選び方のコツから冷凍保存の仕方まで

ごま和えや煮物、炒め物など、いろいろな料理に使える「さやいんげん」は、家にストックしておくと便利な食材です。ですが、意外とすぐに傷んでしまったり、しんなりしてしまうなど、家庭で上手に保存をするが難しい野菜でもあります。

そこで今回も、食品保存のスペシャリストである料理研究家・食品保存アドバイザーの島本美由紀さんに、長持ちさせるための「正しい保存方法」をレクチャーしてもらいます。


こんにちは、島本美由紀です。連載65回目は「さやいんげん」。成長が早く年に3度収穫できることから「さんどまめ」と呼ばれたり、そのまま「いんげん」と呼ばれることもあります。さやごと食べられるので栄養価が高く、鮮やかなグリーンが煮物や炒め物などの彩りにも使えて便利。シャキシャキ感を保ちながら上手に保存をしていきましょう。

美味しいさやいんげんの選び方

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さやいんげん 選び方

さやいんげんは全体に濃い緑色をしていて、みずみずしく肉厚で、中の豆の形がはっきり出ていないものを選びましょう。太さが均一で、細めのものがおすすめです。先がピンと尖っていて、曲げたときにポキッと簡単に折れるものが新鮮ですが、店頭では折ることができないので、見た目で選ぶようにしてください。

さやいんげんの冷蔵保存の仕方

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さやいんげんは、収穫後も呼吸が盛んに行われています。そのため、常温保存では劣化がどんどん進んでしまうので、必ず冷蔵庫で保存するようにしてください。

・立てた状態で保存する

さやいんげん 冷蔵保存

キッチンペーパーの上にさやいんげんの向きをそろえて置き、キッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れます。ヘタが上を向くようにして、ポリ袋ごとグラスに立てて野菜室で保存しましょう。グラスではなく、半分に切ったペットボトルなどに立てて保存してもOKです。

さやいんげんの冷凍保存の仕方

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さやいんげんは、生のまま冷凍保存することが可能です。使いたい分だけ取り出すことができるので、料理にちょっと彩りを添えたいときなどにすぐに使えて便利です。

・そのまま丸ごと保存

さやいんげんは、ヘタ付きのまま丸ごと冷凍することができます。カットしていないので切り口からの劣化も少なく、凍ったままでも簡単に折ったり、好きな大きさに包丁で切って使用することができるので便利です。

・レンジ解凍もしくは凍ったまま調理を

使用する際は、凍ったまま炒め物や煮物、揚げ物など加熱調理をしましょう。解凍するだけなら、自然解凍や電子レンジ解凍でOK。茹でずにそのまま軽く水けを絞るだけで、和え物などに使うことができます。

さやいんげん 冷凍保存

さやいんげんの保存期間の目安

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ご紹介した方法で上手に保存をすることにより、冷蔵でも冷凍でも、鮮度をしっかりキープしたまま長持ちさせることができます。

・冷蔵保存の場合の目安

キッチンペーパーといっしょにポリ袋に入れて、立てた状態で野菜室で保存した場合は、約10日間保存が可能です。

・冷凍保存の場合の目安

冷凍保存なら約1カ月間、長持ちさせることができます。

ラクワザ!バラバラにならないさやいんげんの天ぷらの作り方

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さやいんげん 天ぷら 作り方

甘味のあるさやいんげんは天ぷらにしても美味。1本ずつ衣をつけて揚げてもいいですが、数本まとめて揚げたほうが食べ応えがあります。ただ、まとめて揚げる場合はバラバラになりやすいため、油の中では箸でしばらく押さえておく必要があるためちょっと面倒ですよね。

そこで今回は、絶対バラバラにならないさやいんげんの天ぷらの作り方をご紹介していきます。

・ちくわを使えばバラけず簡単!

さやいんげんを数本まとめて天ぷらにする際は、“ちくわ”を活用しましょう。ちくわを1cm幅にカットし、その輪の中にさやいんげんを3~4本入れて束ねます。そのまま衣をつけて揚げれば、ボリュームたっぷりのさやいんげんの天ぷらが完成! 油の中でバラけないので、天ぷらが簡単に作れるだけでなく、ちくわの甘味で美味しさもアップします。そのまま食べてももちろん、おそばやうどんにのせても美味しくいただけますよ。

いかがでしたか? 甘くて柔らかいさやいんげんは、煮物や炒め物、和え物など、いろいろな料理に使えて便利。冷蔵でも冷凍でも正しい方法で保存をすれば、きちんと長持ちさせることができます。さやいんげんを上手に保存して、旬の美味しさをしっかりと味わいましょう。ちくわを使った天ぷらもぜひ試してみてくださいね。

【参考】
島本美由紀(2015)『もっと野菜を!生のままベジ冷凍』(小学館)

島本美由紀(2015)『ひと目でわかる!食品保存事典』(講談社)

構成・文/土田奈々子

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