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【20・30代編】マッチングアプリの利用経験者は約3人に1人!実際に「アプリ婚」を叶えたという人も

恋人との出会い方のひとつとして定着しつつある「マッチングアプリ」。コロナ禍において、リアルな出会いの機会が少なくなったことも利用者の増加を後押ししているようです。とはいえ、まだまだ利用に抵抗感がある人もいるのではないでしょうか。

そこで今回『kufura』では、20・30代の男女217人を対象に「マッチングアプリ」に関するアンケート調査を実施しました。

約3人に1人がマッチングアプリを利用したことがある

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まず、これまでにマッチングアプリを利用したことがあるかについては、「ある」と回答した人は約3割、「ない」と回答した人は7割弱という結果となりました。

【マッチングアプリを使ったことはありますか?】

ある・・・69票(31.8%)

ない・・・147票(67.7%)

存在を知らない・・・1票(0.5%)

約3人に1人がマッチングアプリの利用経験があることが分かりました。やはり最近では出会いの主流となりつつあるようです。

「隙間時間に出会いを探せるのがいい」という声も。

アプリ上での出会いにポジティブな20・30代

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続いて、マッチングアプリで異性と出会うことについてどのように思っているか聞いてみました。

【マッチングアプリでの「出会い」、どう思いますか?】

全く問題ない・・・65票(30.0%)

自分はやらないが、良いと思う・・・64票(29.5%)

抵抗がある・・・62票(28.6%)

やってみたい気がしている・・・14票(6.5%)

一度やってみて、後悔している・・・10票(4.6%)

その他・・・2票(0.9%)

「全く問題ない」「自分はやらないが、良いと思う」を合わせると、半数以上がマッチングアプリでの出会いを肯定的に捉えているようです。アンケートに寄せられたコメントをご紹介します。

「お互いの恋愛や結婚などへの熱量や価値観がすり合わせできるのであればよい方法だと思います」(35歳女性/主婦)

「出会いが少ない昨今、それで出会って結婚できるのであれば大いにありです」(34歳男性/研究・開発)

「マッチングアプリの出会いは主流になっていると思う。今、アプリで出会った人とお付き合いしています」(28歳女性/総務・人事・事務)

普通に生活しているだけでは出会えなかった人と出会えたり、どこにいても出会いを探すことができるというのは、マッチングアプリを利用するメリットですね。効率的に出会うことができる点、出会いの多様性を支持する声などがありました。

一方、「抵抗がある」を選んだ人は約3割と、ネガティブな印象を持つ人も一定数いることが分かります。「サクラが多そう」(38歳男性/金融関係)といった意見をはじめ、以下のような心配をする人が多くいました。

「アプリ上でやり取りはできても、実際に会うことはほぼない。連絡が途絶えたり、写真が加工されているのか会ってみてもイメージと違うことがあった」(29歳女性/学生・フリーター)

「詐欺や軽い付き合いを望んでる人が紛れている印象があり、見分ける自信がなく怖いです」(38歳女性/その他)

「友人が利用しているが結局いい出会いには繋がっていない」(35歳女性/主婦)

手軽に利用できる反面、真剣に相手を探している人なのか、遊び目的なのか判断できないのではないかと不安になる気持ちが伝わってきます。犯罪に発展する可能性を心配する声もありました。

また、回答のなかには「一度試してみたいが勇気がない」(37歳男性/営業・販売)といった、気になるけれど一歩が踏み出せないという人や、「マッチングアプリをしてる人と付き合って結婚……となった時に、アプリを消してくれるか心配」(24歳女性/営業・販売)など、出会った後のことを不安視する人もいました。

マッチングアプリは数多く存在し、料金やサービス内容、会員数などさまざまなので、心配な人は納得できるまでしっかり吟味するのが良さそうです。

話題の「アプリ婚」どう思いますか?

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近頃はマッチングアプリでの出会いをきっかけに“アプリ婚”をしたという話もよく耳にします。そこで、マッチングアプリで出会った人との「結婚」についてどう思うかも聞いてみました。

【マッチングアプリで出会った人との「結婚」、どう思いますか?】

全く問題ない・・・84票(38.7%)

ちょっと気になる・・・50票(23.0%)

心配・・・27票(12.4%)

自分ならわからない・・・22票(10.1%)

友人、知人なら良いと思う・・・20票(9.2%)

あり得ない・・・13票(6.0%)

その他・・・1票(0.5%)

最も多かった回答は「全く問題ない」でしたが、「ちょっと気になる」や「心配」「友人、知人なら良いと思う」といった回答を選んだ人の合計は約6割となりました。マッチングアプリでの出会いは、恋愛をスタートするにあたってのひとつの手段として確立したものの、結婚を決めるのには少しブレーキがかかるようです。

しかし、回答者のなかにはマッチングアプリの出会いから結婚へと歩みを進めたという人もいました。

「最初は不安があったが何回か出会ってみて良い勉強にはなった。 良い方と出会えて結婚もできた」(32歳女性/主婦)

「私はマッチングアプリで出会った人と結婚し、現在も仲良く続いてるからいいと思います」(28歳女性/主婦)

「最近友人がマッチングアプリで出会った人と結婚した。出会い方がアプリであるだけで、その後の距離の縮め方には影響しないと思うから、心配はない」(34歳女性/主婦)

実際に“アプリ婚”をした人からは、大切なのは出会い方ではなく、出会ってからの関係の築き方なのだという意見が寄せられました。

マッチングアプリで結婚までたどり着ける人はラッキー、という説も。

マッチングアプリの認知度1位は「Tinder」

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今後、利用者がさらに増えていくことが予想されるマッチングアプリですが、認知度を調査したところ以下の順となりました。

【あなたが知っているマッチングアプリは?】

第1位:Tinder・・・115票(53.0%)

第2位:ゼクシィ縁結び・・・108票(49.8%)

第3位:Pairs・・・104票(47.9%)

第4位:with・・・78票(35.9%)

第5位:Omiai・・・76票(35.0%)

第6位:マッチングアプリをひとつも知らない・・・52票(24.0%)

第7位:マリッシュ・・・16票(7.4%)

第8位:その他・・・12票(5.5%)

第9位:Match・・・10票(4.6%)

第10位:アンジュ・・・6票(2.8%)

(※複数回答で調査)

「Tinder」が53.0%と最も多く、次いで「ゼクシィ縁結び」が49.8%、「Pairs」が47.9%となりました。50・60代を対象とした同調査では「マッチングアプリをひとつも知らない」がトップだったことからも、若い世代でのマッチングアプリの浸透を感じさせる結果となりました。

こんなマッチングサービスがあったらうれしい!

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最後に「今後、どんなマッチングサービスがあると良いと思いますか?」と質問してみました。とにかく安全なものがいい!という声が目立ちましたが、そのほかにも、あったら面白そうなアイディアが数多く集まりました。

「美味しいご飯を知っている人の集まりのアプリがあると登録してみたくなる」(28歳女性/主婦)

「推し活の遠征仲間を探せるもの」(24歳女性/学生・フリーター)

「親子を結ぶ、マッチングアプリ。 引っ込み思案で困っているなどの小さな子ども(乳幼児)と、相性がいい子ども同士が遊ぶ機会やコミュニケーションが取れたらいいですよね。親もママ友ができたらいいですよね」(38歳女性/主婦)

「コンビニスイーツ好きの仲間を探せるコミュニティー」(36歳女性/総務・人事・事務)

「異性だけでなく同じ趣味を持つ同性を探せるもの」(25歳女性/その他)

「バイキングやツアー旅行など人数がいると安くなるもの。個人対個人でなくゆるく趣味で繋がりつつオフ会のように会えるもの」(33歳女性/技術職)

ニッチなカテゴリーかもしれませんが、実際にあったら楽しそうですよね。趣味が同じ人や、同性の気が合う人と出会えるサービスが欲しいという声もたくさんありました。

ぼっちじゃ寂しい時もあるから、推し活仲間のマッチングがあるといいですよね。

マッチングアプリは少し前までは“出会い系”のようなイメージがありましたが、今では恋人を見つけるためのメジャーなツールとして支持されていることが分かりました。どのような出会い方でも、相手を見極め、その後どうしていくかは自分次第です。トラブルに気をつけて、アプリを上手く使っていきたいですね。

ナカムラミカ
ナカムラミカ

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。

 

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