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失敗例を知っておけば自分の家づくりにいかせる!「2軒目の注文住宅」どんな見落としがあった?

家を自分たちで作り上げていくのは楽しい一方で、失敗も多いのが現実です。1軒目を経て2軒目を建てたのに、それでも失敗点はでてきます……。「理想の家は3軒目で叶う」と言われているのも納得です。
今回は「2軒建てたのに失敗」したポイントをお伝えしていきます。

2軒目で失敗…基本を見落とした話

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前編では1軒目の失敗を生かして改善した点をお伝えしましたが、2軒目ではそこに注力するあまりに家づくりの基本を抜け落とすという失態をやらかしました。自分のやりたいことばかりに気を取られていると、大事なことを見落とすことがあるので要注意です。

失敗1:バルコニーの日当たりを考えていなかった

今の家は東南角地に位置しており、日当たり良好な間取り……のはずでした。しかし居住空間を広げて廊下を小さくしようとしたあまりに、バルコニーの日当たりを考慮しない作りとなってしまっていたのです。

南面全体にバルコニーを配置すれば、朝からお布団や洗濯物に日が当たっていたはずだったのに、南西にバルコニーを配置したおかげで朝イチの太陽の恩恵を受けられなくなってしまいました。

幸いなことに1階にも物干しできるスペースは作っていたので、そこであれば朝日を受けることはできます。それでも2階ほど日当たりは良くないので、やっぱり2階のバルコニーに朝イチで日が当たらないのは後悔しかありません。

注文住宅は自由に間取りを考えられるのが魅力ですが、建売住宅はプロの設計士が作っているだけあって、基本がきちんと押さえられています。

失敗2:玄関からお風呂場が見える

子どもが3人いるので、玄関から帰ってきたら洗面所やお風呂に直行できるような間取りにしました。具体的には、玄関を開けてまっすぐ奥が洗面所とお風呂になっています。しかしこれだと、玄関を開けたときにお風呂場が見えてしまうのです。

洗面所に入る扉はあるので閉めておけば問題はないのですが、宅配便などが来た際には、毎回洗面所の扉が閉まっているか目視で確認。少々気を使うポイントとなっていることは間違いありません。

失敗3:玄関の位置

今の家は30数軒の分譲地で、新築住宅が立ち並びます。その中で角地に位置するわが家は、東側は交通量がそこそこ多い車道、南側は分譲地の道路となっています。分譲地の道路は公道ではあるものの、基本的に分譲地に住む人の車くらいしか通りません。そのため分譲地側の道路の方が安全なのですが、わが家は交通量のある東側に玄関を配置しました。

玄関の位置については建てる際に迷ったのですが、東側にしたのには2つの理由があります。1つ目は日当たりのいい南側に玄関をもってくるのがもったいなく感じたこと、2つ目に隣人トラブルに巻き込まれた経験からでした。もしまた近所の人と揉め事が発生したら、顔を合わせるのも嫌になってしまうため、玄関を分譲地側に向けるのが怖かったのです。

結果として玄関の前が交通量のある道路となってしまい、小さい子どものいるわが家としては、急に飛び出したりしないかと心配してしまいます。これは子どもが小さいうちは、心配事としてしばらく続きそうです。ちなみにご近所はいい人ばかりで、完全に杞憂でした……。

3軒目があるなら…こうしたい!

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さすがに3軒も建てないだろうとは思いつつ、理想の家が建つと言われている3軒目を妄想はしてしまいます。1軒目、2軒目を建てて居住したことを踏まえて、新たに建てるなら押さえておきたいポイントです。

お金をかければさまざまなことができるかと思いますが、そうではなくここでは現実的な範囲で家づくりを考えます。

玄関土間の設置

1軒目では居住空間確保のために玄関が狭く、靴を並べるスペースや玄関収納も最低限のサイズでした。

そこで2軒目は、玄関横にシューズインクローゼット(以下、シュークロ)を設けました。シュークロにはアウターや防災備蓄品、キャンプ小物などを置いているのですが、半畳ほどのサイズなので冬はアウターでいっぱい、結果として使い勝手の悪い状態となっています。

シュークロを広めにとるのもいいのですが、靴を脱ぐスペースと別空間にしたことで「靴はここ、アウターはここ」と作業が分断されているため、いっそのこと土間にして一続きの玄関土間にする方が、効率がいいのではないかと思うのです。

家に帰ってきたら、玄関土間で脱いだアウターをハンガーやフックにかけ、靴を脱いで家に入る。導線として、とてもスムーズですよね。

LDKは1階

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LDK1階というのは当然だと思う方もいるでしょうが、都心部は土地が狭く隣の家との距離が近いため、日当たりの面から2階にLDKのあるお宅も多いのです。実際に1軒目は2階がLDKで、買い物の荷物や生協から届いたものを2階まで運んでいました。

今は1階がLDKでそういった手間がないのと、これから年齢を重ねることを考えると、やはりLDK1階であることにこだわりたいです。そのため土地を選ぶときには、1階に日の当たる場所を選ぼうと思います。ちなみに欲を言えば、平家がいいですね。

コンセントを多めに

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コンセントは多めくらいがちょうどいいです。家具・家電の配置を考えてつけたつもりでも、「なんでここにつけなかったんだろう?」は新築あるあるでしょう。今の家でもキッチンやリビングにコンセントはあるものの、どちらも電源タップを利用してギリギリ間に合っているくらいです。電源タップは見た目としてもスマートではないので、コンセントを多めにつけておけばよかったなぁと思っています。業者さんに頼めば増設はできますが、そこまでしようとも思わないレベルです。

最後に参考までに、家を建てる際に設計士さんからアドバイスをいただいた忘れがちなコンセントの設置位置を共有します。

  • 電動自転車充電のために、玄関コンセントの設置
  • 電気自動車や車内掃除用として、屋外にコンセント設置
  • コードレス掃除機充電のために、収納の中にコンセント設置

また下方に位置しやすいコンセントですが、家具の置き場によっては高い位置の方が使いやすいというケースは多々あります。数や位置など、ストレスのないコンセント設計を考えてみてください。

 

住んでいる様子をイメージしながら作る家づくり。それでもやっぱり、実際に住んでみないとわからないことはたくさんでてきます。

ただ今回のコンセントの件であればコンセントは増設もできますし、家づくりの予算もあるので後からどうにかなるものは住んでみてから考えてみてもいいでしょう。建ててしまってからではどうにもならないものや、大幅に工事が必要になるものを中心に考えることをオススメします。

長期にわたって住むマイホーム、より良い家づくりの参考になれば幸いです。

沖田かへ
沖田かへ

2級建築士、照明コンサルタント、FP、心理カウンセラー資格など所持。2人目出産後、大好きな子どもたちと少しでも長く時間を過ごせるよう、フルタイム勤務からライターに転身。夏はキャンプ、冬はスキーと、家族でアウトドアなライフスタイルを送る。取材記事を中心に、日常生活を今より快適に過ごすためのコラムを発信していきます。

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