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自分へのご褒美に!80歳の料理研究家が愛するホテルメイドのおいしいもの

料理家として65年。御年80歳でありながら、今だ“おいしいもの”や“料理”への探究心は衰え知らずの祐成陽子さん。

連載【祐成陽子さんの、ずっと美味しいモノ】では、祐成さんに私たち普通のママたちが身近に買えるおいしいものを選んでもらいます。第6回目は、自分へのご褒美になるちょっとスペシャルな味をご紹介。11月、そろそろ年末の気配も感じられてきて、心も体も疲れがたまるとき。ときにはちょっといいものを自分にプレゼントしてみませんか? 

元気がないときに、栄養満点の本格コンソメスープを!

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こんにちは。突然ですが、みなさんは、本格的なコンソメスープを作ったこと、ありますか?

牛ひき肉、牛もも肉、鶏がら1羽分。そしてにんじん、セロリに玉ねぎ、卵白……etc、材料も多いですし、さらには煮る時間だけでもトータル5~6時間! 漉したりもしなければなりませんから、面倒ったらありません。

そう、コンソメスープを自分で作るとなると大変なんですね。
でも、肉と野菜のうまみが凝縮されたとても栄養のあるスープなんです。そこで私は風邪をひいたときや疲れて食欲がないとき用に、「帝国ホテル」のコンソメスープ(650円)をストックしています。

あたためてパセリやクルトンを散らして飲んでもおいしいですし、冷蔵庫に入れてゼリー状になったものをスプーンですくっていただくのもおいしいんですよ。

水分と栄養を1度に取れますから、飲むと元気になれるんです。

夫が胃がんの手術後、すっかり食欲がなくなってしまったときもとても重宝しました。

1缶650円と聞くと高い!と思われるかもしれませんが、作る手間とホテルでいただくことを考えたら(ホテルのレストランで頼んだら650円じゃ済みません。1,000円超えてしまいます!)、こちらの方が断然お得。

これからの季節、ゼリー寄せやテリーヌを作るときも、ちょっと奮発してぜひこのコンソメスープを使ってみてください。市販のコンソメで作るのとは、仕上がりの味が格段に違います。

729層もの「リーフパイ」

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「リーフパイ」と言ったら「銀座ウエスト」と答えが返ってくるくらい有名です。もちろん「銀座ウエスト」のリーフパイも大好きです。

でも、「ホテルニューオータニ」のリーフパイもおいしいんですね。

こちら、ずいぶん前に生徒さんからもらったのですが、「あら、“ウエスト”じゃないリーフパイなんてめずらしい!」と、なんだかとても新鮮で……。

“ウエスト”のものよりも、ちょっと固めで味もこっくりと濃いめ。お砂糖のじゃりじゃり感も強いタイプ。しっかりとした味わいを楽しめます。

しかもパイの層が729層にもなるそうですから(!)食べたときの舌触り・歯ざわりがとてもいいんです。

だから1枚いただくだけで大満足。

私も仕事の合間に食べると元気が出ます。

私もそうでしたが、“ウエスト”じゃないリーフパイというだけで意外性があり、手土産にお渡ししたり、打ち合わせのときにお出ししたりすると「ニューオータニのなんですか? はじめて食べます」と皆さん、喜ばれるんですね。

いつもは手軽に買える5枚入り(1,200円)を買っていますが、今回は売り切れていたので8枚入り(1,900円)を購入しました。

 

疲れたとき、ちょっと甘いものを食べると生き返りますよね。

年末が近づき、お母さんたち、疲れが出るときです。ぜひ“上質な甘いもの”でエネルギーを蓄えてください。

 

※商品は祐成陽子さんが購入したものです。

※商品価格は、税抜きです。


【取材協力】

祐成陽子

祐成陽子クッキングアートセミナー校長。

食べること、作ることへの“好き”が高じて、1965年、主婦の経験を生かし、料理教室をスタート。1987年には、日本初のフードコーディネーター養成学校を設立。輩出した生徒数は4000人超え。卒業生には、タレントで国際薬膳師でもある麻木久仁子さん、人気フードコーディネーターSHIORIさん、料理家のほりえさちこさんなどがいる。

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