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「牧成舎」のチーズともなかアイス【83歳の料理家・祐成陽子さんの、ずっと美味しいモノ】#40

御年83歳でありながら、いまだ“おいしいもの”や“料理”への探究心は衰え知らずの料理家・祐成陽子さん。祐成さんに私たち普通のママたちが身近に買えるおいしいものを選んでいただく【料理家・祐成陽子さんの、ずっと美味しいモノ】の連載。

今月からは夏休みに少しだけ帰省した、夫の実家がある飛騨高山のおいしいものをご紹介。一部は東京でも買えるのでぜひ見つけたら味わってみてくださいね。

大人の素っぴんチーズ1,296円(税込み)

「牧成舎」は岐阜県飛騨に明治30年からある、牛乳屋さん。飛騨でのびのびと育った牛からとれた牛乳はもちろん、チーズやヨーグルトなどさまざまな乳製品を販売しています。去年、人気テレビ番組「マツコの知らない世界」でも、ここの冷凍ピザが取り上げられていましたね。この冷凍ピザに使われているのが、私がおすすめする「大人の素っぴんチーズ」。練る前のモッツァレラを型に入れて水抜きし、熟成させた「牧成舎」オリジナルのチーズ。クセやチーズ特有の匂いがなく、とてもミルキーで食べやすいんです。

このチーズは焼いて食べるのがおすすめ。バゲットなどに薄くスライスした「大人の素っぴんチーズ」をのせ、トースターで溶けるまで焼いてみてください。クセがないので、パンとの相性が良く、しかもそのまま食べるよりも風味やコクが増し、さらにおいしくなるんです。

もちろんサラダやスープに散らしてもいいですし、私は味噌汁に入れるのも好きです。味噌とチーズは相性が良く、入れるとコクが増すだけでなく、満足度も上がります。

デパ地下や「紀ノ国屋」でも買えるアイスもなか

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もなかアイス(バニラ・コーヒー・いちご)378円(税込) ※スーパーマーケット「紀ノ国屋」での購入値段

こちらは有名ですし、東京のデパ地下やスーパーマーケットの「紀ノ国屋」さんでも取り扱いがあるので、ご存じの方も多いかもしれませんね。「牧成舎」はアイスもなかも出していて(商品名は「もなかアイス」です)、これがまたおいしいのです。アイス特有のベタつきがなく、あっさりとしているので、おやつや食後に食べてももたれないんですね。しっかりとした厚みがある“高級アイスもなか”なので、贈り物にもおすすめです。

この「もなかアイス」、温めたトースターで20秒ほど焼いて皮をパリッとさせるとさらにおいしくなるんです。「え! アイスをトースターに!?」と思うかもしれませんが、公式におすすめしている食べ方なんです。

「牧成舎」の乳製品は、クセがなくミルキーな味わいなので、子どもから大人まで誰もが楽しめる味です。都内でも一部手に入りますし。お取り寄せやふるさと納税もやっていますので、興味がある方はぜひHPなどをのぞいてみてくださいね。

※価格は祐成さん購入時のものです


 

祐成陽子

祐成陽子クッキングアートセミナー校長。

食べること、作ることへの“好き”が高じて、1965年、主婦の経験を生かし、料理教室をスタート。1987年には、日本初のフードコーディネーター養成学校を設立。輩出した生徒数は4000人超え。卒業生には、タレントで国際薬膳師でもある麻木久仁子さん、人気フードコーディネーターSHIORIさん、料理家のほりえさちこさんなどがいる。

中田ぷう
中田ぷう

編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram

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