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80歳の料理家が太鼓判を押すロールケーキと焼き菓子。「パティスリー ラ・ヴィ・ドゥース」【祐成陽子さんの、ずっと美味しいモノ】#7

料理家として65年。御年80歳でありながら、今だ“おいしいもの”や“料理”への探究心は衰え知らずの祐成陽子さん。

私たち普通のママたちが身近に買えるおいしいものを選んでいただく連載。

クリスマスに大晦日、12月は何かと人が集まる機会が多い月です。第7回目は、祐成さんが人が集まるときによくお出しするケーキと、手土産にする焼き菓子を教えていただきました。

誰に出しても喜ばれる「パティスリー ラ・ヴィ・ドゥース」のロールケーキ

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自分でケーキショップを開いていたこともあるため、今までさまざまなケーキを食べてきました。しかしやはりショートケーキやシュークリーム、ロールケーキなど“王道”なものこそおいしいとしみじみ思うのです。

そしてこうした“王道のケーキ”というのは、老若男女問わず愛されるんですね。

うちの教室の近くにある『パティスリー ラ・ヴィ・ドゥース』(新宿店。都営新宿線「曙橋」駅近く。横浜店もある)。はじめてお店を訪れたとき、「四谷シュー」なるシュークリームを買ってみたのですが、これが非常に美味しかった。そこでロールケーキ(1,206円)も買ってみたのですが、やはり当たりでした!

洋菓子というのは“使っているバター”ですべてがわかってしまいます。ここ『パティスリー ラ・ヴィ・ドゥース』は食べた瞬間に「あ、きちんとしたバター、いい材料を使っているな」とわかるんです。

良質なバターの香り、弾力がありながらもしっとりとしたやさしい歯ごたえの生地、空気がきちんと入った綿雪のような生クリーム、コクがありながらもしつこくないカスタードクリーム……オーソドックスな味ですが、ひとつ一つきちんと吟味されているため、何度食べても飽きない。

お値段も決して高くありません。

以来すっかり気に入って、何度となく購入しています。

クリスマスにはいちごや生クリームで飾りつけ

スタッフもここのロールケーキが大好きなので、クリスマスやお誕生日のときなど買ってきて、みんなで飾りつけをします。

いちご、生クリーム、粉糖、そして庭からとってきたひいらぎ。たったこれだけですが、クリスマスらしくなるでしょう?

焼き菓子類もおいしい!

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焼き菓子というのはできたてではなく、ある程度、時間が経ってから売られるものですから、まさに“腕が問われる”商品。

私、今までおいしい“レモンケーキ”に会った試しがありませんでしたが、ここのレモンケーキ「ラヴィ・レモン」(216円)は、しっとりとした生地に、レモンコンフィやレモンパウダーが使われ、きちんと酸味も感じられるおいしさ。

ダックワーズ(216円)もとぼけた味ではなくしっかりと香ばしさが感じられ、食べていて飽きません。

ピンク色の「フレーズアマンド」(702円)もきちんといちごパウダーが使われているので、ただただ甘いのではなく、甘酸っぱさを感じられるんです。

これらの焼き菓子は手土産用にしょっちゅう購入しています。

かなり味にうるさい方にお渡ししても、必ずと言っていいほど後日「先生、先日いただいた焼き菓子、ちょっと他とは違いますね。すごくいい素材使っていませんか?」と聞かれます。

それだけに1人でも多くの人に機会があったら食べていただきたいロールケーキとお菓子なんですよ。

 

 

※商品は祐成陽子さんが購入したものです。

※商品価格は、税込みです。

 


【取材協力】

祐成陽子

祐成陽子クッキングアートセミナー校長。

食べること、作ることへの“好き”が高じて、1965年、主婦の経験を生かし、料理教室をスタート。1987年には、日本初のフードコーディネーター養成学校を設立。輩出した生徒数は4000人超え。卒業生には、タレントで国際薬膳師でもある麻木久仁子さん、人気フードコーディネーターSHIORIさん、料理家のほりえさちこさんなどがいる。

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