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寝苦しい夏の夜…何着て寝てる?「夏のパジャマ選び」みんなのこだわりは?

夏本番を迎え、「暑くて眠れない……」という日が増えてきましたね。冷房や扇風機を稼働させておく、窓を開けておくなど、寝る時の環境は人それぞれかと思いますが、寝る時の格好も大切。
そこで『kufura』では、20~50代の女性500人を対象にアンケートを行い、「夏のパジャマ選び」についてのこだわりポイントをうかがってみました。

パジャマ派さんは約4割!

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快適な睡眠をサポートしてくれる“パジャマ”。そもそも、夏にパジャマを着ている人はどのくらいいるのでしょうか?

アンケートの結果、パジャマを着ている人はおそよ4割。全体の半数以上がパジャマ以外を着て寝ていることが分かりました。ちなみに、少数派だった下着で寝ている方の理由は、

「暑さが苦手で、できるだけ布をまといたくないから」(27歳/その他)

「暑いし洗濯が増えるからです」(43歳/主婦)

と、より涼しい格好でいたい、洗濯物を出したくないの2点に集中していました。

パジャマ派さんのこだわりポイントは?

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まず、パジャマ派の方にパジャマ選びで重視しているポイントをうかがいました。

●素材・肌ざわりのよさ

「肌に優しい綿素材のものを選んでいる」(30歳/主婦)

「サッカー生地の肌触りが好きで好んで購入しています」(51歳/主婦)

「サテン生地のものを選んでいます。さらっとした着心地で夏の暑苦しさを感じません。洗ってもすぐに乾くので重宝しています」(34歳/主婦)

「絹のパジャマ着ている」(52歳/その他)

●吸水性、通気性、速乾性

「汗の吸収力がたかいもの」(31歳/総務・人事・事務)

「通気性の良い物を探して毎年買い替えています」(32歳/その他)

「通気性が良く、洗濯してもすぐ乾くものにしています」(43歳/金融関係)

「汗の吸収や洗濯しても早く乾く生地や素材のものを着て、快適にしています」(43歳/主婦)

●涼しさ

「冷感素材を使ったパジャマ」(51歳/主婦)

「汗を吸うと涼しく感じる涼感Tシャツをきてます」(54歳/その他)

●デザイン

「エアコンをつけて寝ることが多いので、長袖長ズボン」(59歳/主婦)

「ボタンで留めるもの。暑すぎたときにすぐ脱げるものにしてます」(20歳/その他)

「襟首がないもの」(37歳/その他)

「お腹を締め付けないワンピースタイプでカップがついたものを着ます」(38歳/出版・マスコミ関係)

最も多く寄せられたこだわりポイントは、素材や肌ざわり。素材では、吸水性の高さからタオル生地などでお馴染みの綿素材が人気でした。サテンや絹など、つるっとした肌ざわりで心地いい素材を選ぶ方もいました。

素材にも紐づく機能としては、吸水性や通気性を重視する声が多数。寝汗をかきやすい夏は、“べたつかなさ”はとても大切なポイントですね。涼感素材・加工のパジャマだと、ひんやり感が得られてより快適に過ごせそうです。

そして、寝冷え対策のために長袖長ズボン、締め付けの少ないワンピースタイプなど、こだわりポイントは“形”という人もいました。

パジャマ以外では何着て寝てる?理由は?

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続いて、パジャマ以外を着ていると回答した人にどのような格好で寝ているのかをうかがったところ、ほとんどの方が「Tシャツ+短パン」と回答しました(一部、マキシ丈ワンピースやスウェットという方も)。その理由を聞いてみると、次の7つが挙げられました。

1:パジャマだと暑い・動きにくいから

「タンクトップに短パン。パジャマは暑い!」(49歳/総務・人事・事務)

「少し古くなったユニクロのTシャツとリラコを着ています。パジャマは素材や首回りなど気をつけて選ばないと夏場は暑い印象もありました」(36歳/その他)

「Tシャツと短パン。パジャマよりも動きやすいので」(38歳/その他)

「Tシャツとハーフパンツ。パジャマより過ごしやすいと感じて以来、そのまま」(37歳/デザイン関係)

“暑い”“動きにくい”という理由から、パジャマをやめて薄着に変えた人は少なくないようです。

2:着なくなった服を有効活用できるから

「部屋着のTシャツとリラコや中学校の半パン。外で着られなくなったような着古したTシャツを使い回しているため。余計な買い物が減る」(27歳/総務・人事・事務)

「ジャージのハーフパンツにTシャツ。特にTシャツはヨレヨレになったのが着心地良くて捨てるに捨てられない。寝るために着るものを買うより、もう外に着ていかないもので着心地の楽なものを着て寝ているから」(49歳/主婦)

洗濯を繰り返した服は、柔らかく着心地がよくなっている場合も。着古してもう外には着ていけないような服でも、着心地がよければ寝間着として十分活用できそうですね。

3:ちょっとした外出・宅急便などに対応できるように

「Tシャツと長ズボン。ゴミだしとか近所のコンビニとかに行けるから」(54歳/主婦)

「膝丈のTシャツ素材のワンピース。子どもが小さく、夕方お風呂に入るので、寝るまでに郵便屋さんや宅配便が来たりした時にそのまま対応できるように」(35歳/その他)

「Tシャツと短パン。短パンは自分で作った薄い布地のもの。日中もその姿で家の中をうろうろするので、パジャマだとベランダなどにも出られずに不便。また、夜中に震災があった場合も、その格好で外に飛び出せる。震災の経験者なので、夜中の服装は気になる」(47歳/主婦)

人に見られても恥ずかしくないワンマイルウェアなら、ゴミ出しや宅急便の受け取りといった場面で便利。また、“災害時に備えて”と回答した人も多く、外に出るのにパジャマだとちょっと心もとない……と考える人が多いことがうかがえました。

4:着替えるのが面倒

「部屋着のTシャツとユニクロのハーフパンツ。寝起きするたびに着替えるのが面倒だから」(48歳/主婦)

「Tシャツと短パンか、半袖のワンピース。朝起きて着替えなくて済むから」(47歳/その他)

家事をするにしても、一日中パジャマ姿のままではいられませんよね。パジャマ⇔部屋着に着替えるのが面倒だと感じる人は、部屋着一択のようです。

5: 洗濯の問題

「部屋着のTシャツ、リラコ。やっぱり洗濯物が増えるから」(49歳/主婦)

「Tシャツとリラコ。Tシャツのほうが洗い替えが沢山あるから」(53歳/主婦)

パジャマがあることで洗濯物が増えるとの声も。たしかに、洗い替えもとなると枚数が必要になりますよね。パジャマより、Tシャツだと洗い替えが用意しやすいというのも分かる気がします。

6:いかにもなデザインが苦手

「部屋着のTシャツとユニクロのリラコ。肌寒い日はエアリズムの羽織るものも着ている。パジャマは堅苦しいイメージがある」(31歳/広報・宣伝)

「Tシャツとハーフパンツ。いかにもパジャマと言う感じがいや」(45歳/その他)

パジャマには様々なデザインがあるものの、襟&ボタンがあって……というスタイルを想像する方が多いのではないでしょうか。いかにもナイトウェアというデザインから敬遠している人もいました。

7:パジャマにお金をかけたくない

「Tシャツと半パン。わざわざ買うとお金がかかるから」(30歳/営業・販売)

「部屋着のTシャツとユニクロのリラコ。パジャマは意外と高いから」(39歳/主婦)

素材やメーカーにこだわると意外とお高いパジャマ。Tシャツなどで代用できるだけに、わざわざお金をかけたくない、という声も。

 

 

以上、アンケートの結果をお届けしました。ナイトウェアとして特化したパジャマを着る人は、快適な眠りのために素材や機能性にこだわる人がほとんどでした。

一方、パジャマ以外を着ている人の理由は多岐にわたっていましたが、スタイルとしてはTシャツ+短パンが多く、とくにズボンではユニクロの人気ルームウェア「リラコ」を挙げる人が目立ちましたね。

もちろん、“夏はこれを着て寝るのが正解”というものはありません。自分が“快適”だと思える格好で、少しでも良質な睡眠がとれるといいですね。

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